お知らせ山想倶楽部

■ 2015.04.03

カナディアンロッキー スキー行(山想倶楽部)

高橋 聰

期日平成27年3月12日より18日

参加者 石原達夫、石原泰子、高橋文雄、廣島孝子、下河辺史郎、高橋聰、      後藤早登、 三森文男、 三森礼子、 添乗:山田功 合計10名

 

3月12日(木)

いつもなら成田に行くのには、京成上野より京成スカイライナーで成田に行っていたのだが良く調べたら、最近は路線が色々と便利に接続されるようになっており、自宅近くの飯田橋より地下鉄東西線に乗り、日本橋で羽田、成田間を走っているアクセス特急に乗り替えて行った方が、料金も二千円近くも安くなり時間も変わらないことに気が付く。

成田集合時間は16:30であるが飯田橋を13:32に出ると成田には16:00前には着くのでそれでいく事にして14:20に家を出発する。日本橋で乗り替えて浅草線のホームに着き少し待つと予定通り成田行きの電車が来たので乗り込み、成田第二空港駅に到着。本来なら第一空港ビル迄行かなければならないのだが、第二空港ビルで下車してしまい、待ち合わせ場所である4階に行こうとすると4階はレストランの表示となっている。おかしいなと思い近くに居た警備員に聞いてみるとAIR CANADA便は第一空港ビルだと言われ、あわてて直ぐに来た電車に乗り、何とか待ち合わせ時間の16:30に間に合うことが出来た。待ち合わせ場所に行くと既に参加者は全員到着している。僕はスキーを宅急便で送っているので、スキーを受け取りに行く。これで全員参加メンバーもそろったことになり、早速搭乗手続きだ。搭乗手続きも無事に終わりAIR CANADAの乗り場に向かう。このボーディングゲートが一番奥の方でとても長く10分程度歩いた感じだ。免税店で高橋文雄さん、下河辺さん、と僕の3人がカナダで飲むウイスキーを買おうとしたら、カナダのバンクーバーではカルガリーへ乗り継ぐ時に手持ちの水分は没収されると売り場の人に教えられる。残念だが仕方がない。無税のウイスキーであっても売っている価格は国内のデイカウント店で売っている値段と比較すると消費税が違うだけで本体価格はほぼ同じようなものだ。

やがて予定通り18:20に飛行機に搭乗し出発を待つも30分程度遅れて離陸する。カナダのバンクーバーとの時差は8時間だ。バンクーバーには成田での出発が遅れたが到着予定である11:30 より30分早く到着する。日本時間だとまだ午前3:00だ、眠くて仕方がない。

此処でカルガリー行に乗り替えるのだが2時間30分もある。全員税関検査、入国申請も何事もなく直ぐに済み、バンクーバー行の搭乗口に向かい2時間程待ち合わせて機乗する。乗っている時間は2:30となっているが、実際は1:20程度であった。これはバンクーバーとカルガリー間の時差が1:00程有るからだ。カルガリーでは現地のスタッフの出迎えを受けてバスに乗りバンフーへ(約120KM。1:30程)19時頃ホテルに着き、各自が割り当てられた部屋に荷物を入れ、直ぐにホテルのレストランで夕食だ。夕食後文雄さんと近くのリカーショップに成田で飲み代であるウイスキーを買えなかったのでウイスキーを買いに行く。このお店には色々と置いてあり、最高価格の物は何とカナダドルで4000ドルもする物もある。(凡そ1カナダドルは100円相当)TEE GLENLIVETの18年物を購う。

 

3月13日(金)

朝起きて空を見ると空が赤く燃えているようだ。日本では朝焼けが強いと数日後には天候が崩れると言われているが、果たしてこのカナダではどうなのだろうか、この先の天候が少し気になる。

Canadian Rockies skiing-2015-01.JPG
ホテル前でバスを待つ一行

本日行くスキー場へはホテル前を8:35に出発するバスでSunshine Villageスキー場のケーブル駅に向かう。30分程で到着。このSunshine Villageのケーブルは、Goats Eye Mountain方面駅を経由してLookout Mountain 行のケーブルだが、Goats Eye Mountainのスキー場は傾斜が強く上級向きの斜面が多いためか降りる人は少ない。20分程度でSunshine Villageスキー場のベースに着く。先ずは一番近くにあるリフトに乗りこのスキー場の全貌を観察。

Canadian Rockies skiing-2015-02.JPG
サンシャインビレッジスキー場に立つ一行

 

 

見える範囲ではリフトは長短それぞれで10本近くあり、ここで一番高い所は2,750mのLookout Mountain だが、スキーエリアの広大さ加減に驚く。

Canadian Rockies skiing-2015-04.JPG
ルックアウトマウンティンのリフトに向かう

 

 

 

 

リフトはこの頂上の直下まで伸びていて、上部はかなり傾斜がある。天気も良く白い急峻な山々を見ながら、山田さんのリードでほとんどすべてのリフトに乗り色々なコースをたっぷりと楽しんだ。雪はまあまあの状況であった。かなりの距離を滑ったのでなんだか疲れた。帰りはゴンドラ下の下山コースを滑って降りる。ホテルに戻り、少し浅めのバスタブにお湯をたっぷりと張り、ゆっくりと体をほぐす。

夜は全員で近くのステーキ屋で食事だ。食事より帰ってきても部屋で文雄さん史郎さん達と遅く迄昨日購入したウイスキーを楽しむ。

Canadian Rockies skiing-2015-03.jpg

サンシャインビレッジスキー場、周りの風景

 

3月14日(土)

朝6時に目覚めて外を見るとなんだか地面が濡れているようだ。外に出て確認をすると少し雨模様である。天気予報ではこの地方は一日曇りであるが持ちそうにもない。案の定7時頃には雨が降り出す。先ずはお世辞にも美味とは言えない朝食だ(よく宿泊している人たちはこんなものを美味しそうに食べていると感心する)日本人の口にはやはり美味しいお米と味噌汁が一番で、おかずには干物と少しの漬物があれば言うことはなく、これが一番体に合っていて美味い。もう早くも拒絶反応が出てきそうだ。どうも米国やカナダという北米大陸の食事は僕には合わない。然し少しでも食べておかなければスキーという体力がいる運動をすることが出来なくなってしまう。

高橋文雄さんは昨日転倒した時右足首を痛めたようで少し腫れているので本日は休養とする。

朝食後本日はLake Louise に行く予定で有ったが、現地に問い合わせると7時現在の気温が6OCとの事。昨日行ったSunshine Villageの気温はOOCとの事なので目標を変更してSunshine Villageに向かう。ケーブル駅の始発点では雨がしょぼしょぼ降っていたがケーブルの高度が昇るにつれて霙となり、やがて雪となってきた。雨ではスキーをする気にはならないが雪ならどうという事はない。終点に着くとすでに5~6cm程度の積雪が認められるも、なんだか湿っぽい雪のようだ。早速偵察代わりに一番近くにあるリフトに乗車し、リフトを降りると雪が眼鏡につき視界が効かない。それでも下河辺君と二人で何回か同じコースで滑るもあまり面白くないので早々とレストハウスに入って昼食とする。僕たちがレストハウスに入ってからそんなに時間も経たないうちに、別れて滑っていた石原さん達も上がってきた。

Canadian Rockies skiing-2015-05.JPG
スキーロッジの昼食

昼食後は高橋と下河辺は天気も良くないので滑る気をすっかり消失してしまったので待機する事とし、他の人達は昨日滑っていなかったLookout Mountainに向かって一番右側のコースを滑りに行く事にし、天気も良くない事もあってそのコースを終わったら本日は終了し14:30のバスに間に合うようにケーブル下のバス停で待ち合わせることにする。12:40頃に高橋達がレストハウスを出てゴンドラ乗り場に行くと。タイミング良く滑り終えて帰って来た人達と会い、一緒にゴンドラ、バスと乗り継ぎホテルに早々に帰ってくる。ホテル着14:50

昨日転倒して右足首を軽く捻挫した文雄さんは、本日は何処にも行かず、僕たちが帰って来る迄寝ていたようだ。

足を見るとかなり腫れていて明日スキーが出来るかどうか不明だ。昨夜痛飲したのが響いたようだ。本人は明日は滑ると言っているが、どうも足の具合を見るとひねったようで痛みもありあまり良い状態ではない。今晩はアルコールの類は一切摂取しないように忠告だけはする。後は冷たいが、本人の問題だ。

本日の夕食は瑞西 伊太利料理のレストランだ。どんなものかと思っていたら米国、カナダ式の料理と相違して、完全な欧州式の味付けの様で店の雰囲気も良く、注文したのは海鮮フォンデュー、ビーフとスリングのフォンデユー、鮭のグリルとライスとチーズの炊き込み付け合せ、ラクラン(ポテトに温チーズたっぷりのっけ)等々であり、全員余すところなく完食し満足した一晩であった。

 

3月15日(日)

Canadian Rockies skiing-2015-07.JPG
レイクルイーズスキー場につく

本日は昨日行く予定で有ったLake Louise Mountain Resortのスキー場で有る。ホテル前のバス停を9:10頃出発し10:00頃にスキー場(Front Side/South Face)についた。Base Area (1,646m。)天候は薄曇りで、はっきりしない。まずはGrezzleyゴンドラに乗る。

Canadian Rockies skiing-2015-08.JPG
レイクルイーズスキー場、ゴンドラで上がる

 

 

 

 

 

全体に比較的急な斜面でしかもアイスバーン気味である。ともかく押さえて滑る。一旦ベースまで下り今度は左手のGlacier Express、ついでTop of the worldというしゃれた名前のリフトで、Eagle Ridge(2,530m)迄行き、Back Boulとよぶ反対側の余り傾斜のない広大な雪面を下ってPowder Bowlsへ向かう。新雪であったら快適なスキーが楽しめる斜面であろう。Powder Bowlsは比較的緩斜面で、2本ほど滑り、リフトの乗り場にあるTemple Lodgeで昼食とする。

Canadian Rockies skiing-2015-09.JPG
レイクルイーズのテンプルロッジで昼食

元気のある人は更に正面のやや急な大斜面を滑る。その後Front sideに出るリフトに乗り、本日最初に滑った斜面を下ってベース迄一度戻る。休む人を除いて再度この斜面のあちこちを充分に楽しんで3:35のバスでホテルに帰着した。夕刻より雪となる。

 

3月16日(月)

今日でこの楽しかったカナダでのスキーも最終日である。このバンフー付近には3ケ所のスキー場がありまだ行っていないのは一番近くにあるMt Norquayであるが、このスキー場は上級者向きのコブ斜面との事なので行かないことにして、Sunshine Villageに結局3日も通うことになった。昨日の雪で新雪の上を楽しく滑ることが出来るかと思っていたのだが、案に反して少し重い新雪の為少々滑りにくい状態であった。それでも午前中はまだノ―トラックの斜面があり滑降は自ずと積極的に新雪を追う組とゆっくり通常斜面を滑るグループとなる。  昼食後はもっと貪欲に新雪を求めて滑りたいグループとゆっくり滑りたいグループと二つに分かれたのだが、ゆっくり滑りたいグループに入った、高橋文雄、下河辺、高橋聰の3名は雪面がガスはかかってはいないのだが、光線の加減で良く見えない状態が続いたので、滑らず早々とスキー場から退散した。残った石原組は更にスキー場の境界を出て、誰も滑っていない新雪斜面を存分に滑り、4時頃に帰ってきたようだ。

Canadian Rockies skiing-2015-10.JPG
サンシャインの場外で深雪を滑る

今夜は中華料理が食べたいとの発案があったので、タイ料理と中華料理をしている店に行ったのだが、それらしくはなってはいるが、日本山岳会の帰りに時には寄る事もある中華屋さんの方がよほど美味しい。

Canadian Rockies skiing-2015-11.jpg
最後の晩餐中華料理 竹園 にて

 

 

 

 

 

明日はもう日本に向けて帰る日だ。7時朝食で8時には出発するとの事なので荷物もある程度パッキングして早く寝ることにしよう。

 

3月17日

朝7時にいつも通り食事として、昨日中に荷物はほぼ片付いているので、昨夕に朝食に行く時には必ず荷物を外に出しておいて欲しいと言われているので、廊下に全ての荷物を出して朝食に行く。本日乗るカルガリー発の飛行機は12:35 であるが、途中が通勤時間と一緒になるので道路が渋滞することもあるので早めに出発するとの事らしい。昨日決められた8:00には出発し飛行場には9:40 に着く。セルフチェックイン機が不調で改めて一々荷物を預ける事になりひどく時間がかかる。スキーを出すとこれは別料金を貰うと言う。下河辺君がそんな事はない筈あなたが知らないだけだろうと問うと、担当者が周りの係員に問合せやっとokが出る始末。指示が一定していない。荷物の預け口からセキュリティチェックまで、1時間30分も掛ってしまった。日本ならこんなことになったら強く非難されるだろう。これもカナダスタイルか。しかし早く出たお蔭でボーディングまで1時間30分近くもあり、時間を持て余してしまう。

定刻である12:35に飛行機はランニングに入りフライトする。この飛行機は成田直行便なので予定通り日本時間18日の14:05(現地時間18日午前5:05)成田に到着して荷物を受け取り14:40に解散して、各自夫々思い思いに家路についた。

 

 

追記   石原達夫

昨年はオーストリーの氷河スキーのゼルデンに行ったが、今年はカナダ・バンフに来てみた。理由はフライト時間が短いこと、料金が安いこと等もあるがカナディアンロッキーのスキー場はどんなものであるか今後の参考にしたいという思いがあった。海外のスキー場の特徴は日本のどのスキー場と比較しても広大でゆったりした気分でスキーが出来るということであろう。時期的には、1月から3月初め頃までは各人色々と国内でのスキー計画が詰まっているので海外に出るのは3月も10日過ぎということになる。

課題はその時期に良いコンデションの雪がある場所と云うことになるのだが、そういうところを探すのはかなり難しいのだろう。

もう一つの問題点は、国内のファミリアなスキー場であれば極端な話、集合場所と時間を決めて後は自由に滑るという事も出来るが、海外のしかも初めての場所ではそういう訳にもいかず原則全員で一緒に滑るということになる。この場合、参加者に体力や技量の差があると誰かがどこかで妥協するということを強いられる。昨年のゼルデンの場合は一応全員があるレベル以上だったので全日全員で一緒に滑る事が出来た。今回の場合2つのスキー場とも、はっきりしたベースとなるロッジがあったので疲れてしまった人、不調の人はそこで一休みし、また合流という事が出来た。こういう事も考えながら場所を選ぶというのはそうた易いことではない。

食事にしても人による好みの問題がある。ゼルデンは2食付きだったので否応なく参加者全員が夕食もそこで食べてもらうというスキームだった。今回は朝の時間の関係上、朝食付きということで宿を決めたのだが夕食は参加者の嗜好を考えて毎回変えてみた。それぞれ勝手に好きな所で食べなさいという選択もあろうがここは団体行動上全員一緒に夕食を摂った。

 

スキー場としては、サンシャインビレッジは雄大な風景と広大な斜面で変化に富んでいて万人に楽しめるスキー場であろう。季節がらか雪はあまり良くなかったが、最終日は10cmほどの湿った新雪があり、これでも結構楽しめた。ただリフトに近いオフピステはたちまちのうち荒らされてしまい、正午近くになるとノ―トラックの斜面はほとんどなくなってしまった。

そこで午後はスキー場の境界外に出て少し歩きバージン斜面を見つけて滑ってみた。相当に深いしかも重い雪であったがそれなりに楽しめた。ただスキー場に戻るには結構な距離を歩く羽目になった。午後に行ったLookout Mt.の左端のスキー場境界線際の長い急な新雪斜面も荒らされてはいたが皆よく健闘して滑りきったと思う。

レイク・ルイーズは標高こそサンシャインより低いがロッキーの中央部に近いため更に雄大な景色を楽しめる。斜面は一見小ぶりで急だが、背後に広いバックボールを従える。

残念ながら斜面はアイスバーン気味で快適に滑るという訳にはいかなかった。急な斜面は、安全を期して堅雪の山でよく使う横滑りターンの連続で下ったが爽快感に欠ける。

やはりスキー場の良し悪しは斜面もさることながら雪質で決まるということか。

 

さてこれらを考慮して来年はより楽しいスキーが出来る場所と時期をどう選択するか、今から考えるべき課題である。

 

今回、私の雑多な要求を聞き入れて場所や宿を決め、またスキー場では案内や不慣れな人のスキー指導や、毎夕食には注文の多い人たちを満足させるべくレストランの選択に知恵を絞っていただいたアウトドアーアトワールドの山田功さんに深く感謝する。