2021.02.20 定例山行「乗鞍岳」
参加者:田路(L)、小林、小寺、長谷川久、曽我、山本、高橋、亀田(SL)
天気:曇りのち晴れ
コースタイム:7:00ハーモニーホール⇒ 8:30国境スノーパーク駐車場⇒ 8:50 R-161国交省スノーステーション横登り出し(ワカン装着)⇒ 10:00湖東線34鉄塔(小休止)⇒10:55主尾根出会い⇒ 11:55 乗鞍岳(昼食)⇒12:35下山開始⇒ 13:30湖東線34鉄塔⇒ 14:00 国境スノーパーク駐車場⇒ 15:20ハーモニーホール
感想:天気が良い予報であったが国境スノーパークに到着するとどんより曇り空。R161を移動し国交省スノーステーション脇から登りだした。先日の雪で積雪量はしっかりとあり最初からワカンを装着。ワカンが初めての方やほとんど履いたことのない方もいて装着に少し手間取る。
取り付く予定のルートに雪崩跡があったので少し遠巻きして登りだす。先行者はおらず真っ白の雪面にウサギの足跡が先導してくれるようにずっと付いていて、みんなで先頭を交代しながら進んでいく。湖東線34鉄塔でゲレンデからの夏道と合流したがゲレンデ側からの足跡はなし。この鉄塔から主尾根に出るまでが少し難儀した。時折腰までになる。雪庇を乗り越えて主尾根に出ると銀杏峰にも負けない強風とガスで見通しが悪い。強風でうっすら樹氷も見られた。張り出した雪庇に気をつけながらひたすら稜線を歩く。周りの景色は全く見えず心が折れそうになった頃頂上着。建物の脇で風を避けながらお昼ご飯を食べていると風が止み徐々に青空が。琵琶湖方面の竹生島もぼんやり見えた。
下りは登りとは一転、青空のなか野坂山や岩籠山を眺めながら雪景色を満喫し、途中雪崩跡を横切る箇所もあったが、ふかふかの雪の下りは楽しくあっという間に湖東線34鉄塔に着いた。下りはゲレンデの方へ降りたが多くのスキーやスノーボード客で賑わってるゲレンデを横切るのはとても気を使う。
雪山としてはマイナーな山で登山者が少なく足跡もルートの目印もない、地図や地形を見ながら自分たちで判断して歩く山行は経験値が上がって良い。ワカンやラッセルが初めての人たちも良い経験になっただろう。たまにはこういう山行も山岳会らしくていいな、と思う乗鞍岳山行だった。【亀田記】