6月13日(土)曇り
梅雨入り宣言があった土・日の山行、天候を心配しながら東武浅草駅を出発。今回の山行は昨年同様の計画で、変わったことは登山口と、山遊会だけの山行であること(昨年は武四会21名、山遊会3名の合同山行)。北千住で永田さん乗車、7名全員揃い2BOX席を確保、今日は山行がないからと成瀬さん差し入れの缶ビール等で飲み会となった。
新藤原で野岩鉄道、更に会津田島で会津鉄道の乗り換え4時間強かかり塔のへつりに到着。天候は曇りだが、やわらかな新緑、さわやかな風が心地よい。塔のへつりは国指定天然記念物、大川ラインの一番の景勝地で、百万年の歳月をかけて侵食と風化を繰り返し見事な景観を創っている。大川の対岸に吊橋で渡ることができる。散策後迎えの宿の車で大内宿に向かう。土曜日とあって観光客が多く、駐車場も満車だ。旧会津西街道の宿場で茅葺寄棟の家々が連続している。民宿や土産物屋、茶屋、そば屋があり、江戸時代にタイムスリップ。昨年と同じ山形屋で昼食、手打ちそばと成瀬さん推奨の栃餅を試食。街並みを散策後、今日の宿日本秘湯を守る会・仙峡閣に15時着。早速温泉に、山と緑に囲まれ、大川渓流の音を聞きながら掛け流し露天風呂は心のリフレッシュ。18時より宴会、食卓には山菜、鮎の塩焼き、地物に地酒。女将からお酒の差し入れもあって楽しい会食となった。二次会は部屋で山の話に盛り上がった。
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塔のへつり
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大内宿 |
6月14日(日)曇り
早朝に温泉に入り、ゆっくり朝食。宿の車で闇川ふれあいセンターへ。昨年は桑原登山口であったが、今年は闇川登山口である(隔1年おき)。受付に登山者名簿提出。記念バッチと手拭をもらう。今年で第39回目、登山者数は名簿記載206名、記載漏れを含めると約250名の登山者だ。大戸岳(1,416m)は会津若松市最高峰一等三角点を有する。会津盆地は南山御蔵入りと呼ばれた穀倉地帯、これを米蔵に見立てその米蔵を守る扉の位置にあることから、大戸岳と名づけられたという。村おこしの一環として地区協賛による手打ちそば・天然岩魚の塩焼き・笹粽・山菜・炭等が出店販売されている。
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闇川登山口での神事
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大戸岳山頂 永田さんが切れてます |
式典8:00。神事、会津若松市観光協会、大戸地区地元山岳会によって8:25テープカットで登山開始。花火が曇り空に打ち上げられこだました。山間の市道を行く、周りは畑と田んぼである。闇川集落の外れから村道荒俣線が延びている。この林道を約1km行くと、入山記録ポストがあり、ここが登山口である。橋を渡り、しばらく雑木林の尾根道が続く。闇川から山頂までの標高差は約1,000m。休憩を含めて行動時間約6時間という行程はあなどれない。全山新緑、一望豊かなブナ林である。単調な登りが続く。元小屋があった5合目に着く。やがて分岐する右手に急登が続く。私だけ休憩を取り、皆さんは先に行くようお願いする。中ッ手清水という水場に着く。水場から先は急登とトラバースを繰り返し、高度をかせぐ。山頂から下山者の話では、頂上視界が良くないという。永田さん、山本さん、大西さんに携帯電話するがつながらない。しかしその後大西さんから携帯電話があり、今全員山頂に居るが狭いので、これから下山するとのこと。私もここから下山する旨伝える。この上ピークは風ノ又三郎と名づけられた大戸岳随一の展望台だった。下山は地元の方々と一緒に下る。闇川ふれあいセンターに着いた15分後に全員下山する。センター内で予約してあった手打ちそばと天然の岩魚塩焼きを食べる。アルコール類は一切販売禁止だったが、地元の方の好意で特別に地酒をやかんに入れ熱燗で出してくれた。それを岩魚骨酒にして美味しく頂く。再度宿に戻り入浴後、芦ノ牧温泉駅へ。駅長の「ばす」猫駅長(名前はアニメのトトロの猫バスに因んで呼ばれている)に送られて乗車。鬼怒川温泉で特急に乗り換え、満席であったが、空席を点々としながら帰京の途に着いた。
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宿の前にて
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猫駅長お休み中 |
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