お知らせ山想倶楽部

■ 2018.05.03

ア ー ル ベ ル グ ・ス キ ー ツ ア ー10日 間

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サンクトアントンスキー場の山頂

期日   2018年3月3日―3月12日

場所   オーストリア アールベルク地区

宿泊地  サンクト・アントン郊外

参加者  横田、広島、後藤、鴫原、石原  添乗員兼ガイド 山田功

 

記・鴫原 孟志

この仲間との海外スキー回を重ね、5年目を迎えることになった。なんと、72歳の私が最年少?という大ベテランの仲間たちである。様々な斜面を制覇した強者揃いの面々、今回は、オーストリアのアールベルグで、足前を披露する。

当地はアルペンスキー誕生の地、サンアントン、レヒ、ツールズ、スチューベン、クリストファー、など総延長、なんと280kmに及ぶ見渡す限りの山から谷に上級者にも初級者に魅力的かつダイナミックな滑降コースがあり、そこを滑り尽くすのが仲間たちの目標である。まさに世界のスキーリゾートである。

 

3月3日(土)

成田9:00集合、11:05発スイス航空チューリッヒ行き、全員無事機上の人となった。13時間弱でチューリッヒ着。ここからは車で国境の町サンアントンへ向かう。

道路状況も良く、2時間ほどでホテルに到着。自宅を出て21時間の行程である。

まずは食事とワインということで、ホテルが経営するレストランへ出かけた。

名物料理は牛肉から揚げ。大きな皿からはみ出るほどで、1/3食べるのがやっとの有様。

疲れと睡眠不足で、早々にベッドに倒れこんだ。

 

3月4日(日)

晴天の朝が眩しい。7時30分朝食。パン、6種類のハム、4種類のチーズ、野菜、果物、ヨーグルトと盛り沢山である。どれも美味しく一同満足の腹ごしらえである。ホテルから30mとバス停が近く大助かり。シャトルバスに乗りスキー場へ向かうのだが・・・。

初日にも関わらず、後藤さんはスキー板、山田ガイドはザックをホテルに置き忘れてきたのだ。サンアントンスキー場は10分で到着する。ゴンドラステーションは人で溢れている。遠くの山々が朝日に輝き、アルプスが我々を出迎えてくれている。この見渡す限りの斜面をこれから滑り尽くしたい。

ところが、斜面はガリガリに凍り、体験したことのない状況に緊張で滑降を楽しむどころではない。雪になれたころ昼食時間となり、パン、ヌードルスープ、サラダを少なめに注文したものの、やはり食べきれなかった。

午後も全面ガリガリに凍りつき、全くエッジが効かない。ゲレンデが一部閉鎖になり(雪崩か?)、上級者コースしかない所では多のくスキーヤーが悪戦苦闘し転びながら下りてくるようだ。我々全員滑り方を忘れてしまった。この後の5日間一体どうなることやら・・・。

今日初下しの山田さんのスキーはエッジが効いて見事な滑降を披露していた。

帰りのシャトルバスを待つバス停は混雑している。山田さんは「バッハで降りるんですよ、バッハ。バッハですよ!!」と全員に念を入れて伝えていたが、バスが2台来て、1号車には広島さん、あとは2号車に。

バッハで降りたら1号車の広島さんがいない!このシャトルバス、朝と夕方一方通行で逆方向を行く。一周30分以上かかる。常に回っていない。山田さんは靴を履き替え、歩いて探しに出かけた。広島さんは次のバス停にいたそうだ。ヒッチハイクは断られ、歩いて帰るには登り坂のためなかなか足が進まず難儀していたところ山田さんと出会ったという。

山田さんがスキー板を担いで、いつものように明るく帰ってきた。シャワーを使い、夕食までの間、同室の山田さんとアメリカ大陸横断サイクリング旅行の計画について相談した。夕食はチキンかハヤシライスに似た料理(味は違うが)、シェアしながら食べた。

食後は話をしながらコックリ、コックリとなって、20:00床へはいった。

 

3月5日(月)晴天

2時30分に目を覚ます。ベランダに置いたビールを飲んでまた床に入った。今日は一山向こうのツールにいこう。有料バス3.9ユーロ(≒500円)で20~30分である。下車して目の前のゴンドラに乗る。

最近完成したロングゴンドラと合流、複雑だが無事頂上2423mについた。昨日と違って雪質が良い。

素晴らしいロングコースが何本もある。すべて忘れて6人は夢中で滑った。

11:30早めの昼食をと頂上レストランに行ったが、早くも満席である。ヨーロッパ人は週単位で休暇を取ってスキーを楽しむ。昼食は11:00~14:00までのんびりと外でビールを楽しんでいる。下の小さなレストランへ向かう。凍りついた階段を3~4段下る。広島さん“あ・あ・あ“と言いながら外で食事中の男性に抱き付く、これも計算通り。

ここでもサラダとスープをシェアで充分、もちろんビールは欠かせない。144番は山と山の間から開けたロングコースで今日一番の満足できた滑降である。

みなさんありがとう、山田さんありがとう。夕食は、生ハム、メロン、スズキ、サラダ、全員ハーフで丁度良く全員完食した。きょうもコックリ・コックリで19:00床へ。

 

3月6日(火)

4:30、日本からの電話で目が覚める。小雪降る朝をむかえた。9時間半も熟睡していたのだ。きょうは高級リゾート地レヒへ。

ゴンドラリフトを乗り継ぎ滑り出す。小雪でホワイトアウトで板さえ全く見えない。石原さんに向かって滑るが、石原さんが上に向かって滑っているように感じる。錯覚だ。

広島さんと後藤さんが気持ちが悪くなる、怖い。ゆっくりゆっくりいこう。後藤さん「私もうやめて、降りる」石原さん、「そんなら帰れ、帰れ」いじわる石原節だ。町の教会近くのレストランへ、山田さんはスパゲティ、他5人は2枚のピザで丁度良い腹ごしらえとなり、全く安上がり。

薄日が差している上へ行こう。午前とは全く違い、雪質も良好で気持ちよく滑っていたものの、ガスでまた板が見えなくなった。皆、気持ちは“帰る”のほうへ。一時間ほどレヒの街中散策をする。さすが高級リゾート地、値段も高級。レヒからホテルまでバスで1時間ほどだが、山道・狭いカーブ・雪ありのなか、若い運転手はスピードを出すわ出すわ、怖くてゆっくり乗っていられないが、隣の後藤さんがグーグー、幸せだ。

 

3月7日(水)

朝から雪。朝食をとりながら今日の行動会議。午前は様子を見ながらサンアントンの街ブラ。雪はますます強くなり、買い物より写真。街をパチリ,子供パチリ、おじさんパチリ、いいぞ、いいぞ。

昼食のパン、サラダ、トマト、ビールを買って後藤さんの部屋に集合。持参のカップ麺を含め、回しながらの運命共同ランチである。きょうのスキーは中止となった。夕食まで、グッスリ。広島さんと後藤さんは再びサンアントンの街ブラに出かけた。元気だ。

夕食は肉料理と白身魚シェア。どちらも美味であるが、ハーフサイズで丁度良い。

 

3月8日(木)

雪の降った朝、晴天。今回最高の一日になるだろう。滑り方を忘れた後藤さも思い出すだろう。サンアントンの道路南側へ。ゴンドラでルート№1のロングコース、たぶん一番古いスキー場だろう。雪質最高、気持ちよくスイスイ。早めの昼食、スープとサラダをシェア。これで充分だ。

1台のゴンドラを往復している旧式に乗って2660mへ。この上にビューポイント見学専用リフトがあるが、混雑しているのであきらめる。広島さん苦手のTバーリフトにさっそく“キャー”と悲鳴をあげリフトを止めてしまった。後藤さんはTバーを外しておりたのだが滑り出さず、私も降りられず又ストップ。われらで2回もリフトを止めてしまった。初日に転びに転んだ№52コースは滑りたくないので下りのゴンドラで帰る。夕食テーブルはキノコ園に飾られている。前菜にキノコソテー、毎日毎日工夫され感激する。食事はハーフで注文、丁度良い。赤ワインで鹿肉とポークソテーをシェアし満足。

 

3月9日(金)

天気予報は晴れだが、薄曇りだ。最終日どこにしようか?スチューベンとの意見もあるが、3日目にホワイトアウトで思うように滑れなかった高級リゾート地、レヒに決める。此処へは有料バスで4.9ユーロ。

ゴンドラ、リフト、リフトで2377mへ。2500m~2600mの山々のところどころに日も差し、風景を楽しみながらの滑走。昼食は今日もスープとサラダをシェア。全員不思議なほど食べられない。ゴンドラの途中駅から8人乗りリフトが割り込んでくる。どんな構造なのか不思議だ。210番のロングコースで駐車場へ向かう。

このコースは長いだけにわかり難く、途中3グループに分かれてしまうが無事バス停へ。

5回のスキーに1日街ブラ。また新しい思い出が出来ました。バスの後ろに積んだスキー板は、ドロはねで汚れてしまったが、宿の外でスキー板を感謝を込めて水洗い。愛情いっぱいの夕食を楽しみながら6日間を振り返り来年へと話しは弾む。健康に感謝。

さあ、帰国に向けてのパック詰め。今後の計画をツアーコンダクターの山田さんと話しながら、眠りへはいる。

 

3月10日(土)

別れの朝は小鳥の声を聴きながら広島さんと散歩。3時間かけてチューリッヒへ着。4星ホテルにチェックイン後、小雨降る中、近くのスーパーで、昼食と夕食の買い物。1本のサンドイッチを4カットし、ホテルから列車を眺めながら4人で食べる。安上がりだ。食後、女性2人と山田さん、電車でチューリヒ市内見学へ、元気だなぁ。

午後6:00、602号室に集合し最後の晩餐会。経験豊かな皆様方の話にビールが捗る。北海道の話と思ったらアメリカスキー、と思ったらチベット、エベレストビュー、話に追いつくのが大変だ。今まで静かだった横田さんが本領発揮。横田ペースで進む。あと2分、あと1分、9時ピッタリ宴会終了。グッドナイト

 

3月11日(日)

9:45ホテルのシャトルバスでチューリヒ空港へ。ボーディングに時間あり、ビール片手にスキー地図を見ながら5日間の足取りを辿る。充実感と幸せを味わいながら、そして日本へ。

以上