山遊会忘年山行 奥武蔵山行報告

日程

2008年12月20日(土) 日帰り

コース 東吾野駅―福徳寺―虎秀―ユガテ―北向地蔵―啓明荘―五常の瀧―武蔵横手駅
参加者 新井・岡田・染谷・辻橋・永田・喜多・大西・土田・中沢・片山・神田・小山・松島・高橋(武)・石井(由)・芦川(夫婦)・菅原  計18名 
係り 菅原
記録 小山

 駅に着くなり、新井さんの一、二、三の掛け声で柔軟体操が始まった。西武池袋線東吾野駅前広場で16名が全員揃って、体をほぐし、まつわりつく冷気を徐々に振り払って、9時30分出発、高麗川に掛かかる橋を渡ってから左に曲がって
歩く。まもなく右に折れ、渓流沿いの道にかかり、福徳寺を右手に見て進む。
「発砲注意」の立看板が道路脇に立て掛けていた。駐車場の端にある東屋の近くにハンターらしき男が5〜6人たむろしている、多分猪狩りだろう。歩く事30分、虎秀(林道と山道の分岐点)で休んでから登りに入る。パッと広がる明るい平坦地、ユガテだった。日が当って暖かい耕作地の奥の草地の広場には、しっかりした造りのWCがあり、落ち着ける雰囲気十分。民家が近くに見えて、畑で働く人、ただ一人、何とのどかな朝の山村風景だ。日向ぼっこをして皆でゆっくり休む。(11時)
ゆずの実に目を奪われながら、薄暗い竹林の間を抜ける細い道に入って行く。道に這う木の根っこに注意しながら歩く。杉の木に挟まれて登り下りを繰り返す間に「北向地蔵・377m」に着く。このお地蔵さんは『山頂の道しるべともなり、男女の逢瀬を取り持つ縁起地蔵』とも言われている。そんな事で、この際、切実な思いを込めてお参りをした人があったかも知れません。道中、カメラを野草に向けたり、野イチゴを採って食べたり、各人各様に楽しんだ。ナナカマドの真っ赤な実を左斜面に見ながら啓明荘に到着、ザックを部屋に置いて、一息つく。








 先着グループの餅つきが終わるのを待つ、気持ちよく迎えてくれた主人から声が掛かり、いよいよ我が山遊会の餅つきの始まり。庭に鎮座した臼の周りに集まり、先ず染谷さんの相とりで、ひねた兄たちと往年の力持ちが、代わり番こに杵を振り上げ技を競い合った。一臼ごとに辻橋さんはじめ、お姉さん達が見事な手さばきで、あんころ餅や、きな粉餅を仕上げていった。一臼目は、18人の胃袋に全部納まり、二臼目はパック(あんころ、きな粉詰め合わせ)に入れて各自持ち帰ることにした。部屋に戻ると山荘差し入れの日本酒や各自持ち寄りの酒、焼酎、ウイスキー、ワイン等テーブルの上に処狭しと林立、さらに芦川さんが揚げた天ぷらや、各人好みのつまみ、自慢の漬物が溢れんばかりであった。
永田代表の乾杯の音頭で宴の幕開けである。飲み喰い歌えの賑やかな笑いが部屋一杯、菅原さんの数え唄でまたまた大笑い、石井(由)さんの尻取り歌を静かに聴いたりして余興に拍手喝采した。やがて山荘の温かい豚汁が出て宴の終わりが近づいた。全員身支度を整え、庭に降りた。古い民家の梁がのぞき見える座敷を背景に笑顔と酔顔の老若男女は、集合写真に「はい、チーズ」。永田代表の手締めで幕は閉じた。(15時)
武蔵横手へ向かって下山途中「五条の滝」を見たあと流れの細い川沿いを歩き、途中から林道をお喋りをしながら歩き、武蔵横手駅に着く(16時)


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