アルパイン・スケッチクラブ

■ 2016.12.06

秋の上高地スケッチ山行報告

秋の上高地スケッチ山行報告

(記 津田保太郎)

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参加者:香川彦一、小林浩子、中村壽子、菅沼満子、芳野菊子、川村利子、竹内タミ子、渡部温子、中川久、渡邉嘉也、本間 渡、高橋淳男、沼田希一、田中清介、冨樫信樹、笠原 功、冨山 隆、宇田俊二、津田保太郎 以上19名

〇 10月15日 

上高地では快晴の穂高が我々を迎えてくれた。今年のスケッチ山行は谷川岳、大霧山と天候が悪く幹事団を悩まし続けたが、今日のこの天気がそれを一掃してくれた。

関東から、新潟から、長野から19人もの会員が上高地公園活動ステーションに集合。その日の夜は薪の炎を全員が囲み今日の作品発表です。快晴の上高地でのスケッチはなかなかの見応えのある作品が暖炉の炎の明かりにも照らされて紹介されました。今年は宿泊場所も変わり新しい多くの仲間に参加していただき何か新鮮さを感じる初日の上高地でした。

〇 10月16日

徳本峠に向かう10名は午前6時30分に出発。河童橋は今にも滑りそうに霜で白く覆われ梓川上流には穂高の岩稜が朝日で輝いている。久々の冷気の朝はいくら歩いても体が温まらない。そして1時間で明神館に着きゆっくりと休憩。いよいよ徳本峠への登りにかかる。 途中の登り坂で小林さんが合流し、全員が予定より早く快晴の徳本峠に到着。小屋には香川さんが待っていて下さり、久々の再会です。

休む間もなく中村さんはこの日の3時半のバスを予約しているため下山されました。

前日のミーテイングではこの先の急登は精鋭のみ3~4人が登ることになっていたのに、宇田さん、沼田さん、田中清介さん、菅沼さん、川村さん、小林さん、竹内さんの7名もの人が急坂を登りにかかりました。

富山さん、高橋さん、津田の3人は徳本峠から昼食前のスケッチに取り掛かりました。香川さんから穂高岳を望む大展望の詳細な説明とコーヒーまでごちそうになりました。私も過去に何度かこの峠に登りながら笠ケ岳が見えていたことをこの時に初めて知りました。

ジャンクション・スタジオでは穂高岳、明神岳のみならず大天井岳から常念岳さらには梓川までの大展望を得られたそうです。宇田さん、小林さんはジャンクション・ピークまで登られ、そこからは富士山が見えたそうです。下山は香川さんを含めて紅葉の中を明神に下り山研に寄ってから宿舎に無事戻りました。

この日、冨樫さん、芳野さんは焼岳方面にまで登られスケッチされたと聞きました。渡邉嘉也さんは岳沢を登り、中川さんは徳沢園まで足を延ばされました。笠原さんは田代池から大正池辺りからのスケッチをされ、本間さんは宿舎から上高地周辺でのスケッチの後に帰京されました。渡部さんは明神池から帝国ホテルまで足を延ばされ、その歩数は二万歩を越えたそうです。皆さんそれぞれスケッチブックを手に秋の上高地を満喫しました。

夜の薪の火を囲むミーテイングではこの日の笠原幹事長のお誕生日を全員で祝いました。サプライズで用意したシャンパンとケーキを添えてのお祝いです。

作品発表では皆さんが様々なスケッチポイントに出向き今日は一段と多彩な作品がそろいました。この夜は最後に山の歌を全員で歌い眠りにつきました。

〇 10月17日 

朝、雨音で目を覚まし、ゆっくりとした朝食後に解散。皆さんそれぞれ帰途につきました。この日のスケッチは絶望と覚悟していたところ、3階のテラスから六百山が紅葉の木々のさらに上にそびえています。数名が絵道具を持ちテラスに陣取りました。雨上がりの紅葉と雲海が織りなす景観はしばし筆を持つ手もとまるほど美しい。雨天にはこんな楽しいスケッチタイムがあるなんて思いもつかずにいた自分でした。

最後に参加者全員が無事に下山できたことを何よりうれしく報告します。

会計報告  (単位:円)

収入の部

支出の部

参加費

@18.000×15名

@9.000 ×2名

 

270.000

18.000

上高地公園活動ステーション

飲食材費

返戻金 @1.000×15名

@ 500×2名

余剰金 (写真費として)

256.000

14.500

15.000

1.000

1.500

288.000

合計

288.000

 


 

上高地スケッチ山行に参加して

2016年10月15日・16日・17日

高橋 淳男

上高地に入るのは久しぶりだった。最近は新穂高経由で穂高岳や槍ヶ岳に入ることが多かった。しかも決まって車だった。今回現地集合という事で電車を利用しての山旅にした。松本電鉄に乗るのは40年ぶりだ。なつかしい松本電鉄のプラットフォームからは常念岳がよく見えた。

上高地に着いて集合時間まで1時間くらいあったので早速スケッチすることにした。場所は河童橋を渡ってすぐの梓川沿い。岳沢を正面に西穂高、奥穂高、前穂高の稜線が秋の空に美しく聳えている。今回はなるべくたくさんの絵を描こうと思って参加した。

上高地公園活動ステーションという建物が今回の宿泊場所だ。森の中の落ち着いたロッジだ。今回は中川さんと同室させて頂いた。このロッジの素晴らしいところは3階にある囲炉裏だ。ここで皆が集まり楽しい時を過ごせる。薪も自由に使える。夜はここで絵の発表をした。

2日目は徳本峠に行く人、焼岳方面に行く人、岳沢方面に行く人などに分かれた。私は徳本峠グループに参加した。早朝の河童橋は霜でうっすら白かった。梓川沿いの道をゆっくり歩く。明神館で休憩し徳本峠の道に入る。登るにつれて秋色が濃くなってゆく。津田さんの絶妙なペースで11時前には徳本峠に着き、ここで香川さんの出迎えを受ける。今回昼食の世話をしてもらったり、山の名前を教えてもらったりした。ここから更にジャンクションピークに行く人と峠で絵を描く人に分かれる。峠に残る人は3人。私は峠に残り出来るだけたくさんの絵を描こうとした。

帰りは「山研」に泊まるという香川さんも一緒に下山する。明神館から梓川の対岸に渡り「山研」をめざす。私にとって「山研」は初めてだ。やはり森の中の落ち着いた建物だった。いつか泊る機会もあるだろう。

夜は再び囲炉裏を囲んでのミーティング。今日描いた絵を発表する。この日私は絵ハガキ2枚とスケッチブック1枚だった。自分なりに頑張った。そしてここでサプライズ企画が・・・。なんと、この日10月16日は笠原さんの誕生日。幹事さんからワイン、ケーキなどがプレゼントされた。全員で「おめでとう」コール。急遽お誕生日パーティに変った。最後は山の歌の冊子が配られ、囲炉裏を囲んで山の歌を歌って楽しい時間を過ごした。

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いつも急ぎ足で通り過ぎていた上高地。今回はとてもゆっくりと時間が流れた。また穂高の山をこんなにゆっくりと眺めたのも初めてだ。一つ一つのピークに自分の辿ったルートを思い起こしたりもした。そして今回の上高地スケッチ山行は、「絵」と「山」が自分の中で1つになった気がします。これからもたくさん山の絵を描こうと思います。ご一緒して頂いた皆さん、そして幹事の皆さん、ありがとうございました。

 


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