お知らせ山想倶楽部

■ 2014.04.04

オーストリア ゼルデン(SOLDEN)・スキー 9日間

石原達夫・記

 

山想倶楽部として初めてヨーロッパ・スキーに出かけた。あまり有名な場所は、何かと高価だし、人も多いだろうということで、日本ではそれほど知られていないゼルデン・スキーエリアに決めた。シーズンのピークも外れに近づいた為か予想した通り、そこそこ静かなスキーが楽しめた。驚いたことに日本人らしき人は全く見ず、東洋人もいるかいないかであった。天気にも恵まれ、スキー期間の5日間は快晴で、終わったとたん、曇りから雨、帰国日は雪となった。

参加者 石原達夫 廣島孝子 小笠原永峰 中田律子 鴫原猛士* 後藤早登*

山田功(ガイド)  *は部外参加  

 

3月16日

10:30には成田空港に集合、12:10頃搭乗、13:05離陸、搭乗率85%程度で、皆スペースを持って座ることが出来た。しかし出発が昼なので皆機内では眠れなかったようだ。 

ウイーンでの乗り換えは入国審査がスローで時間がなくなり、最後は走るようにしてインスブルック行のフライトに乗った。インスブルックでは、ドライバーが待っていて直ちにゼルデン(SOLDEN)の宿に運ばれた。これから6泊は、この辺りでは最高級になる4星ホテル、ホテル・アルプホフ(ALPHOF)になる。スキー用具を乾燥室に収め部屋に荷物を置くと、もう20:30近く、レストランは最終入場がこの時間なので慌てて入る。そんなに空腹は感じないが、兎も角食べる。部屋に戻ると早くも22:00、早々にベッドに入る。

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ホテル・アルプホフ

3月17日

朝6:30に起きる。窓から見る中庭の空は快晴だ。7:30からバフエ・スタイルの朝食が始まる。場所柄各種のソーセージがうまい。パンも種類が多く、結局朝から食べ過ぎの感じだ。9:00にスキーバスに乗るべく宿を出る。このバス停からは結構多くのスキーヤーが乗る。3停留所目がゴンドラ乗り場、いよいよ来たぞという感じでゴンドラに乗り込む。 8人乗りでばらばらに終点まで行く。

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ゴンドラ乗り場

 

 

日本にはない長いゴンドラで、降りたところは、中継点で今度は更に大きなゴンドラに乗り換える。20人乗りくらいだろうか、客はかたまってぞろっと乗るのだが、しかしほとんどが席に座れる。着いた所が3,053米の山頂付近で展望台からは快晴のチロルの山並みが見ることが出来る。

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展望台から

 

 

斜面は一般に急で、しかもアイスバーンである。ある程度これを予想していたが、最近は深雪で滑ることが多いため所有しているスキー板は一般に幅広く、一番狭い板で足幅85mmを持ってきたが、これでは異常に広すぎるがしかたない。しかもこのところ必要がないのでエッジを研いでなかったのは失敗だ。スキーバーンは3,000米もあるので1日目は高度不慣れですごく疲れる。

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スキー場

 

山田さんの案に従い今日は広大なスキー場のうち、この上部ゴンドラの付近で滑ることになった。昼食はスキー場内のレストランで、ほとんどの客は、外のデッキで食事や休憩をしているが、私たちは屋内に席を占める。 

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レストラン

 

 

 

食事はチョイスが多いが、勝手がまだ分からないのでどうしても適当量をオーバーしてしまう。結論としてフランクフルトみたいなソーセージが入ったものが良さそうだということになった。これは日本で食べるものと完全に味が違う美味しいものだ。

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昼食

 

 

16:00になる前に下のゴンドラに乗り、バス停に出る。やっと1日目が終わった。

ホテルに戻ってから、飲物他を買いに近くのスーパーに行く。夕食は毎日定時の19:30からで、フルコースの食事だ。

 

3月18日

今日も快晴、2日目ともなれば、スキーもアクセル全開となる。昨日と同じく9:00に出てバスに乗る。スタートは昨日と同じ、しかし今日は先の高標高地点のスロープに行く。更にに長大なリフト、ゴンドラ、また屈曲点を持つゴンドラに乗り3,340米の展望台に着く。 最終ゴンドラの終点近くから見たところ、この辺りは既に氷河地帯で、その上にスキースロープがあるようなものだ。この展望台は3,370米の山頂直下にあるもので、展望は一段と素晴らしい。眼下の垂直な氷壁のはるか下の谷には登髙中のパーテイが見られる。いずれ適当な峰から滑降するのだろう。スキースロープはトンネルをくぐった反対側の斜面にある。

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山の展望 谷を歩くパーティ

この上部には氷河の末端があるのでそれを真近に見たくてオフピステの恐ろしい急斜面を下り、少しトラバースして青く透明がかった末端の氷の下に出て観察する。

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氷河末端の氷

その下はまたとてつもないオフピステの急斜面で、ピステに戻るためのキックターが出来ない斜度なので、意を決して滑る。ターンはエッジがきかず流され気味だが、兎も角ピステに滑り込む。その内1人のスキービンデングが壊れ、また他の1人がスキーチケットを失ってしまったので山田さんに連れられて2人は一旦麓まで降りることになった。また皆合流してから昼食に向かう。 午後は東側斜面を主体に滑り、ゴンドラにて2つ先のバス停に降りる。

 

3月19日

今日は更に奥のオーバーグルグルスキーエリアの予定だったが、風が強くなりそうだったのでまたゼグデンで滑ることになる。予想に反し今日も天気良好で、昨日と同じく全山で滑る。昼食後の午後のスキーが始まって間もなく、メンバーの一人が後から飛ばしてきた大柄のスキーヤーにぶつけられ、大事をとってスノーモービルで救急センターに運びこまれ、更に救急車で麓の病院に運ばれた。スキーはここで中止し、全員長い下山コースを麓に向けて滑る。山田さんは途中で病院に向かうコースをとり、私たちはゴンドラ駅に下り立った。途中はでこぼこで下部は雪解けでビシャビシャ、非常に滑りにくく、かつ疲れるコースだった。後で病院に行ったが、どうも違う病院のようで、病院名を聞かなかったのが失敗でとうとう分からずホテルに戻ったが、しばらくして本人が元気にホテルに戻ってきた。心配した肋骨は折れていなかったようで皆安堵した。 

 

3月20日

今日はオーバーグルグルに行く日となった。

スキーバスに30分近く乗り、中心部から少し西側のホッホグルグルで降り、途中駅のある長いゴンドラに乗る。8人乗りリフトに乗り継ぐと3,000米位の地点に立派な展望台がある。 このスキーエリアはこじんまりしていて、雪が良ければどこでも滑れそうな斜面が続く。

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ためしにオフピステに入って見たが、ガタガタで足のマッサージ機にかかったようで、早々にピステに戻った。昨日ぶつけられたメンバーも元気に滑っていて安心した。一番外れのスロープには時間切れで行けなかったが、それでも主要な斜面はすべて滑ったことになる。永峰さんと山田さんはスキーを返しに途中から別れたが、バスは結局同じとなった。運行本数が少ないためか大変混んだバスだった。

3月21日

今日はスキー最後の日、再びゾルデンスキーエリアに来た。4回目ともなれば、いささか勝手が知れてきて楽しく滑る。このアイスバーンにも慣れてきて少し余裕を持って滑れるようになった。初日は少し急なアイスバーンは、前方横滑り、ターン、また前方横滑りというように滑っていたが、今日はかなり普通に滑る。ただ相当にターンの内側に身を沈めてエッジに乗るようにし、何かあったらすぐエッジを切り替えて逆ターンができるようにして滑る。当然のことながら永峰さんの滑りは抜群だ。彼はここではいつものテレマークスキーから、アルペンスキーに履き替えている。昼食後はまだ滑ってない所に行こうということだったが、少し離れていて、そうおもしろそうではないのと、残り時間がないため断念する。ハンガリーから来たバンドの演奏を見ながら休憩し、

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ゴンドラから

ゴンドラに乗って麓に下る。ホテルに戻れば明日の出発に備えて荷物1式のパッキングをする。

 

3月22日

定刻の朝食後、迎えに来た車に乗りインスブルックに移動する。今晩の宿泊はホテル・グラウアーベアー(GRAUER BAR)

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ホテルの看板

 

旧市街のほぼ中心地にあり、旧大学、現在のイエズス派教会の前にある。チェックインにはまだ早いので荷物を預け市内観光に出る。雨の降りそうな曇天のもと、黄金の小屋根、

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小屋根

 

 

 

 

 

凱旋門、子だくさんのマリア・テレジア女帝の居城ホーフブルグ王宮を足早にみる。土産品購入のため近所のスーパーに行ったり、土産品のクラフトの店を覗いたりしたのち、全員ホテルの1室に集まり残り物の飲食をして夕食に替える。つつましい最後の晩餐で愉快だったこのスキー旅行をふり返る。

 

3月23日

夜半の雨は朝には雪となる。

5:00のモーニングコールで起き、6:00の迎えのバスでインスブルックの空港に向かう。

空港で朝食をとり、8:15発の便で、ウイーンに行く。3時間ほどの時間があったので空港の免税店で最後の買い物をする。ウイーン発の便の待合室には大勢の日本人が集まり、やはりウイーンは日本人には人気があるのだなと思った。この便は満席で窮屈な思いをして、ほとんど寝ず成田に着いた。

成田空港の通関後、ここで解散した。皆さん10日間ご苦労様でした。