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故郷に帰った三角点 


                                                   
片野スミ子 

 私の住んでいる座間市には、地形図作成の原点である相模野基線の南端点があります。この基線から西へ伸びる一等三角点が、本年3月に故郷であり、生誕地である厚木市の鳶尾山に戻りました。私たち地理クラブが2001年5月26日に、藍川町中津小学校と幼稚園にはさまれた仮の住まいを訪れた時は、四隅に石を配し、中央に18cm角柱の標石が埋められておりました。

 ところが2003年11月9日に再度訪れた時は、児童がつまずいて危険ということで地下にマンホールのような形で埋められていました。それは初めて訪れた2001年の12月に埋められたそうです。33年の歳月を共に過ごした児童と別れ、古里に帰ったのです。

 

鳶尾山頂(標高235m)へ戻った三角点は。四隅を石で囲み中央に標柱を配しコンクリートで固定されていました。でもこの標柱をよく見ると、中津小にあった標柱と異なっています。一等と書かれている文字が右からきざまれています。はてな?と厚木市役所に問い合わせてみたら、鳶尾山は厚木市内でも、三角点は愛川町で管理とのこと。愛川町役場の答えでは、明治に設置された標柱は国土地理院で保管されていて、それが3月に鳶尾山頂に設置され、小学校に埋められていた標柱も地理院へ持ち帰ったそうです。山頂に設置はされたものの、まだ地理院から正式な認可はされておらず、5月に正式発表される様です。との役場のお答えでしたが、私が問い合わせたのは6月4日でした

別紙の写真を見比べてください

Data:07
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観測日:

2001/

山地名:

点名:

等級:

GPS位置: 

標高: 

標石の方位:

標石の寸法:

保存状態: 

該当地形図:

備考:

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2003年11月9日


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