お知らせ山想倶楽部

■ 2016.05.09

御在所岳と兜岳、鎧岳登山

記:髙橋聰

 

期日 平成28年4月1日~3日

参加者 石原達夫、吉永英明、横田昭夫、菊池武昭、竹田鞆子、西谷隆信、西谷可江、高橋 聡

川村光子、醍醐純一、田矢八束、寺田正夫、寺田美代子,日出平洋太郎、小亀真知子

4月1日

7:40に東京駅に着いて8:03発のひかり463号に乗車する為19番線のホームに行くと既に石原さん、

川村さん、西谷夫妻等が立っていて、列車が入ってくるのを待っている。

暫くすると吉永君が現れたが、煙草を喫いたいのでと、煙草が喫える車両に行ってしまった。

待ち合わせ場所の名古屋駅に10:09に到着し改札口を出たら、横田さん、幹事の武田さん、菊池

さん、も既に集まっており夜行バスで来た田谷さん、醍醐さんは早朝の名古屋を見物したとの事

であった。全員集まっているので武田さんの案内で予約していた運転手付のマイクロバスに乗り

御在所岳に向かう。

なんだか雨模様だ。11:40頃御在所岳のケーブル乗り場に着いた途端僕の携帯に緊急地震速報

が流れ、三重南東沖で地震発生。強い揺れに備えて下さい。の知らせがあり、ケーブルも緊急停

止してしまった。暫らく動きそうもない。丁度昼飯時だ。ケーブル乗り場の横に饂飩,蕎麦と書

いてある食堂があり、どうやらこの近辺ではその店しか食べる所が無さそうなので、その店で、

ケーブルが動くまで待つ事にして昼飯だ。どんな物だか判らないが、伊勢名物だという伊勢饂飩

を5~6人の人が頼んでいる。

出来上がって来た物を見てみると饂飩の上に薬味の葱がちょんぼりと乗っているだけだ。

かき混ぜるとなんだか醤油と味噌を混ぜたような感じのたれが入っている。人が頼んだものを少

し戴いて食べてみたが、なんだか味がはっきりとしない、関東の人間には合いそうも無い。

饂飩の汁の作り方があったので良く見ると、溜まり醤油にケズリ節や、煮干しの出汁を混ぜて作

っているようだが味はいま一だ。だが名古屋の衆には合いそうだ。

相変わらず雨は降っているし、ケーブルも動きそうもない。暫らく待っていると30分に一台程度

は動かすとの事となったが、いつ止まるか判らないとの事だ。上まで行っても全く視界も効かず、

冷気も強く寒いだろう。仕方ないまだ早いが宿に行く事にしよう。宿は此処から屋根が見えてい

るので、(湯の山温泉のオテルドマロニエ湯の山)車で5分も掛からないで着くだろう。宿に着いて暫らく

休んでいると13:00過ぎに部屋に入る事が出来た。各自割り当てられた部屋に入り暫らくゆっくり

とした後温泉に行く事にする。なかなかの風呂だ。湯船も二つありサウナも付いている。野天風

呂には打たせ湯も有り、トライしたが水量が少なかったのでいま一の感じだった。

風呂上りは何となく男だけが集まり宴会となる。夕食は17:30~始まり19:00に終ったが、部屋に

帰ってから又全員集まり宴会だ。吉永君が俺は眠たいのだ、この部屋の住人以外は部屋から出て

行ってくれと言っているうちに寝てしまった。翌日その事を言うとそんな事は言った覚えがない

と言う。20:00には解散として時間も早いが本日は朝も早かったので、もうお休みなさいだ。

 

4月2日

1:30に目が覚めたらなんだが頭が痛い。鎮痛薬を探したが忘れてきたようだ、痛みが酷く眠れ

ないままに、5:00には他の人も起きだしたので起きて温泉に入りに行く。7:30に朝食を摂り9:00

に出発をする。先ずは本日より参加の寺田夫妻を四日市の駅迄迎えに行き、四日市の駅で暫らく

待って10:10 頃合流だ。直ぐに本日の目的地である赤目48滝に向かい、途中のコンビニで昼食を

買い込む。12:30に赤目48滝の入り口にある山椒魚センターの横にあるベンチで昼食を摂り乍ら車で

来る小亀さんと日出平さんを待つもなかなか来ない。何とか電話も通じて傍まで来ているとの事

だが全く現れない。そうこうしている間に見覚えのある横浜ナンバーの車が着たが、道を間違えて赤

目48滝の出口の処で運よく僕たちのマイクロバスの運転手と会って、送って来てくれたようだ。

これで今山行の参加者も全員がやっと揃った。

13:30に早速入り口である山椒魚センターで400円の入場料の支払いを済ませ山椒魚を鑑賞する。

此処には特別天然記念物の大山椒魚が相当数飼育されており50年から60年も生息していて、テ

レビでは見た事があるが実際に見るのは初めてなので、その大きさに吃驚する。写真を撮って

見たが,黒っぽい岩を只水中においてある感じで、何がなんだか判然としない。

そこが終わり、いよいよ本日のメーンである赤目48滝の遡行だ。距離にすると約4,200メートル

で所要時間は2時間となっている。配布された案内図を見ると滝の数は26程ある。相撲や柔道

の48手と同じで色々な滝が多くあるので48滝と言っているようだ。中でも赤目5瀑と言われて

いる不動滝,千手滝,布曳滝、荷担滝、琵琶滝等が有るが、この中では布曳滝が圧巻だ。

高さは30mとそれ程高さは無いが、滝壺は積年水で削られその深さは30mも有り、その水底も

見えるほど水が綺麗だった。略2時間程でこの赤目48滝の遡行も終了してバスに乗り込み宿に

向かう事にする。地図で見ると宿はここから30分もあれば着くだろう。

道中の途中に明日登る兜岳、鎧岳登山口の表示が出ている。16:00に今宵の宿である民宿

豊栄に到着すると、宿の主人より此処の風呂は小さくて2人も入ると一杯なので広いお亀の湯

と言う曽爾村の村営温泉があるのでそこに行ったほうが良いといわれその温泉の入浴券を渡さ

れる。行って見るとかなりの車が来ている。此の場所は明後日、田谷、醍醐の両氏が登る事を

予定している300名山の一つである倶留尊山登山口にある。全員ゆっくりと温泉に浸かり宿に

帰り、美味しい夕食を楽しんだ。

 

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兜岳山頂

4月3日     本日の稿は川村光子さん

 

今日はいよいよ関西の桂林を思わせる奇峰の兜岳(920m)と鎧岳(893.9m)へ。一際目立ち鋭い姿の

鎧岳に対し兜岳はお椀を伏せたような穏やかな山容をしている。しかし実際に登って見ると、見た目と

相違し登り下り共に急なのが兜岳で、鎧岳は鋭く急な姿に対し登り下りは緩やかであった。

天気はあまり良く無そうなので、早めに民宿豊栄を出発し(7:00)登山口に向かう。

登山口には車で行き7:10に着いて直ぐに兜岳を目指して北に伸びる林道赤目掛線を登って行く。

長走りの滝を覗き、橋を渡ると間もなく目無地蔵に着く。小沢を渡り沢沿いに進むが、植林の

急坂は木の根や露岩が滑り易く気が抜けない。高度を上げるに従って傾斜も強くなり、間断な

くフイックスロープがセットされているが、足元が濡れているので滑り安い。肩迄来ると穏や

かな尾根に変わり、平坦な兜岳頂上に着いた。

(7:55)木々の間から見える山並みと曽爾横輪の村を望みながら、休憩を取る。第二班がなかなか

来ないので次の鎧岳へと進むことにする。少し下がると痩せ尾根となり右手は断崖絶壁だ。小さ

なピークを越すと逢坂峠へと急な下りとなり、立ち木に掴まりながら足元を確保し進む。逢坂峠

から鎧岳の登りは今迄とは一変し植林帯の中穏やかな道を一気に登ると、鎧岳の山頂に着いた

(9:35)展望は、東側のみ開いており、あまり良く無いが、遠く曽爾高原のススキが赤茶色に見える。

この曽爾高原のススキが原は毎年3月に山焼きが行われ、秋の夕暮には黄金の絨毯を敷き詰めた様

で非常に美しいとの事だ。この曽爾高原は室生赤目青山国定公園に指定されているスポットらしい。

下山は鎧岳と兜岳の間に位置する逢坂峠をめざし、峠より左の山腹を下って行くと間もなく林道の

終点に迎えの車が見えた。(10:45)

11:00に全員が揃ったので宿へと向かい、バスの中より鎧岳の懸崖を望遠するが、見るのと登ので

は大違いだ。宿でデポしてあった荷物を整理して、この宿の名物である豊栄饂飩やチカラ饂飩を戴

くがその出汁は素晴らしかった。

12:30にはバスに乗り込み屏風岩公苑へ、ここには桜祭りの旗が立っていたが,此処の桜は未だ

早いようで蕾もしっかりと閉じている。この屏風岩は兜岳の西側に有りその幅は2000mほど有り、

柱状節理の岸壁が200m程の懸崖を持っている。天気の良い時は樹齢が不明な程大木となっている

山桜が咲き乱れる頃は、岩壁とのコントラストはさぞかし素晴らしいことでしょう。

名古屋駅迄のバスの車窓の道すがら、桜が到る所で咲き乱れ、菜の花、水仙、雪柳と本当に春爛

漫で、山里の静かなお花見を楽しみながら、心地よい充実感を味わった山行であり、前日には曽爾

高原の温泉「お亀の湯」も肌がわりの良いしっとりとした。お湯が心地良く、この曽爾村は「日本

で最も美しい村」連合に参加しているそうで、昔の日本の原風景を見ているようで大自然を満喫し

たのでした

 

4月4日     この稿は 田矢八束さん

昨日12:30頃帰宅する人達を見送り、今日は醍醐さんと二人で日本300名山の一つに挙げられてい

る倶留尊山だ。今回の鎧岳、兜岳の計画が昨年発案された時、それだけでは面白味が欠けるので。

近くに他の山が無いかと検討してこの倶留尊山に行く事にしたのでした。それを世話役の武田さん

に伝えるとそれだけでは勿体無いので、古光山も良いよと言われたので、その事を醍醐さんと相談

して、歩く事にしたのです。

朝起きて外の音を聞くと案の状と言うか、天気予報の通り雨が降っている。朝食を6:00に済ま

せ、6:45に2日程お世話になった宿の主人に古光山の登山口の大峠迄送って戴く。15分程で登山口に

着いたので、送って戴いたお礼を言って7:00に歩きだす。道はすぐに急登となり、雨の為足元が滑っ

て登り難いので、張ってあったロープを掴んで登る。急登がかなり続き足元が滑らないように気を付

けながら歩き、8:10には古光山だ。後古光山には一時間で着いた。此処からは急な下りが続いており

ストックは全く役に立たない。木の枝、木の根、岩角等を掴みながらゆっくりと下る。亀山は何時の

間にか通過してしまい、亀山峠に10:40に着いた。此処の広い斜面は秋はススキが見事らしいが、今

は野焼きの後で一面真っ黒だ。いつ野焼きをするのか問い合せて、その時はもう一度来たいものだ。

11:55に倶留尊山に着いたが、予定していた時間よりもかなり遅くなり、雨もまだ降っていて視界は

全く効かず、昨日登った鎧岳や兜山はどこにあるのか全く見られないので早々に下った。

此処から一度亀山峠迄戻り。曽爾高原に下って、足が疲れてしまう嫌な舗装道路を歩いて、一昨日

入った「お亀の湯」に14:40に到着だ。

此処で雨と汗で冷え切ってしまった体をたっぷりと温めて、太良路のバス停迄少し歩き本日の歩きは

終った。後はバスに揺られ、名張の駅迄行き、名古屋経由で自宅へ帰るだけだ。