お知らせ山想倶楽部

■ 2016.11.16

北八ッ彷徨とシャレてみるも、余裕のつもりがあわやであった(山想倶楽部)

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北横岳北峰2,480m 集合写真

 

期 間:2016年9月26日(月)~28日(水)

参加者:石原L、高橋SL、吉永H、広島、川村、西谷夫妻、日出平の8名は首都圏から。

武田、横田は東海からで総勢10名。

9/26(月) そもそもは蓼科に吉永Hの別荘があると知って企画されたもの。今日は夕方までにその山荘に集まるだけである。高橋SLからどうするの?と電話があって、10時半に飯田橋で乗せてもらう。中央道を茅野ICまで、そこから一般道に出て大きなスーパーおぎのに入る。おぎのというお店は他でも見かけたことがある。盲腸線になった横川の釜飯屋だ、頑張れ!高橋SLは名シェフで、今晩から明後日の朝食までの10人分、5食の食料調達の大役が控えている。何を買うのか分らないから手伝いようのない小生は地酒コーナーで真澄を買う。高橋SLは、一時間ほど掛けてダンボール2箱では収まりきらぬほど食料を買い込む。蓼科からはビーナスラインを道案内に山荘に着いたのはそろそろ暗くなるころであった。山荘は瀟洒でありながら造りはしっかりしていて、とても築30~40年を経たとは思えない。吉永Hが前日から入って掃除してくれていたのもご尤もである。顔ぶれをみると、JRの茅野駅で女性陣を乗せてくるはずの石原Lとその女性たちがいない。道が分らなくてウロウロしているのだろう、そのうち来るさでこちとらはビールだ、酒だと宴会状態に。高橋シェフは鍋奉行に忙しい。そのうち石原Lから吉永Hに道聞きの電話があり、全員揃った頃にはすっかり出来上がっていた。豚のミミとか豚足の揚げたのなどの珍味が出てくるが、これは高橋シェフが昨日、いやもっと前からか、自宅で出汁取りのために使ったものだとか、なるほど汁の美味さは格別である。昆布も利尻より羅臼だそうで鍋の底に横たわっているのは羅臼昆布である。細目の稲庭うどんも出汁の味がよく浸みて格別だった。

 

9/27(火)天気は晴、大型台風などで天候不順が続いていたが今日は雨の心配はなさそうだ。

今日はロープウェーを利用して(北)横岳に登る。あとは亀甲池、双子池、雨池と池巡り、雨池峠を越えて、ロープウェー山頂駅に戻るというもの。きついのは横岳への登りだけ、あとは鼻歌交じりと気楽に考えていたが…。

北八ツロープウェーの始発は7時半ころというので、7時食事、7:30車で出発、7:40ロープウェー山麓駅前着。甲斐駒が中央線沿線から見えるのと違って槍のように尖って見える。これもすっきりしていて宜しい、などと呑気に構えていたら、ロープウェーの始発は8:40だと。え?と思うが仕方がない。歩いて登ろうという人はいない、安心して時間潰し。

ロープウェー券売り場に並んだのは20人くらい、ゴンドラの定員が100人なので、みんなのんびりしている。我らは往復券\1,900を購入してゴンドラに乗る。全員乗ったので山麓駅周辺は人影もなしだろう。8:40ゴンドラ出発、ゴンドラの中から山頂駅の方を見るとゴンドラの幅だけをバリカンで頭髪を刈ったように樹林帯の中に溝ができていて、その周辺だけに白骨化した枯れ木が多い。ゴンドラが有害な排ガスを噴き出すわけもないので、ゴンドラの上下する2,000mほどの間だけが溝状になって、それが冬などは強い北風が乱流を起こす、それが枯れ木を生ずることに関係するのだろうか。縞枯山がすぐそこにあることとは関係なかろう。そんな妄想をしているうちにゴンドラは山頂駅2,237mに到着した。所要7~8分である。山麓駅で1時間も待たされたので、みんな気分だけは入れ込み状態で、駅舎をでるとそのまま(北)横岳方面に歩き出す。9:45北横ヒュッテで一休み。北横岳南峰は素通りし、10:16北横岳北峰2,480m着。ロープウェーの山頂駅から250mほどの登りに1H30Mか、時間は掛かったが年相応だろう、あとは散歩みたいなものだ、楽勝だなと思う。高橋SLはここまででUターン。

集合写真を撮ったりして一休みのあと10:20下山の途につく。亀甲池への下りは急坂で雨続きのおかげで濡れて滑りやすい。大きな石がゴロゴロしていて歩きにくく神経も疲れる。下っている途中、ご夫婦らしい年配の方が登ってゆくのにすれ違う。大丈夫かな、こんな急坂の登り、途中で戻ってくるのではないかと思うほどである。その内、武田さんの靴底が剥がれるハプニング。修理の間、こちらは休憩である。11:50ようやく亀甲池畔着。直線距離にして1km、高度差430mほどの大石ゴロゴロの下りに1H30Mでは疲れもする。池はこのところの雨で水嵩が増し、所々で山道が水没している。尤もそこはきちんと巻き道ができているが。さらに1H歩いて双子池。双子池ヒュッテまで来ると、車道があって案内板に北八ツロープウェーとある。距離的にはまだ半分以上残っているが、あとは車道かと思うと何か詰まらない気もする。その内、重機が道路を補修中にぶつかり、左折させられる。どうも持ってきた地図の道は当てにならない。13:40カラ川橋を渡ってまた山道に入る。14:50ようやく雨池だ、途中の道標が分かり難く、しばらく逆に行ったのが勿体なかった。えらく元気なオバサンに逢う。いよいよ、雨池峠への最後の一登りだがこれが堪えた。16:45山頂駅着。最終便には乗り遅れだが、途中から最新地図で相談しながら一緒に来た若者(40代?)が係りの人に頼んでくれたのだろう、従業員用の最後の便に乗せてもらって16:57発、17:04山麓駅着。横田車に載せて貰って無事吉永山荘帰着。

女性陣は風呂に行く元気があって、武田車で出発、男性陣はビールや酒になるが石原Lはまずシャワー、日出平は大分飲んで、そのまま寝てしまう恐れがあるので、中座してシャワーを浴びて汗を流す。タフな工程だったのはみんな同じだったとみえ、明日の予定(蓼科山)は次回に回し、明日は掃除とゆっくり温泉に入って帰ることとなった。女性陣は蓼科別荘地を走り回り、温泉に辿り着くのに時間を取られて、戻ってきたころには男性陣の食事は終わっていた。

 

9/28(水)7時ころ起きると小雨である。登山中止は正解だ。8時、残り物で最後の朝餐である。高橋SLに感謝。広島さんが立山に行くというので、9時に武田車で出発する。残り物をそれぞれ分配する。日出平は羅臼昆布のきざんだのを分けて貰う。酒の摘みに丁度いい。

10時にもなれば立ち寄り湯も開くだろうと、10時半ころ全員出発する。吉永Hだけはもう一度山荘に戻ってくると。横田車を先頭に吉永車、高橋車、石原車と続く。親湯、滝湯などの名湯?には目もくれず、鄙びた小斎の湯で車を停める。これがいい湯だった。内湯の他に露天風呂二つと家族風呂もあって、素朴ながら、実に贅沢な温泉である。12時近くまで身体を休めて温泉宿を出て解散した。

日出平は高橋車で中央道のバス停「日野」までで下車、モノレールで多摩センターまで乗り、ここから小田急で帰宅した。中央道が都心に向って混みだす前に下車してモノレールで小田急に乗り換えられれば、大変有り難い。新発見である。

(2016,10.18 記 日出平洋太郎)