山想倶楽部

■ 2011.10.16

'11/10日光白根山と尾瀬ヶ原

 
 

 

clock期日 平成23年10月9日、10日

参加者 石原(L)、山村、長谷

 

かねて悪天候等で延期されていた皇海山に登るべく支度をしていたが、直前に所轄役場に問い合わせたところ、先の台風による大雨で発生した土砂崩れにより林道の通行は不可能とのこと。 しかし山に出掛ける準備をして宿の予約もしていたので同方向の代替として、日光白根山に登ることにした。 

2日目は紅葉を期待して誠に久しぶりに尾瀬を訪ねることとなった。

皇海山に登るならば従来通り、足利側から庚申山経由で行くことになろう。

 

10月9日 日光白根山 

赤城高原SAに7時前に集合、沼田インターで国道120号に入り、沢山の車で埋まる丸沼スキー場駐車場に1台置き、菅沼登山口に至る。

驚いたことに12年前には何も無かったこの場所に大きな駐車場があり、土産物屋、飲食店が軒を並べていた。  ともかくこの駐車場の隅に車を駐車して、登山を開始した(8:25)。

登山開始
登山開始

水の涸れた小川の底のような道を行くとだんだんと急になり、涸れた沢のようなところを登る。 可なり急だが、なかなか高度計は上がらない。 やがて登山路らしくなり傾斜が緩むと前方が開けて日光のまぶしい弥陀ヶ池に着いた(10:10)、ここまで菅沼口からノンストップで来たことになる。

弥陀ヶ池

 

 

 

 わずかの休憩のあと、覆い被さるように聳える白根山山頂を目指して急斜面を登る。 わずかに傾斜の緩んだ尾根から振り返ると、弥陀ヶ池とやや大きい五色沼が白く光る。

弥陀ヶ池とやや大きい五色沼
弥陀ヶ池とやや大きい五色沼

 

山頂下のガリーは雪が積もり、滑りやすい。 ガリーを右に逃げてがらがらした最後の急斜面を登ると山頂だが、丸沼スキー場のゴンドラで登ってきた大勢の人たちが山頂に立つために長い列を作っていた(11:20)。  

山頂に立つために長い列
山頂に立つために長い列

 

 

 

丸沼スキー場のゴンドラ終点から山頂までは、日当たりのよいなだらかな道を2時間歩けば着くという。  今後は日光白根イコール丸沼ゴンドラルートと云うことになるのだと思う。  西穂高と同じ運命であろう。  休むと風が冷たく、防寒着が欠かせない。 陽だまりに陣取りゆっくりと昼食をとる。 ガスコンロ2台が温かな昼飯を作る。 山頂付近を出発し(12:30)、前白根の鞍部にある避難小屋に向かって下る。

急で中くらいの岩がごろごろする嫌らしい斜面を25分ほど下ると岳樺の疎林に入り、ほどなく避難小屋に着く(13:05)。  ほとんど素通りで五色沼に出る(13:20)。 ここからは樹林帯の中のあなどれない登りで、登り切るとすぐに弥陀池に出る(13:55)。 時間が気になるので、ここもほぼ素通りで、一気に出発点の菅沼口に向かう。 よく登ったと云うほどの急斜面を下ると程なく菅沼口に着いた(15:20)。  直ちに車に乗り、丸沼スキー場に行き、ここでソフトクリームを食べ少しリラックスする。 

ここからは車2台で今日の宿、片品温泉のプチホテル・たいむに到着する(16:20)。 

 

10月10日 尾瀬ヶ原逍遙

ゆっくりと朝食後(7:10)、たいむのご主人に戸倉に送って貰う。 

ここからは乗り合いタクシーにて鳩待峠に到着する(7:55)。  

鳩待峠
鳩待峠

登山口でボランティアの指導員に、木道は必ず右を歩くようにくどく注意される。 左側を歩くと滑って転び自費ヘリコプターの世話になるそうだ。 木道には東電のマークが刻印され、東電の手になることが分かる。 全延長は50数キロに及ぶという。 今後はどうなるのだろうか。 紅葉が丁度よいくらいで快晴の空に美しいシルエットを描き出す。

   山の鼻に着き(8:52-57)、ビジターセンターの係員に残雪期の宿泊設備の様子を聞く。 トイレに寄り、いよいよ尾瀬ヶ原に歩を進める。 一面の柴紅葉、湿地の尽きる山の端からスカイラインまでは色とりどりの紅葉、振り返れば雄大な至仏山、それらが雲一つない抜けるような青空に映える。

尾瀬ヶ原
 尾瀬ヶ原

中田代三叉路(牛首分岐)あたりから鳩待峠に向かう人たちとすれ違うようになる。 ツアーと思われる団体、中高年の夫婦、若い女性の小グループというところで、私らのような中高年男性のグループはあまり見ない。 

正面に燧岳が一段と大きくなると、木立の中の竜宮小屋(10:25)に着くが、そのまま進む。 急いでいる理由は尾瀬沼を抜けて大清水に出ようかと言う案が浮上してきたからである。  弥四郎小屋を正面に、檜枝岐小屋等の山小屋が立ち並ぶ下田代十字路に着く(10:47)。 ここで尾瀬ヶ原が尽きることになる。

正面に燧ヶ岳
正面に燧ヶ岳

大清水に4時までに着くのには、相当に急がないと困難との見通しとなり、それでは今日の逍遙の趣旨から外れるとのことで、今回は見送りとする。    ゆっくりと昼食とする。 たいむのおにぎり弁当がおいしい。 仮設トイレに行くと、背後に一本の鮮やかな真っ赤な楓があり、その下に犬小屋みたいに小さいブルーのテントがあるのが面白い。 温泉小屋方面に向けて出発する(11:40)。 只見川上流に出てたところで檜枝岐への道に別れ、立派な東電尾瀬橋を渡る(12:05)。

景鶴山
景鶴山

 

少し樹林帯を歩くと東電小屋(12:14)、見上げると鶏のトサカのような景鶴山が見える。 山頂は天然アスベストがあるという山だが、登山路は今どうなっているのだろうか。 女性だけのツアーグループが定員以上にかたまって渡るヨッピ吊り橋に来る(12:29)。  大勢の人が橋のたもとで休んでいるので、通過する。

ヨッピ吊り橋
ヨッピ吊り橋

 

 

この辺りは木道の改修中で、ヘリで運ばれた資材が所々に集積されている。  とうとう休む適当な場所が見つからないまま牛首三叉路に着く(13:00)。  ここでガスコンロが現れ、ホット紅茶を頂く(13:20)。 のどかにたおやかな至仏山を正面に見て、所々に池塘をちりばめた柴紅葉の原を山の鼻に向かって歩く。  今日一日楽しませてくれた原に別れを告げ、山の鼻を出る(14:07)。 鳩待峠へは残りのエネルギーを使い果たそうといつになく早足で登る。  鳩待峠(14:54)では、ソフトクリームを食べながら、今日の山旅の余韻をかみしめ近隣の山を見る。  乗り合いタクシーに乗り戸倉に着くと(15:36)、程なくたいむの車が迎えに来た。  たいむで温泉に入り解散となる。