里山歴史研究会

■ 2020.01.28

里山歴史研究会 No.27「横須賀・猿島」 報告

サトケン 「2020年新年会 横須賀・猿島」報告

1月11日(土)

参加者 男性3名 女性9名 計12名

 

『2020年新年会・横須賀猿島』

NAKAGAWA.Y

松も取れた1月11日、里山歴史研究会メンバー12名は、横須賀中央駅に9:45集合。

本日の目的は、猿島探索と新年昼食会。

いざ、出発!

徒歩15分程で、渡船発着所到着。近くの三笠公園にて、世界最大記念艦と言われている巨大な三笠の撮影あるいは散策と、思い思いの待ち時間を過ごす。

10:30乗船、出発。

寒がりは1階暖房室に、強者は冷気を覚悟の2階展望室へ。

風無きを幸い、船は海上をすべるように運航。船上から眺める猿島は、海にぽっかり浮いている童話の中の小島の如し。

「猿島の由来は、日蓮上人が房総半島から鎌倉に渡る途中に嵐に会い、近くの島に避難したところ白猿が現れ、島の奥に案内したという言い伝えから名がついた。」

「この猿島は幕末から東京湾の要塞として砲台、弾薬庫、司令部がおかれた場所で、一般人の立ち入りが一切出来なかったことから、自然やレンガ造りの建物が当時のままのこされている。」(新年会計画書チラシより引用)

10:45 猿島着

豆知識を頭に入れ、猿島探索開始。猿島桟橋を渡り、砂浜を横目に見ながら、急坂を上り下って行くと、突然、うっそうと茂る森の中に明治時代に造られたレンガ造りの要塞跡が目に入る。露天掘り幹道に沿って兵舎、弾薬庫、また兵舎、弾薬庫と続く。切り通して造られた要塞の壁は苔むし、時の経過を感じる。さらに進むと、レンガのトンネルが現れる。フランス積みと言われる緻密で堅牢なレンガ模様は、いまなおその存在感を保っている。トンネルを抜け、坂を上がると、展望広場へと辿り着く。大海原を眼下に、持ち寄った様々なおやつで小腹を満たした後、荒波が岩を洗う海岸に下りたり、潮風に強い植物を観察したり、しばしの休憩時間。強風を機に、砲台跡を見ながら、出発地点に向かう。出航前、砂浜で波に洗われた貝殻を拾い、休憩所でおしゃべりに興じ、自由時間を楽しむ。

12:45 猿島発   13:00 渡船発着場着   13:30 空腹限界

横須賀中央駅近くの中華料理店『凜(リン)』に到着。

新年の宴は、会長植木信久氏の新年を祝するご挨拶で開始。ビールで乾杯。その後は、冷えた体に紹興酒が廻り、中華料理で空腹は満たされ、心まで温まる。和やかな集いの話題は、山男山女に相応しく1週間後開催の上高地での雪遊び、そして計画中の鹿児島の山々での山行等々。山歩きの話題は尽きない。

15:30、いつまでも宴たけなわともいかず、去り難い想いを残し、再会を期して取り敢えずの解散。それからが一行事。希望者は日蓮上人と縁深い龍本寺に向かう。

「日蓮上人が37日間に渡って祈願した岩窟跡に、草庵が建てられ、これが御浦法華堂になり、後に龍本寺になる。三浦法華堂こそ、宗門最初の霊場」

(新年会計画書チラシより引用)

遥か眼上にそびえ立つ龍本寺を見上げながら、アルコールが体中を巡り、胃袋が重い体では目の前の数え切れない階段に圧倒される。

しかし、ここでひるんでは、里山歴史研究会の名が廃るとばかり、数えながらの150段。上り詰めてみると、眼下一望、町の家並に驚嘆。

参詣後、本堂を飾る『聖人垂跡』の大扁額の文字を読みあぐねているところに、格子模様の綿入れをお召しの住職さん来。本堂についての解説20分程拝聴。住職さんの丁寧な対応に謝辞を述べ帰路へ。

往きとは別のルートを辿り、途中、日蓮上人が祈願した岩窟で手を合わす。それから、間もなく、新年会出発地点となる横須賀中央駅到着。この地にて、解散。

和やかにのんびり歩きながらの新年の集い終了に、担当者M.Sと共に感謝。

 

「新年会 横須賀猿島」                                         OKA.Y

登山に夢中になって以来、鎌倉・逗子・横須賀・・・など、三浦半島は私にとってほとんど無縁の地となってしまった。だから、猿島が何処にあって、どんな島なのか全く知らなかった。猿しか住んでいない無人島なのかと勝手な想像をしたり、そんなところで新年会ができるのかと要らぬ心配をしたり、期待と不安を抱きながら、例会での説明を聞き、実際に足を踏み入れてすべてが納得できた。軍事関係の「国史跡」や「日本遺産」に指定されたのをうまく利用して「島興し」を実現し、昔の要塞を観光地に転換したようである。今や、横須賀港は、アジアの重要な要塞(海軍基地)の一つになっている。戦争のない時代になり、猿島同様に、横須賀の街全体が憩いの観光地になって欲しいものだ。

チャイニーズレストランでの新年会、中華材料を使った懐石料理といった感じで、目からも美味しさを感じられ、心の満腹感を味わうことができ、今年も安全で楽しい山歩きと、歴史探究の門出に相応しい一日でした。お世話役の皆さんありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。

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東郷平八郎像と戦艦・三笠   猿島を背に三笠公園          フランス積レンガ建造物
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トンネルを抜けて   砂浜で貝殻拾い・横須賀望む   猿島桟橋・大きな魚発見   猿島を去る・渡し船2階
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チャイニーズレストラン   ・凛 和やかな新年会       古きをたずね、新しきを見る  龍本寺