⑤県内の山 郡界尾根を歩くの最近のブログ記事

(細尾横根~横根峠~志駒川横断点)                  (記 吉野)

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 細尾横尾集落から取付きを目指すが2万5千の地図で探してもなかなか判かりづらい。幸いなことに最奥の民家の人が親切に入口を教えてくれた。山の斜面は早咲きのスイセンが一杯に咲き誇る。また一方で、山道に沿ってイノシシの罠や電気柵が設置されている。スイセンを踏まないよう、電気柵に触れないよう慎重に登っていく。
 11時過ぎ、前回誤った263ⅿのピーク周辺で正しいルートの特定を開始。これを南下し,途中で188メートルの三角点確認する。、20ⅿのロープを何度も使い、湿ってすべりやすい急斜面を慎重に下降して横根峠に降りる。長狭街道を横断してルートを探しながら約200メートル南に向かい、続いて東北東に向かうがここからは草茫々、たまたま市町境界杭があったのでそれを頼りに400メートル弱進み、最後は道路にコンクリート吹付をた上に出てしまう。それを避けてまたロープを使い何とか降りることができた。ここで志駒川源流域にぶつかり今回の踏査を終了した。

房総の山の厳しさを実感(保田見峠~横根峠) 参加者9名 11月21日(土) (記:吉野)

晩秋となり、いよいよ房総の山の季節がはじまる。千葉支部も房総半島郡界尾根踏査事業を再開した。昨年度は鋸山が東京湾になだれ込む明鐘岬を始点として計4回、富津市(上総)と鋸南町(安房)の境を鋸山、嵯峨山を経て保田見(ぼてみ)峠先まで到達したところ。第5回目にあたる今回は、保田見峠先の瀬高を起点として当面の目標である横根峠、津森山(鴨川市境)に少しでも近づこうというものである。電車が遅れたり、進入に手間取ったりして、踏査開始が昼過ぎとなる。今日のコースはうっそうと茂った雑木の林。樹木をかき分けて進んでいくと突然目の前に木の枝が飛び込んでくる。頭や目を守りながら慎重に滑りやすい斜面の登り降りを繰り返す。樹木の中、ルートは藪でおおわれて判りづらい。

出発から2時間後、ピンクのテープに沿って下っていったところ沢に突き当たってしまう。志駒川上流部の沢の一つと思われる。この下りは正規のコースよりわずか東へ進んでいることが判明。横根峠までは水平距離であとおおよそ1.2キロ。山口リーダーが「何より隊員の安全のため無理をしないで、今日の踏査はここで打ち切って引き返す」ことを決断した。やはり、房総の山は目標となる山がないことに加え、尾根が四方八方に分岐しほんのわずか方向を間違えただけでとんでもないところに出てしまうという厳しさを、今日のコースで改めて認識した。

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嵯峨山(水仙ピーク→嵯峨山→保田見→瀬高)    (記 廣村)

 郡界尾根に初めて参加しました。雨の予報でしたが、曇りのまま、風も穏やかで歩くのには心地良い天候でした。最初に丸太の橋があり「安全のため1人ずつ渡って下さい」との看板。「こんな所はまだ序の口ですよ」と言われ、先が思いやられる。「初心者は前に」と言われ、リーダーの後ろに付いて行くが、息が上がってくる。高橋さんが「遅れると皆に悪いと思って急ぐと最後まで続きません。自分のペースでいいですよ」と声をかけて下さり、助かりました。狭い尾根は一歩踏み外すと谷に落ちてしまいそうな、まるで恐竜の背を渡り歩いている様でした。後方から「きれいですねー、素晴らしい眺めですねー」と周辺の風景に感動されている声が聞こえます。途中の大きな木の幹に触って樹木の精霊と交感している香髙さん。それに比べ、歩くことに精一杯、郡界尾根でなく限界尾根だと思っている私。嵯峨山に着いて昼食。山で食べるフキの天ぷらとリンゴが美味しく、一息つきました。三木さんからここの眺めの由来を教わり、遠い昔に触れ新鮮でした。道にはまだ水仙の花が咲き、満開の頼朝桜や菜の花が美しく、瀬高集落の辺りでは晴れて青空と白い雲のコントラストがとても綺麗で感動でした。初心者の私を加えて下さったリーダーや皆様、心に残る楽しい一日、本当に有難うございました

 

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白狐峠→嵯峨山水仙ピーク登り口     (記 吉野)

保田駅からタクシーに分乗して白狐峠下の岩石採取場跡に向かう。むき出しの岩肌の山々に囲まれた異様な景観だ。最初のピークに取りつくが、急な斜面とバラの棘に阻まれ時間を取られる。風もなくコンデションは良いのだが、一昨日までの雨で道が滑りやすいので全員慎重に進む。昼食をとりしばらく進むと展望が開け、鋸山の向こう遙か遠くに大島や天城山を見ることが出来た。分岐となるピークに着くと、山口リーダーから地図とコンパスを使って自分の進行方向をよく確認し進むよう指示が出された。水仙ピーク登り口に近づくと早咲きの水仙を目当ての登山客と多数行き交う。我々も満開の水仙を楽しみながら下貫沢へ下山した。

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コース:林道口→小鋸山→白狐峠      (記 小澤)

2回目は郡界尾根を横切る林道金谷元名線の林道口からの郡界尾根歩きとなる。

林道口にはとても小さく「郡界尾根」と看板があり、その下の方にこれまた小さく「危険注意」とあった。目印のテープやトラロープがあり、時々地図とコンパスで確認をしながら進む。切れ落ちた岩場のある尾根道があったり、トラロープが張ってあるところを降りたり登ったり一人ひとり慎重に歩く。 何度もこのような所を繰り返しながら行くと前方に風に揺られている目印のテープが見えたがそこが小鋸山の頂上だ。その頂上までは両方切れ落ちた尾根のアップダウンを慎重に行く。 頂上の岩場で昼食、その後下山するコースを見失うが直ぐにテープを発見して下る。これまたロープのある急な下りを慎重に降りた。

 白狐峠と言われている広々した場所に出た。ここはまた岩石採取場跡地で痛々しい山の姿があり、何とも言えない気持ちになりながらバス停まで林道を下った。

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房 総 半 島 郡 界 尾 根 を 歩 こ う

房 総 半 島 郡 界 尾 根 を 歩 こ う

2014年11 月 29 日(土)スタート 

記:山口 文嗣

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 2014年 3 月に房総半島の 分水嶺踏査を約 3 年半か けて終了することができまし た。また 6 月には県立中央 博物館の公開シンポジウム において概要を発表するこ とができました。

 踏査報告書のあとがきに も書きましたが、今冬シー ズンより房総半島郡界尾根 の踏査をスタートさせます。 房総半島分水嶺踏査に引 き続き会員・会友諸兄のご 参加をお願いいたします。

 郡界尾根とは南側の安房と北側の上総の境界である。具体的には一等三角点峰の鋸山 の西の明鐘岬から東進し、水仙の嵯峨山へ。湊川支流の志駒川源流が富津市山中で郡界 を越えて鋸南町大崩に食い込んでいるので、保田見から南下、人骨山、津森山を廻って 八丁山へ。ここからは既に踏査した房総半島の分水嶺沿いに三郡山、安房高山、元清澄 山、清澄山と東進。麻綿原の南で房総半島分水嶺を外れ、内浦山県民の森から勝浦・鴨

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鋸山三角点と菱形基線測点

川市境の大風沢川 おおびぞがわ 左岸尾根を南下、鯛ノ浦 とおせんころがしの間の国道 128 号の内浦 トンネルと境川トンネルの辺りで太平洋に 達する約 60 ㎞の区間である。夏の暑さ、ヒ ルやハチ、マムシ対策のため 11 月から 3 月 の間で計画していきます。スタートは2014年 11 月 29 日(土)に鋸山から。 

「山の日」記念イベント

「山の日」記念イベント

房総の名山 富山の自然を学ぶ 

記:三木雄三

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 国民の祝日「山の日」制定を記念した「房総ネイチャーハイキング」が2014年118日、南房総の富山(とみさん・349メートル)で行われ、一般県民の参加者ら計24人が参加した。双耳峰が美しい富山は江戸時代に滝沢馬琴が書いた長編小説『南総里見八犬伝』ゆかりの山。今回は6月のシンポジウムに続く千葉支部主催の山の日記念イベント第2弾。自然観察の講師として県立中央博物館主任上席研究員の尾崎煙雄さんが「ヤツデはちょうど花の季節。たくさんの花を見ながら楽しみましょう」とあいさつ。山道で花を見つけては分かりやすく解説した。

 心配した台風も去り、まずまずの天気。午前940分に内房線岩井駅に集まった参加者は、駅から歩いて緑濃い照葉樹林に覆われた富山へ向かう。約30分で登山口の福満寺。

 シイの巨木に囲まれた急な登山道に息が切れる。花の季節を迎えたヤツデ(写真:左上)に「このボールのように丸く白いのが花です」と尾崎さん。さらに登るにつれ「清澄菊」の別名を持つアキバギクや珍しいキッコウハグマ、猫の尻尾のようなサラシナショウマ(写真:右)などが次々に。参加者たちは熱心にメモをとる手を動かしていた。やがて東側に展望が開けてくると仁王門跡で、石段を上がると観音堂。その高みが富山南峰だが、展望は無い。正月の床飾りとして縁起物のヤブコウジ(十両)が赤い実を光らせていた。カラタチバナ(百両)も見た。観音堂をあとに富山北峰を目指す。東京湾を眺められるようになると、ひと登りで北峰に到着した。

 ちょうど正午。小板橋さんが「近所の山で採ってきた」というドングリをみんなで試食。クリのようでなかなか美味い。「縄文人はグルメだなあ」と盛り上がった。

 パラリときた雨もすぐに上がり、空が明るくなった。北峰からは細い急な山道を下る。杉林や竹林を抜けると車道に出て、やがて『八犬伝』で伏姫と愛犬の八房が住んだという「伏姫ノ籠窟」に着いた。

 駅に戻る途中、「岩井のソテツ」を見学した。樹高8メートルで5本の主幹が直立、威容を誇る。県指定天然記念物で源頼朝が称賛したとの伝説もある。

 四街道市から参加した西尾佳子さんは「11月でも色々な花が咲いていて、とても勉強になった。これからも機会があれば参加したい」と話していた。

会員・会友の参加者

岩尾富士夫、小澤けい子、小板橋志朗、香高真奈美、坂上光恵、佐藤啓之、諏訪吉春、髙橋正彦、

舩木元、三木雄三、柳川しげよ、山口文嗣、湯下正子、吉野聰(敬称略)