表銀座縦走~大天井岳 満天の星空~

 

920日(水)~23日(土)  (記)齋藤米造

 光岳山行が台風18号で中止となり、急遽決まった表銀座縦走山行は日本アルプスを代表する展望コース。天候に恵まれ、またとない至福の山行となった。

 9月21中房温泉 快晴10℃ 6:15出発。

第2ベンチを過ぎる頃から燕岳特有の白い花崗岩が砕けてザラメ状に混じった登山道を行く。こchiba-Sai1.jpgこから第3ベンチまで、早くも両足の筋肉が酸欠状態になり、大天井までたどり着けるか不安がよぎる。10:42燕山荘着。燕岳は山さん一人で往復。

大天井岳へ向けての北アルプス大展望コースは圧巻であった。“何と贅沢な時間だろう”と思わず呟いた。正面に槍・穂高、遠くに立山・剣、鹿島槍の双耳峰も美しい。

1517大天荘着。雷鳥の群れを追いかけながら時間を過ごす。

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大天井岳の夜は快晴。ヘッドランプを点灯して山頂に向かう。ここは満天の星空の世界。前穂の上から天頂に向けて天の川が流れる。大キレットの上にさそり座、その上にへびつかい座が。

9月22 荘厳なアルプスの夜明け。槍・穂高が赤く、モルゲンロートに染まる。

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前日から大天荘に宿泊していた40人程のNHK BS『山女日記』ロケ隊の“本番!”の掛け声を横に聞きながら、6:55出発。

東鎌尾根は、はしごの連続で慎重に進む。ルートはしっかり整備されていて、問題はない。

槍の穂先がグングン近づいてくる。ヒュッテ大槍を過ぎると北鎌尾根の急峻な岩峰群が目前に迫り、しばらくすると槍が岳山荘着14:43。

chiba-Sai2.jpgchiba-sai3.jpg     ガスがかかり始める中、ザックを小屋に置き、槍ヶ岳山頂へ。槍は初めての宮さんも岩肌の感触を楽しみながら、快調に登る。頂上直下85度のはしごを登りきると山頂に出た。

9月23 濃いガスに包まれ、槍の穂先が見えたのはほんの一瞬だった。6:15出発、槍沢を一気に下った。上高地着14:00。

 ちょうど50年前に初めて登ったルート。もう二度とは登れないと諦めていただけに、夢が叶い喜びが湧いてきた。   参加者3名。               

               

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槍沢を下る