2009年3月山行・戸隠高原スキー＆スノーシュー

３月山行　戸隠高原スキー＆スノーシュー

日程	2009年3月7日～8日（土・日）
行程	永田の行程　 7日　ロッヂ飯島12時→（リフト）瑪瑙山12時45分→2時40分飯縄山山頂2時45分→3時40分瑪瑙山→4時15分ロッヂ飯島 8日　ロッヂ飯島9時→10時奥社→10時45分どんぐりハウス→11時30分宝光社分岐→11時50分戸隠宝光社→13時大久保の茶屋13時45分（バス）
参加者	染谷、永田、中村、山﨑　4名
係り	山﨑
記録	山﨑　永田

3人編 ●3月7日（土）　当初辻橋さんも参加の予定でしたがよんどころない理由で急きょキャンセル。数少ないスノーシュー組が永田さん一人となってしまいました。　予定通りの長野新幹線で長野駅下車。戸隠行きのバスの発車まで多少の時間を利用して染谷さんは寝酒の仕込み、中村さんは朝食代わりのおやきを買い込んでいざ戸隠へ。天気の方は大丈夫と思っていたら、飯縄高原に着く頃から天気が急変、雪が横に降る様になり、一抹の不安が。しかし戸隠に着く頃にはスキー日和になり、あの雪は何だったのかしら。　今回の宿泊先は当初予定していた戸隠小舎が取れず、戸隠小舎から紹介してもらったスキー場目の前の宿。偶然中村さんは以前からこの宿を利用した事があり、小父さんとは顔馴染みだったのを行ってから知りました。宿が食堂も経営しているので部屋に荷物を置いて早めのお昼。私の頼んだヒマラヤンカレー、これは戸隠小舎のメニュー。スキー場のカレーライスとは違う本場仕込みが食べられました。　お腹の支度が済んだので次は身支度をしてゲレンデへ。　まずは永田さんが一人で飯縄山へ登るのを見送るため、瑪瑙山目指しリフトに乗ることになりました。瑪瑙山に着いた時は戸隠山・高妻山・頸城の山々がきれいに見渡せ、飯縄山もこれなら楽々かと思わせました。　天候が急変または時間が掛かるようであれば来た道を引き返すという約束で永田さんを12時半頃見送りました。　残ったスキーヤー3人はまずは足慣らし。周りを気にしつつゆっくりと滑り出し、雪の感触を確かめました。前日に雨が降った後なのでゲレンデ状態はあまりよくなく、3人とも滑りが慎重になりました。　再度瑪瑙山で鞍部にいる永田さんを確認。我々は一旦下まで下り違うコースへ移動。リフトを降り2時ごろ永田さんの携帯に電話をすると頂上まであと僅かだけれども思った以上に雪が深くトレースも無いのでラッセルで疲れたとの返事。　そのころになると飯縄山の方にガスがかかり始め、永田さんの様子が気になるので3人共2時半近くに瑪瑙山へ戻った時は完全にガスで隠され晴れる気配はなし。様子を窺うため携帯に電話をするが不通。耳を澄ませると下の方から人の声、間もなく飯縄神社から飯縄山に登り瑪瑙山へ縦走してきたという15～16人ほどのグループが登ってきました。リーダーらしき人に様子を尋ねると頂上直下ですれ違ったが単独でラッセルが大変のようだったと聞かされました。何度かその後も携帯に連絡するも不通は変わらず、瑪瑙山直下は急なため下が見えず、3時近くになり3人は3月とはいえ雪山なのでいささか気を揉むことになりました。そうこうしている内にそんな事とはつゆ知らない永田さんがやっと現れやれやれ一安心。携帯が通じなかった事を話すと電池切れだった、もう許せない。　4時近くに宿へ戻りお風呂に入りまずはビールで乾杯。部屋に戻ると永田さんは今日の疲れでお酒もそこそこに夢の中へ。残された女性はまさに姦しいで夜更けまでおしゃべりを楽しんで1日を終わりました。
瑪瑙山の山頂から高妻・戸隠
●3月8日（日）　今日もよい天気。ゆっくり朝食を食べ昨日と同じように永田さんは単独で戸隠神社の方へ。私達女性組は昨日ゲレンデ状態が良くなかったので期待をしてリフトで瑪瑙山へ。　雪の状態は上々ながら昨日の滑りで足の疲れが残っているので無理をせず11時前に早めの昼食を兼ね休憩。今日は焼きカレー、これも昨日とは違って美味しい。　戸隠を13：20発のバスで帰るためお昼を済ませるともう下まで一気に下るのみ。最後で怪我をしてはいけないので気を抜かず無事宿へ到着。着替えをし宅急便の手配もし、余裕で永田さんと打ち合わせ通りのバスに乗車。また来年もきます。永田さんとも合流し長野駅へ到着。　中村さんと私はどちらも老父の待っている家に一目散。余裕のある永田さんと染谷さんは長野の町と親しむために居酒屋探索と今回の山行を締めくくりました。　後日長野居残り組はいい居酒屋を見つけて満足とのことでした。　来年はもう少し参加者が増えてくれる事期待したいと思います。　　　　（山崎）
瑪瑙山山頂　永田	瑪瑙山山頂　山崎・中村・染谷
1人編 ●7日　敗因は昼にロッジを出たことだろう。　リフトを乗り継ぎ、瑪瑙山の山頂にたったのは12時半を過ぎ、撮影などをして、3人と分かれたときは45分になっていた。　正面の飯縄山は晴天に美しく輝き、トレースはないものの、わたしは瑪瑙山の斜面を快調に下っていった。鞍部も積雪はそれほどでもなく、最初の10分ほどはただ白い緩やかな尾根を早足で歩いていた。しかし、しばらく歩くと、雪が深くなってきたので、スノーシューを履くことにした（本当は、スノーシューではなくアルミのカンジキ）。　尾根は高低差10メートルから20メートルのアップダウンを繰り返し、積雪は徐々に深くなっていった。それに日差しが照りつけ、雪の反射も加わって、非常に暑い。風も全くない。暖かいせいで、雪は重くシャーベット状とはいわないまでも柔らかくなってきた。1時間も歩くと、斜面では太ももぐらいまで潜るようになり、息が上がるようになった。徐々に息を整える時間が長くなっていった。新幹線ではぐっすり眠っていたものの、昨夜2時間ほどしか睡眠をとっていないことも響いている。瑪瑙山のほうを振り返るとガスがかかっていた。　予定では1時間強で山頂に着き、道がわかれば西登山道から中社に下りるつもりだった。しかし山頂から中社までは2時間以上はかかる様子。このままでは行って来いになりそうだった。　ようやく最後の登り返しと思わしき斜面にさしかかったとき山崎さんから電話が入る。山頂まで行って引き返す旨を告げる。　しばらく行くと声が聞こえてきた。左手の上から集団が下りてきたのだ。おお、これでラッセルから解放される。しかしなぜ左手から？　集団はツアーのようだった。最初と最後を3人の男性が挟み、あとは年配の女性。南登山道から来たと言い、向こうはほとんど雪がないという。しかし、彼らは道を誤って下りてきており、踏み跡は遠回りだと言う。　斜面のズルズルの雪で再びラッセル。山頂に着いたのは2時45分。2時間がたっていた。　360度の展望。南北アルプスや新潟方面の山もよく見える。　写真を撮って、すぐに引き返す。今度は自分のトレースがあり、きわめて楽だった。瑪瑙山の下に来ると上に人影、電話をかけようとしたら電池切れだった。　瑪瑙に戻ったのは3時40分。帰りは50分ほどだった。しかし、携帯電話が通じなかったと怒られてしまった。　リフトに乗せてくれなかったので歩く。途中先ほどのグループを追い越し、4時15分、ロッジ到着。
飯縄山頂
●8日　9時ロッジ出発。左右に雪が積み上げられた自動車道路を歩くが所々凍っていて、時間がかかる。車はほとんど通らない。　奥社に行く参道にはいると、スキーをはいたグループがいた。雪は固まっていて歩きやすい。以前来たとき多いと思った石段は雪に隠れ、なだらかな斜面になっていた。1時間で奥社に着く。普通の格好をした少女が一人、拝んでいるのか、読書しているのかよくわからないが、書物を持ちCDウォークマンらしきものをしていた。　戸隠山への登り口には、複数のトレースがあったが、雪はズルズルだった。　随神門に戻り、鏡池への道をたどる。クロスカントリーをやっているグループが何組もいた。というか、普通に歩いている人はいない。林の中の道は、交差するスキーボードの跡ばかり。道もわかりづらい。競技でもやるのか、看板がしつらえてあった。　10時45分、どんぐりハウス着。カンジキをつけ、宝光社へ続く自動車道路を歩く。雪が30センチほどあり、柔らかいため歩きづらい。結構距離がある。宝光社近くになってトレースを見つける。水を汲みに来て引き返したようだ。　11時30分、ようやくバス道路に出る。宝光社にお参りをしようと石段を登るが、凍結している。狭い急な石段はとても歩けない。前を登っていた高校生があきらめて下りてきた。手すりをつかまり、足がおける場所を探して、腕づくで登る。10分以上かかる。帰りは遠回りをして下りる。　バードラインを一ノ鳥居に向かって歩く。もちろん歩いている人などいない。途中、信濃路自然歩道を歩こうとして小道を入るが、標識がない上に（雪で隠れているのか）、雪が30センチ以上あり、またラッセル。時間がやたらかかるため、車道に戻る。しばらく歩くとこんどは自然歩道が車道のすぐ脇を行くようになる。再びラッセルするも、疲れて車道に戻ったり、自然歩道を行ったりを繰り返す。まったく快適ではない。1時間ほど歩いて、大久保の茶屋に着く。　ここからは山越えになる。子犬を連れた、茶屋の関係者らしいおばさんに道を聞く。おばさんは雪質が悪いと車道の道を奨めてくれる。道は雪で埋まり、さらに深い。道を探しながらラッセルしていると山崎さんから電話。一ノ鳥居のバス停まで行きつけない可能性もあるため、引き返すことにする。　大久保の茶屋のバス停でしばらく待つとバスがやってきた。がら空きのバスには3人が乗っていた。　なお、付け加えておくと、長野駅前にあったおいしい居酒屋は、大久保の茶屋の駅前支店だった。　　　（永田）

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