2019年8月 個人山行  「 西沢渓谷 ( 渓流・滝と花と雷 ) 」


ネトリ橋分岐の道標
 


日 程 2019年8月1日(木)
目的地 西沢渓谷 ( 渓流・滝と花と雷 )
コース JR塩山駅8:44着  9:05発 =山梨交通バス= 10:05西沢渓谷入口バス停10:07 → 
ネトリ橋分岐10:25 → 二俣吊橋10:40 → 大久保の滝10:50 → 三重の滝11:00 
→ フグ岩11:15 → 人面洞 → 竜神の滝 → 恋糸の滝 → 貞泉の滝11:40 
→ 母胎淵 → カエル岩12:00 → 方丈橋 → 七ツ釜五段の滝12:15 → 渓谷道
終点12:40 → 尾根道(旧森林軌道) → 大展望台13:10〜14:30(昼食) → 15:25西沢渓谷入口バス停15:40発 =山梨交通バス= JR塩山駅16:40着 
参加者 辻橋明子、中臺文夫(2名)
係 り 辻橋
記 録 文・写真  中臺 












6月と7月の定例山行に参加を申し込むも、不摂生なのか自己管理が甘くて、両月ともキャンセルすることになってしまった。 2ヶ月以上山行無し状態は身体がなまってしまいそうなので8月定例山行前に足慣らしに行きたいと、我が師匠の辻橋さんにお忙しい中無理やりお願いし8月1日(木)に山梨の西沢渓谷へ。

指定席と自由席の区別をなくし「空いていれば座っていい」という新たな着席サービスシステムを導入したあずさ1号は平日にもかかわらず満席。
「座席未指定券」なるよくわからないチケットを購入して乗車 JR八王子駅7時29分発、結局立ったままJR塩山駅8時44分着。

JR塩山駅9:05分発山梨交通バス(季節と土日祝日運行)に1時間乗車、西沢渓谷入口バス停に10時05分着。ゲートを通過して舗装された広い道を25分、公衆トイレもあるネトリ橋分岐に到着。
1周8qの周遊ルートでこの分岐で渓谷道と尾根道(森林軌道跡)に分かれるが、渓谷道から尾根道に抜ける反時計回りの一方通行がルールとなっている。

パンフレットにはハイキングコースとあることを都合のいい言い訳に、急なことで山行計画書もなく投函ポストを横目にしばらくなだらかな道を行く。途中には甲武信ヶ岳登山道入り口もあり、渓谷の流れと道が近くなると急に気温が5〜6度下がる感じがして気持ちがいい。休業中の西沢山荘を過ぎ二俣吊り橋を渡り本格的な山道が始まった。ところどころ古い落葉がたまったところ以外、細礫で覆われた道は水がしみだしていても歩きやすく歩行速度があがる。 道はいったん渓谷から離れるがアップダウンの後に再び渓谷沿いの上流へ向かう道となる。

JR塩山駅到着

クマシデの花穂

何となく懐かしい手書きのルート鳥瞰図

甲武信ケ岳登山道入り口

二俣吊り橋

砂防ダム(魚止滝)

イワタバコ

ミヤマタニソバ(模様あり)

 大久保の滝を眺めながら進むとすぐに「三重の滝」があり、ここから上流に向かい奇岩・さまざまな滝の渓谷美を楽しむ。
「三重の滝」から魚のフグのような「フグ岩」、人の顔に見えなくもない「人面洞」の奇岩を眺めながら約20分で「竜神の滝」に到着。

 ハイキングコースという割には、沢登りのような個所もあり、クサリを張った手すりがあったり、「クサリにつかまれ」、「転落注意!」、「落石注意!」、「危険!」の注意書きが随所にあった。

ポツポツと・・・滝のしぶきかと思ったが、晴れていた空が曇り始め雷も。 晴れ女の辻橋師匠パワーも竜神様や雷様にはかなわない。
傘を差しながら5分から10分おきに次々に現れる「恋糸の滝」、「貞泉の滝」、「母胎淵」、「カエル岩」を眺めながら渓谷道の終わりの方杖橋に到着。

大久保の滝

三重の滝

渓流沿いを歩く

涼しい渓流沿い

人面洞(どこがだろう?)


竜神の滝

注意書

鎖につかまって!

貞泉の滝

渓流の近くを行く

カエル岩(何となく・・・??)

途中、奇岩や渓流の滝のほかにも、イワタバコ、ミヤマカラマツ、トリアシショウマorヤマブキショウマ、ヤグルマソウ、タマガワホトトギス、ガクアジサイorヤブデマリ、シモツケソウ、タマアジサイ等々いろいろな花が咲いてこれも楽しめた。

ミヤマカラマツ(左の花)

トリアシショウマ?ヤマブキショウマ?

ヤグルマソウ

タマガワホトトギス

ガクアジサイ?ヤブデマリ?

シモツケソウ

タマアジサイ

方杖橋

が、ここまで昼食をとる場所はあったがもっといいところがあるのでは、と欲をだしているうちに雨と雷になってしまい、昼食抜き。(もし昼食をとっていたら雨で中断、結果オーライか?)

渓谷道から尾根道へはきつい登り階段、途中で渓谷のメインである七ツ釜五段の滝を眺望。
雨と雷、登り階段、昼食抜きの三重苦で師匠のご機嫌が斜めにならないよう雷様にお願いしながらひたすら登って尾根道到着。

急な登り

七ツ釜五段の滝

七ツ釜?五段?の滝

急な登りにあった「根性の木2号」

尾根道は昔木材切り出しように使用していた森林軌道のレールが随所に残っており、この軌道跡の道を下っていく。途中にはシャクナゲの群生地もありシーズンには楽しめそう。
尾根道を半分くらい来たところに大展望台があり天気が良ければ奥秩父の山々が望めるとのこと。

ここで雷も雨もおさまり、師匠が準備してくれた肉と野菜のバター焼きの遅い昼食をとる。
本数の少ない帰りのバスの時間を気にしながらも昼食とデザートを堪能。

礫の崩れやすい地質

ガクアジサイ?ヤブデマリ?の群生

大展望台からの眺望

旧軌道トロッコ

軌道がそのまま

シャクナゲ群生地

鶏冠山がハッキリ!

ネトリ橋分岐のオシャレなトイレ

昼食で力も出るようになり、小さな橋をいくつも越え尾根道を急ぎ、トイレのあるネトリ橋分岐に到着。
ここからバス停まで約25分、最終の15時40分発JR塩山駅行バスにちょうど間に合った。

JR塩山駅到着後、駅近の飲食店でちょっとだけ反省会。
晴れのち雷雨のち曇りと目まぐるしく変わる天気だったが、いつもとはチョッと趣の変わった渓流・滝・花と盛りだくさんの、足慣らしにはもったいない山行でした。


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