麗山会

■ 2020.02.10

 雲取山・・七つ石小屋泊 山行報告 2020年1月25日(土)~26日(日)

麗山会 1月山行       2020125日(土)~26日(日)

 

総会で決まったこの日は、厳冬期八ヶ岳の硫黄岳だった。 だが中央本線の特急が全指定となったことの煩わしさが例会で話題になり、急遽別の山を考えようという話になってしまった。すぐには思いつかない中から候補に挙がったのが雲取山だった。 正直、雪が期待できないんじゃ、面白くないなーと、否定的な気持ちだった。 そこに「よし、七つ石小屋に泊まろう、お蒲団ホッカホカだよ」と三尾さんの一声が飛び出した。 すぐには誰も飛びつきそうにない提案だと思えた。私自身、数え切れないほど登っているが、この小屋に泊まる発想もなかった。 寝具は用意されているけど、完全自炊の小屋、1月の寒さを思うと尻込みするメンバーがいても、可笑しくない。

けれど結果、私は決めた、やるとなったらやるしかない、たとえ小人数でも。 2020年の幕開けの新年山行を楽しく盛り上げるのは、夕食だ、参加者が思い思いのお酒を楽しみながら体が温まる鍋物を囲むのが一番いいだろうと考えた。

そして当日までその時まで、鍋の事が、頭から離れなかった。それは、私もめったに作らないチゲ鍋に決めたからだった。参加メンバーが、美味しいと言ってくれる鍋にしたい、量は足りるだろうか、翌日は雑炊ができたらいいな~など、考え出したら止まらなかった。 この計画に乗ってくれた最初の人数は、10名だったが、その後、三尾、畑島、冨士子、岸、大西、柴田、そして晝間の7人となり、それでも思いがけない大人数だった。

いつもの麗山会山行は、呪われているかのように晴天に恵まれないことが多く、一日目の小屋までの歩きも心配されたはずが、青空も見える絶好の登山日和となった。食糧を共同装備として、メンバーに振り分け、強力となった男性メンバーには、感謝。 岸さんは、背負子まで用意してきてくれた。

予定時間の30分後、小屋到着。 食堂のテーブルと椅子がくっ付きあうほどの狭い中を、鍋作りの準備が始まった。 早々食堂の片隅を陣取った三尾さんは、レンタルした鍋に水をたっぷり入れてくれた後、「飲むぞ!」とひとり始めた。今日まで頭を悩ませてきたチゲ鍋に取り掛かり、鍋奉行の三尾さんと、冨士子さんのお助けで、なんとか形になっていった。 狭い場所に7人が、チゲ鍋二つを囲み、酒盛りが始まった。味は満点とは言えなかったかもしれなかったが、持ち寄ったおつまみとお酒に助けられて、最後の締めの麺もありみんなが笑顔だった。 深夜目が覚めた。あの賑やかさと酒盛りはどこへやら、全員ホッカホカの布団の中で、爆睡状態だった。

翌朝は、明け方から降雪となり待望の雪景色となっていた。飲み放題の小屋番の美味しいコーヒーをご馳走になり、三尾さんが炊いてくれた4合のごはんをみんなで頬張りながら、また昨夜のチゲ鍋のスープを雑炊にしながら朝食とした。畑島さん、三尾さん、大西さんがペーパーでレンタルの鍋底まできれいに拭いてくれるなど、メンバーの手慣れた協力のお陰であっという間片付いてしまった。本当にありがたかった。

外は、それ程の寒さもなく、小雪が舞う中アイゼンを装着して出発となった。 「清々しいね」「気持ちがいいね」と誰もが真っ白い登山道を踏みしめながら、心地よく歩きだした。 七つ石山から見る雲取山は、ガスに覆われていたが、ルートの視界は問題ない。こんな天気だったから富士山は望めなかったが、見事な雲海を楽しみながら冨士子さんと柴田さんは、始めての登頂となった。

帰りは、七つ石山経由ではなく、ブナ平から七つ石小屋に向かうルートを選択。 崩れていて、慎重に歩かねばならない個所がいくつかあったが、予定時間を遅れたものの全員無事下山となった。

いつも素通りした小屋だった。外から見ていただけでは分からない小屋の温もりがあった。同じ釜の飯を久々に味わった七つ石小屋泊山行は、なかなかよかった。 登山者の少ない静かな二日間、やまどりや鹿が姿を見せてくれた。 参加者の皆さま、ご協力ありがとうございました。 

晝間 弘子

チゲ鍋 

reisan-kumotori1.jpg

雲取山

reisan-kumotori2.jpg