お知らせ山想倶楽部

■ 2018.05.17

お花見山行と茅が岳登山

 

お花見山行と茅が岳登山

記・川村光子

 

期 日 平成30410日~11

 

参加者 石原達夫、吉永英明、横田昭夫、高橋 聰、醍醐準一、菊池武明、小笠原達夫、

西谷隆亘、西谷可江、武田鞆子、廣島孝子、藤川智恵子、関口由美子、川村光子 14

 

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茅ヶ岳にて

410(火曜) 桜を訪ねて

 新宿発あずさ9号 9時発に乗り、韮崎駅10:48到着する。既に到着していた小笠原さん、横田さんの車に分乗する。横田さんの車には西谷可江、武田鞆子、廣島孝子、川村光子が乗り、他の人たちは小笠原さんの車。だがまだ一人だけ吉永さんが来ていない。なんだか連絡では総武線が事故の為、秋葉原で止まり動かないので遅れるとの事らしい。待って居るのも時間がもったいないので、韮崎駅に着いたら連絡して貰うことにして、私たちは出発。今回は小笠原さんの紹介で3月に入会した新人の女性会員も2名参加し、まあまあの天気の中賑やかに出発する。

車窓より富士山も望見でき、農家の庭先には、桃の花、梨の花、レンギョウ、山吹と色鮮やかに咲き乱れ、春爛漫。初めに、北杜市にある山高神代桜(国指定天然記念物)は樹齢2,000年ともいわれるエドヒガンの古木(北杜市教育委員会の資料より)で、3年以内には枯死するとも言われながら、4年間に渉り根元周(11.8m)樹勢回復工事が行われ、地域の人々の自然と文化を守ろうとする努力の甲斐も有り、根元周囲も徐々にではあるが回復してきており、今でも威風堂々とした桜が見られる。今回は花もほゞ終わっていたが、木の根回りの凄さを感じたのでした。

  『曇りつつ 風ある花の こずえかな』 蛇笏

 この神代桜の見物も終わるころ、吉永さんから連絡が有り、「今甲府だが、韮崎駅には12:30頃に着く」との連絡が有り、韮崎駅に迎えに行くことになった。吉永さんを韮崎駅でピックアップした後、皆な小腹も空いてきた。駅前にはあまり食堂はなさそうなので、どこかにあるだろうと車を走らせていると、「Laそばや」と書かれた蕎麦店が有ったので、そこに入り少し遅い昼食を戴いた。

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神田の大イトザクラ

 車で再び移動し、次は神田の大糸桜を見学。此処の桜も樹齢400年の古木で、数十本の副木に支えられながら、花を咲かせていた。貴重な財産をこの土地の人々により育まれてきたのだと、歴史を感じられる大糸桜でした。

今回楽しみだった宿『おいしいしい学校』とは、どんな学校なのか興味があった。田園風景を走り、須玉町津金小学校へ、15:30に到着,田んぼ畑の中にある学校で水車小屋が直ぐ横の小川にかかっており、長閑な所だ。グランドにはここにも100年近くの桜の古木が有り、昔の小学校の面影が残っている。八ヶ岳、南アルプス、富士山に囲まれ、空気、水、土地に恵まれた八ヶ岳南麓で、実に広々としていて、夏は満点の星空が見られ、ホタルも飛び交うそうだ。2階建ての校舎を復元した美味しい学校の中へ、宿泊する教室は3人で12畳ほどの和室をあてがわれ、ゆったりとくつろげる。

ハーブ湯にゆっくりと浸かることが出来、時間もあるので4月の例会を開催するとの事で17:50より18:20まで実施され今後の山行計画等が話し合われた。18:30より夕食でイタリアン料理、併設されているパン工房で作られた手作りの美味しいパンに満足する。

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411(水曜) 茅ケ岳登山

 夜中降っていた雨も止み、天気は大丈夫のようだ。昨日は早めに寝て熟睡したので少し早く目覚め、おいしいしい学校の周りを散策する。校舎は3校舎に分かれており、明治、大正、昭和の時代の建築で其々に趣が有った。校舎は建築当時と同じような建築様式で復元され、各々が異なった方法で運営されており、全国でも珍しいとの事。三方を里山に囲まれ農村の原風景が色濃く残る地区で、廃校利用としては経済効果も有り、地元の農産物の直売や、農業体験の指導にも当たり当地区活性化にも貢献しているとの職員のお話でした。

6:00に朝食後8:00出発する。途中のコンビニで昼食用の弁当等を調達し、9:00登山口の駐車場に到着して、身支度を整え9:15頃出発する。松林の落ち葉を踏みしめてほんの僅か歩くと、右手に茅が岳の道標が有り、そのまま広い道を登り詰めると深田公園があり、茅ケ岳が正面に見える位置に深田久弥の自筆による石碑が建っている。『百の頂に、百の喜びが有り』毎年4月の第三日曜日には、氏を偲ぶ「深田祭」が開かれているようです。雨がパラパラと降り始めるがたいしたことも無く、小休止をとりながら、落葉松林の中を歩く。右手に開拓村の時の廃屋らしきものが数軒ある。一時間程で道が狭くなり、急な登りとなり、苔むした岩の間にムラサキケンマ。ニリンソウの蕾、スミレが目を楽しませてくれる。やがて。女岩に到着するが、崩落が激しく立ち入り禁止になっている。女岩を右にまいて急な道を進むと暫くして、深田久弥終焉の地に着いた。芽吹き始めた雑木に囲まれひっそりと石碑があり、それに添えられた造花の赤い花が何と無く印象に残る。丈の低い灌木伝いに登って行くが、その先は山頂までが急坂出岩だらけの道、以前にもこの道を登ったがどうなっていたか記憶がない。只管高度を稼ぐとやっと茅ケ岳へ12:00頃到着した。他には登山者は居ず静かな山頂を楽しむが、小広い頂からの展望は曇ってぃるためあまり望めない。天気が良ければ360度の展望で、標識を見ると東に秩父連山、西に南アルプス、鳳凰三山、南に富士山が眺められ、北には八ケ岳が望めるのだが残念だ。お昼を食べ、集合写真を撮り、12:40に下山する。下りは岩道を慎重に降り、一度小休止をしたが、14:05に林道に出て無事に登山道の駐車場には14:30に着いた。此処の駐車場のトイレに行くと綺麗で何と水洗、しかも便座が暖かい。今まで山では見たことも無い。吃驚だ。又、車に分乗し街中の「ゆーぷる にらさき温泉」で汗を流す組、そのまま帰る組に分かれてここで解散となった。

今回は、少し花の時期が過ぎてしまったが、北杜市の古木の桜たち、山高神大桜、神田大糸桜、清春の桜、それぞれ素晴らしかった。これもドライバーの横田さん、小笠原さんのお二人が効率良く回ってくださったお蔭、本当にお疲れ様でした。山行企画の石原さん、高橋さん有難うございました。『美味しい学校』も良かったです。

山想倶楽部のゆっくり、のんびりの程よい山旅でした。