お知らせ山想倶楽部

■ 2013.10.01

八海山山行報告(山想倶楽部)

 

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薬師岳頂上にて

記  西谷可江

コース:ロープウエー山頂駅~女人堂~千本桧小屋〈泊〉~女人堂~ロープウエー山頂駅
日時:9月14日~15日
参加者:石原達夫、上村紀子、菊池、高橋聰、西谷隆亘、西谷可江
9月14日。大型台風18号の予報を案じながらの出発であった。
今日一日は何とか天気ももちそうなので、現地にて行動決定ということになる。     石原さん、高橋さん、西谷可江・隆亘の4名はMax谷川311号、8時52分東京駅発に乗車、10時55分上越線六日町駅着。東京から車でみえた菊池さんの出迎えを受け、米どころ南魚沼市の,たわわに実った稲穂を眺めながら、一路、八海山ロープウエー山麓駅へ向かう。一足早く到着の上村さん(今回、山想倶楽部に入会された)と、ここで合流。若さ漲る上村さんに、ロートル一同、急に華やいだ雰囲気になり活気が溢れてくる。
明日は、雨の確率大で、八ツ峰から新開道を下る予定は変更ということになり、ロープウエーは往復切符を購入。菊池さんの事前のご配慮で割引券が使用でき有難い。三連休初日だというのに、台風日本列島縦断の予報の所為か乗客は疎らである。11時40分ロープウエー発。上信越の山並みの下に広がる魚沼の稲田を眺めながら、標高差771mを僅か5分余りで上る。夏場は、麓より5~8度は涼しいとある山頂駅は、今日は、涼しさの実感はない。秋暑し。山頂駅の傍らにある八海山遥拝所には、木花之開耶姫、八海山大神がお祀りしてある。霊山の雰囲気をここで先ず感じる。                      
11時50分、歩き始める。大倉口分岐(四合半)まで木道が続く道を進む。歩くにつれて、皆、汗だくだく。まだまだ酷しい残暑である。コギ池の標識を右に見ながら行くと、展けた,前上方に女人堂のとんがり屋根が見えてくる。12時45分、涼しい木陰で10分間の昼食となる。
もう一頑張り。暑いと云えど山は秋。かわいいアキノキリンソウ、リンドウのはっとするほどの青さ、ナナカマドの赤い実に、吹き出す汗を忘れる。ススキの穂揺れる六合目の女人堂は素通りし、急坂を薬師岳(1654m)へと進む。14時30分着。開けた目前に、千本桧小屋〈9合目〉が見えてくる。八海山大神が、ここにも祀られ、備えられた鐘を突くと山気に、澄んだ音色が響く。まるで雨に打たれた如く汗でずぶ濡れの一同、14時40分、無事、小屋に到着。二階の大部屋では、先着の若いグループと同室となる。
さて、今日のうちに地蔵岳まで登って来ましょうか(地蔵岳までは、小屋への迂回路あり)との声あるも、一同顔を見合わせたばかりで、ずぶ濡れの衣類を絞り、さっぱりと着替えを済ませ、冷たき良きものにて喉を潤すことに相成った次第。
カレーと福神漬の夕食後は、夕焼け雲をバックに、中ノ岳、駒ケ岳の遠望に一日の疲れを癒し、ランプの灯りのもと、歓談を楽しみ、21時就寝となる。
9月15日。午前2時頃、目が覚めると、風の音は徐々に強まり、3時頃には、雨音が聞こえだす。4時半、風と雨の音が一層激しくなる。しかし、5時過ぎ、外に出てみると、小雨は降っているものの、遠く山並みに沿って、雨雲の切れ間に朝焼けが一筋の赤い帯となって見える。6時,朝食。予想通りの雨で、今日の八ツ峰行は断念であったが、若い山小屋の主も、この雨では絶対に止した方がよいとの助言。
雨具を装着して7時40分、山小屋を出発。昨日登って来た道を下る。

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千本檜小屋を後にして

 8時35分、女人堂着。10分のトイレ休憩。雨で濡れた山道は歩きにくい。すれ違いもままならぬ狭い道は、深く抉れて、大雨でも降れば、濁流の流れになるのであろう。
古より八海山は、修験の聖地として登拝講中登山が盛んであるが、下山途中、若い男女をまじえた白装束の5,6人の登拝者に出会った。また、福井や富山からの賑やかな中学生にも 出会い、元気をもらいながら雨上がりの泥濘の山路を下る。10時、ロープウエー駅着。空気が澄んだ秋の日には、展望台から遙かに日本海や佐渡島が見えることもあるらしいが、残念。暫し喉など潤しながら休憩。10時40分発のロープウエーに乗車。菊池さんの車で、六日町駅傍の温泉に直行。二日間の汗を流し、気分も爽快に六日町駅へ。ここで解散となった。
私にとって、初めての八海山山行。八ツ峰の緊張とスリルは味わえなかったけれど、これは、次回の楽しみとしましょう。(スキルアップの鍛錬をしなければ!)皆様と和気藹々と楽しい山行ができ、満足、満足の二日間でした。有難うございました。
最後になりましたが、先導してくださった石原さん、八ツ峰の岩峰に備えて安全確保の為に4キロもの重いザイルなどの登攀用具を運んで下さった高橋さん、車の手配をはじめ、途中からザイルを分担交代してくださった菊池さん、会計処理などてきぱきとやってくださった上村さん。皆様のお心遣いに厚くお礼申し上げます。美味しい八海山を飲む度に、今回の山行を懐かしく思い出すことでしょう!