お知らせ山想倶楽部

■ 2017.10.26

秋田駒ケ岳と早池峰山を行く(山想倶楽部)

秋田駒ケ岳と早池峰山を行く

高橋 聰

期 日 平成27年9月19日~21日

 

参加者 石原達夫、吉永英明、武田鞆子、柴田 勧、横田昭夫,高橋 聰、 廣島孝子、

山村秀彦、山村恵子

 

9月19日  晴

乗車してきた列車は全席指定の為、参加者は夫々バラバラの車両に乗り田沢湖駅に午前11時55分到着し、秋田在住の柴田さんの出迎えを受ける。何故か武田鞆子さんも既に到着している。どうしたのと聞くと来る電車を間違えて一列車早く付いてしまったとの事のようだ。さっそく石原さんが手配していたトヨタレンタ田沢湖店に連絡して、事務所は何処にあるのと聞くと駅から少しあるので、今から迎えに行きますとの事だ。5分も待たないでレンタカー会社の迎えも来たので、その車と柴田さんの車に分乗してレンタカー会社に行き、レンタカーの借入手続きを済ませ、柴田さんの車に横田さんと高橋が乗り、レンタカー(8人乗り)には石原さんの運転で、山村夫妻、吉永君、武田さん、広島さんが乗り込み、田沢湖に向けて出発する。10分も走っただろうか田沢湖に着き湖畔の食堂で昼食とする。何故か同行9名の内7名が生の稲庭饂飩(乾燥する前の生麺)を頼んでいる。これは冷えると固まるので直ぐに食べて下さいと案内に書かれていたが、量が少なく味を感じる前に食べきってしまっていた。食後御座石神社の前に設置されている金色のたつこ姫の像を見て、神社の前の売店で魚の餌有りますと書いてあったので、石原さんがそれを購入し水辺に撒くと、なんと5~9寸程度のウグイが簡単に網で掬えるくらい大量に集まって来た。ためしに手を入れて掬うと簡単に何匹も捕まえる事が出来たのだった。14:30頃には田沢湖も一周してしまい、後は何処も見る処が無さそうなので、今宵の宿に行く事にして、途中のコンビニで何人かの人が、明日の昼食の為の弁当等を買い求めて15:20 宿のどんぐり山荘に着いた。この宿の湯は天然温泉で、泉質は弱アルカリ温泉で肌に付けると少しつるっとするが、良く温まり気持ちが良い。しかし湯船が少々狭いのがネックだった。

食事は18:30より始まり、参加者は9人もいるのにお酒を飲む人間は3人だけだ。

明日は6:00朝食で7:00には出発する予定なので早く寝よう。気が付くと男部屋の者達は20:00には全員寝てしまった。

 

9月20日  曇り

昨日は早く寝てしまったので、全員5:00頃には目が覚めてしまったようだ。6:00に朝食を摂り7:00少し前に出発する。8合目の駐車場には7:20に到着し、7:30に出発するが、濃霧で道は判然としない。5分も歩かないうちに昔硫黄を採取していた目窒鉱山跡に着く、ここは草木も全く無い荒れた斜面で何故だか下北の恐山を思い出した。片倉岳展望台に8:10に到着する。この辺りよりガスも一層濃くなり、周りは何も見えない。風も強くなってきて休むにしても寒いので、我慢して休まずに歩く事にする。

sanso-hayatine201709-06.png
阿弥陀小屋より秋田駒頂上

阿弥陀池の分岐に着くと風が強くなり、池の傍の木道を歩いていると、猛烈な風が吹き荒び、体が浮き上がり、木道から池の中に何度も吹き飛ばされそうになる。又木道は霧の為に濡れているので、滑り易く慎重に歩かねばならないので、気を使うこと甚だしい。阿弥陀池の避難小屋に着くと先行している人達は誰も居ない。どうやら既に男女岳に向かったようだ。一緒に歩いていた横田さんが此処には来た事が無かったので,頂上迄行って来ると言って少しも休まず、濃いガスの中をトットと行ってしまった。どうするか悩むが、僕の現在の体調では無理しても仕方が無い。柴田さんは地元だけに何回も来ているので、この風とガスでは行ってもつまらないので、ここで終わりにすると言っている。軽く食事をして待っていると,何だか外で人声がしている。外に出て見るとどうやら我々のパーテイのようだ。先頭を白っぽい上着と帽子を着けている者がいる、どうやら吉永君のようだ。人数を数えると7人いるので、横田さんも一緒のようだ。

sanso-hayatine201709-10.png
男女岳頂上

聞けば男女岳は円錐状の独立峰なので風は一段と強く頂上は長くいられない状況で、写真だけ撮って早々に下山してきたとのことであった。相変わらずガスが濃いが、着いた時と相違して、時にサーと視界が効いて来たので何とか判別出来る。

sanso-hayatine201709-07.png
阿弥陀池より下山中

 

 

 

 

 

 

 

当初計画では避難小屋から横岳に登り、ムーミン谷から男岳に登る予定であったが、この天気では此の先行っても何も見えずあまり登る意味もない。花の咲くころにまた来るということにして、少々休憩の後帰路に就く。帰りは風も穏やかになり、時々ガスも切れて艶やかな紅葉が心を満たして呉れる。

sanso-hayatine201709-08.png sanso-hayatine201709-09.png
下山中 紅葉


11:40に8合目の駐車場に着き、田沢湖駅で柴田さんと別れるので、8人はレンタカーに乗り石原さんの運転で少し走ると、石原さんがなんだか目が回るようだと言うので、高橋と運転を変わり、全員田沢湖駅の傍にある食堂で蕎麦を食べる。柴田さんとはここで別れて本日の宿である盛岡市近郊のラフランス温泉湯楽々館に向かい14:20には宿に到着した。

チエックインには少し早いが宿では受け入れて呉れ、直ぐに部屋に入る事が出来た。早速にも今日一日の汗を流す為温泉にゆっくりと浸かり、部屋に帰って来るとなんだかベランダで音がしている。良く見るとかなり大粒のシトシトピッチャンだ。明日の天気は予報では良さそうだが。明日は明日の風が吹くと言う事にしよう。夜の食事は素晴らしかった。平均年齢74歳の我々には丁度量も良く、また味も素敵だ。廣島さんは吉永君が生ビールを3杯飲んだので、お腹も一杯となりデザートは要らないと言うと、2人分を食べていたようだ。

 

9月21日  曇り後晴れ

朝目が覚めると西の方角は晴れているが、東の方は厚い雲が罹っている。天気予報では良い筈だが、今日一日の行動が何と無く思いやられる。6:30に食堂に行くとバイキング形式の食事だ。それほどの量は出ていないが、食べて見るとどれも美味しい。

宿で此処から早池峰の登山口迄どの位掛かるかと聞いたら一時間もあればとの事だったが、7:30に出発して小田越の登山口迄1:30ほど要して着いたのが9:00だった。

9:10に高橋以外は頂上に向けて出発する。高橋は皆と同じ速度で歩けないので、先に行って貰い、管理事務所の人に聞くと、少し先に何台か置ける処が有ると言うので、そこに車を置きに行き9:40に5合目近辺まで行く心算で出発する。今日も上部は風が強く、濃霧が山を隠している。最初は良かったのだが2合目付近より速度も上がらず、後ろから来る人達に追い抜かれる始末だ。4合目付近迄行くと武田さんが一人で降りてきた。どうしたのと聞くと、5合目の少し先迄行ったのだが、風が強くて帰って来たとの事だ。此処で一緒になったのなら僕も降りるしかないのでゆっくりと一緒に下り、13:00頃に小田越の登山口に着き、管理事務所の人に登山口に車を持って来て良いかどうか確認して、他の人が降りてくるのを二人で待つ事にする。

これ以後及び、登山中の報告は石原さんに任す事にしよう。

石原達夫 早池峰山登山

高橋さんに見送られ、7人は頂上に向かう。登りはじめは樹林帯で風をあまり感じない。ところどころ空の石油缶が枝から吊り下げられているが、付属の棒でたたいて熊よけにせよということらしい。樹林帯はすぐ終わり砂礫地の登山路となるが、遮るものがないためか風が強い。2人連れの青年が下ってくるので聞いたところ5合目以上は強風で、とても登れそうもないので今日は帰るという。地元の人らしいが、遠方から来ている我々はそういうわけにもいかない。確かに風は強いが雨が混じっているわけでなし、ましてやアルプスの冬の強風と比べればトロイものだ、ということで登山続行である。なるほど5合目辺りからは若者2人を吹き降ろしただけあって相当な風速である。御金蔵という岩屋で一休みしたが、ご婦人2人は腰が上がらない。一人は登山を続けることにしたが一人は気分が乗らないということなので、ここから帰ってもらうことにする。単独でどの山でも登ってしまう人なので問題はあるまい。トレイルはだんだん急になり砂礫から岩に変わり、よじ登るようになる。

sanso-hayatine201709-04.png
早池峰山梯子

更に登ると大きな1枚岩に鉄梯子を2段に架けた岩場に出る。高度感もあり中々よろしい。ここは少し風下になるらしく、風で振られることもなく無事鉄梯子をクリヤーする。大きな岩を回り込むと平地となり、木道に従って歩く。間もなく木道が終わり、少し登るともう頂上の一角で赤い避難小屋とその先の剣状の金属が立てられている岩が頂上であった。

sanso-hayatine201709-01.png
早池峰山山頂

 

 

 

 

相変わらず風は強く、身を低くして頂上での写真撮影をし、避難小屋で昼食とする。この山は一切のキジウチ、ハナツミは禁止で、400円のプラスチック袋を買い、トイレスペースで用をすます。どうやら風も少し弱まったようで、下山にかかる。視界も少し改善され、慎重に降りた鉄梯子の下からは紅葉の山腹が時々見えるようになる。今から登ってくる人もあり、多分頂上に着くころは展望も効くであろうという読みか。高橋さんに携帯で、間もなく登山口到着する旨の連絡をする。

登山口からは高橋さんの運転にて盛岡駅に向かう。4時前に盛岡駅に着き、武田さんは知立の自宅に今日中に帰れることが確実になった。