環境放射線7 高度変化-宇宙線寄与-

高度変化-宇宙線寄与-

 環境放射線1全測定結果から宇宙線の割合が高く、高度が確定している測定箇所をピックアップしてみました。花崗岩地帯はウラン、トリウムやカリウムが多く含まれていますが火山地帯の溶岩はこれらの含有が少なく、八甲田山で0.0210.028μSv/hと低い値です。富士山の2合目でも0.031μSv/hです。また、湖や高積雪地帯は水による遮蔽効果で大地からの自然放射線が少なく宇宙線成分が大半と考えられます。宇宙線は、高度0mで最も低く、高度が上がると大気による吸収が少なくなるため増加します。よって高度0mから、登山の領域、航空機の領域の測定値をまとめています。高度ゼロメートルの千葉港船上で0.0200.034μSv/hと少し高く、海水成分の影響があると考えられます。湖は、十和田湖400m0.0210.026μSv/hと箱根の芦ノ湖728m0.0090.011μSv/hです。5月の妙高山高谷池ヒュッテ2000m雪上で0.0100.015μSv/h、高度1700mから3776m間は富士山の測定値も使っています。高度7200mは国内の飛行機、10000m以上は国際線に乗った時の測定値です。離着陸の高度は電子機器が使用禁止されているため空白です。国内線東京-博多間の往復便はSS-γスペクトルサ-ベイメ-タで測定、国際便は成田-サンフランシスコ間の往復便はフィールドスペックで測定しています。

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図 高度変化 横軸は高度、縦軸に測定値

縦軸を対数目盛で表示すると直線性で、宇宙線が大気で吸収されていることを示しています。

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図 高度変化 縦軸を対数で表示