お知らせ山想倶楽部

■ 2013.08.28

立山三山~奥大日縦走 山行報告(山想倶楽部)

記 廣島孝子

コース: 室堂平~立山三山~奥大日岳~大日岳~称名滝

日時:  2013年8月5日~8月8日  3泊4日

参加者: 石原(L) 廣島 廣島友人

 

今年の夏の山行予定は当初、室堂平~一の越~ザラ峠~薬師岳縦走であったが間際になり、仲間の方々の色々な事情等により石原さんと私だけになってしまう。折角行く気満々であったので私の友人を誘いコースも変更し石原さんにリーダーをお願いし出かける事にした。

 

8月5日 

東京快晴、大町に近づくと雨が降ったり止んだりの空模様、12時30分黒部ダム迄来ると急に雨が強くなる。雨宿りを利用し昼食を済ませ乗り物の人となる。室堂平14時30分着、幸い雨は止んでいる、美味しい水を頂き今日の宿一の越に向かって出発、時折雪渓を踏みしめる心地良さを感じながら・・・山荘16時着

以前訪れた時より小屋は広くなり、それぞれ個室が与えられぐっすり眠れそう、しかし時々雨の音で目が覚め、今日の天気を気に掛けながら朝を迎える。

 

8月6日

すっかり雨は止んでいるが高曇り視界はまずまず。今日の行程は立山三山~剣御前小屋。

 

 立山から見た浄土山方面の残雪

石原リーダーは「昼寝しながら行ってもお昼には着いてしまう」としきりに言う。(甘い甘い私達の技量を知らないなー)ともかく霊峰雄山に向け8時15分出発。足場の悪いゴロゴロした道を300m一気に登る。地元の山チルドレン達が登って来る賑やかな声に後押しされながら山バンバも頑張る。ようやく雄山に9時45分に着いた。神社のお社を仰ぎながら先を急ぐ事にする。此処からは眼下に芸術的な雪とグリーンが織りなす室堂平、明日の行く手の奥大日岳の山並みが見渡せルンルン気分の山歩きである。

 霧の立山稜線

 時折ガスが辺りの景色を隠してしまうが大した雨にも遭わず剣御前小屋に13時30分到着。一息つく間もなく猛烈な雨、滑り込みセーフ、良かった!!夕食を済ませ、談話室で会話を楽しんでいると岳人のカメラマンに来年の夏号に載せるモデルを頼まれる。どのように撮れていますか楽しみです。

 別山乗越から見た剣岳

 

 

 

 

 

 

 

8月7日

4時30分起床、外はご来光を見る人で賑わっている。昨日の豪雨から一転素晴らしい青空である。奥大日~大日岳へ。今回の山行のメインコースです。昨日の学習からか石原さん「早く出発しよう」とせかす。小屋5時50分出発。今年は雪解けが遅かった影響で待ちわびたお花達が一斉に咲き見事なフラワーロードになっている。特に斜面一面のコバイケイソウをこんなに見たのは久しぶり、上を見上げるとナナカマドの純白の花、きっと秋にはたわわに真紅の実をつける事でしょう。

 コバイケイソウの群落

登山客も少なくのどかな稜線歩きが続く、奥大日の登りに差し掛かった頃より雄大な剣岳が見え隠れしながら私達の歩みを助けてくれている。

 奥大日から見る剣岳 東大谷

 

 

 

 

 

 

眼下には室堂、地獄谷、弥陀ヶ原の台地が広がり、時折アルペンルートをバスが行き交うのが目に入る。薬師岳が間近に聳え、遠くには槍や笠が岳も見えこのような素晴らしい景観を目と心に焼き付ける事が出来、感謝、感激です。12時今日の予定の宿、大日小屋に着き外のベンチで昼食を済ませる。幸い大日平小屋がガラガラとの事、明日の下りの長さをかんがみ足を延ばす事にする。これも早く小屋を出た賜物です。

 大日平小屋にて

小屋を過ぎると高度感のある急な岩場を鎖、梯子などを使い慎重に下る。昨日の雨で増水した川を何回か渡り返す事になり、益々我らナメクジ隊の隊長の足並みは遅くなる。途中すれ違った人は「昨日の豪雨でこの辺りは川と化し宿に引き返し、お陰で今日はクタクタです。」と言っていた。妙に納得する。

やがて緩やかな木道にかかり小屋が近い事を知りホットする。静かな大湿原の中に佇む大日平小屋に3時30分到着。宿の方々は感じが良く、24畳の大広間に5人とゆったり、夕食は我が家より豪華、お風呂もあり、すっかり疲れを取る事が出来ました。

大湿原を前にしたお部屋からの真っ赤に染まった雲と夕日の沈む様は忘れる事が出来ない一齣でした。

 

8月8日

最終日、昨日頑張ったお陰で今日はゆったりとした気分で目覚める。大日平小屋6時50分出発。暫くはそろそろ修理が必要な気を許せない木道歩きが続く、木道が切れるといきなり急な坂道になり、まもなく牛の首の細尾根にでる。ひたすら急降下、昨日大日平小屋迄来たのは正解でした。下に降りる程、風もなくサウナに入っているような蒸し暑さ、唯一下から聞こえてくる滝の音が涼しさを醸しだしてくれているのが救いです。道の傾斜は緩くなるが中々ゴールは見えてこない。9時30分のバスを諦めかけた時、急にアスファルトの道に出る。しめた10分程でバス停、間に合った!!富山駅近くのお風呂で汗を流し、いつもより早い帰宅となる。

 

 

何よりの御ご馳走(好天)に恵まれた素晴らしい山行でした。晴れ女も健在です。万歳!!

今回の山行を通して、自分の体力と周りの状況が一年毎に厳しさを増す中、このようなのんびりとした山行が私の此れからの理想のような気が致します。

ナメクジ登山にお付き合い下さいました石原さんに感謝致します。有難うございました。