12月忘年山行 高尾山ゴミ拾い

日程

2009年12月12日

行程 一班 稲荷山コース (高橋(武)・染谷・永田・山本・小山)
二班 6号路コース (辻橋・佐藤・土田・菅原)
下山コースは両班とも琵琶滝コース
参加者 佐藤、土田、菅原、高橋、小山、永田、山本、辻橋、染谷  計9名
係り 菅原
記録 小山、辻橋

稲荷山コース (記録 小山)
 12月12日(土)夜半の雨がすっかりとあがって青空がひろがり、清々しい朝となった。10時半、高尾山口駅前に9名全員が揃ったので、清滝(ケーブル発着点)前広場へ移動した。菅原さんから「ごみ用袋」を2枚ずつ各人に渡され、本日の作業の説明があった。2グループ二手に分けて、コースは稲荷山G(高橋・染谷・永田・山本・小山)5名、六号路G(菅原・辻橋・佐藤・土田)4名とする。10時45分出発、左右の手に、トングとビニール袋を持ち、先ず前方、下向き、左右を
ゆっくり(キョロ、キョロではなく)見回しながら進む。まるで獲物を狙う動物がにおいを嗅いで歩き廻っているようだ。ここ高尾山(599m)は、2007年4月仏ミシュラン社の旅行ガイドで「三つ星観光地」として紹介されてから登山者は増えたが、誰もが目につくところから「ごみ」は姿を消したようだ。木洩れ日を浴びながら桧木の林の間を進んで行く。雨に濡れた道は、まだ乾き切ってなく滑り易い。ガムの包み紙をトングではがすのに難儀する。稲荷山(455m)東屋で小休止。
永田さんは途中から斜面を降りて行き、ビニール傘やジュースの空缶などを拾い集めてきて、袋が満杯になっていた。見通しのよい眺望のところに立ち止って、ふもとの街や遠くの山並に見入る。杉や桧の大木の間を抜ける道を左右見回しながら歩く。行き交う中高年の男女から「ご苦労さま」と声を掛けられたりした。13時、高尾山頂上に九名全員到着。展望台脇に格好の日だまりを見付けた。各種ドリンクや、つまみを広げたシートに並べて周りに車座になってラインチタイム、スタート。12月高橋さん、永田さんの誕生日。染谷さん差入れのワイン(赤・白2本)をカップに注ぎ「ハッピー・バースディー・トウユウ」を歌う。乾杯!拍手。頂上のけん騒をよそに静かな楽しい野外パーティーと相成った。


前日が雨で珍しく人の少ない清滝駅前にて


ゴミ拾いベテランの味 小山さん
染谷さんが奥多摩の氷川キャンプへ行くので先に下山した。
お昼の宴会終了後、14時15分8名全員は3号路を下り、ごみ拾いを続けた。琵琶滝に出て高尾山口へ向かう。清滝駅横の倉庫を背景に集積したごみ袋を前にして記念撮影をした。16時15分、近くにある「琵琶家」で忘年会。宴会場は、テーブル椅子席の和室であった。佐藤さんの音頭で先ずビールで乾杯。酒は「高尾山」の熱燗を飲み放題。この酒は、ここの料理によく合い、お代わりは5本まとめての注文を何回も重ねた。酔うほどに話題は、来年の山行計画や「ごみ拾い」を山遊会の計画の一環にしようとか、次々と事欠くことは無かった。楽しい忘年の酒宴に時間が過ぎていった。一年の締めくくりの山行に表立たない登山道の「ごみ拾い」を企画した菅原さんはじめ参加した皆さん、ご苦労さまでした。  



永田さん、高橋さんの誕生日をワインで祝う



谷筋のゴミを夢中で拾う永田さん

6号コース組  (記録 辻橋)

今年の忘年山行は、係の菅原さんが高橋さんや小山さんと続けている高尾山の清掃登山と決まった。
当日10:30分、高尾山口に集まったメンバーは9人。早速、清滝ケーブルカー駅前のベンチ広場で係より袋2枚を受け取り、稲荷山コース5人、6号路コース4人の2班に分かれて出発となる。
6号路コースを行くことになった私は、昨日買ったばかりのトング(ゴミを拾う道具)を手に、ビニール袋を腰に出発。
稲荷山コースの5人を見送って琵琶滝方向へ進む。右手ケーブルカーの軌道脇の斜面は真茶色の落葉が積もった中に葉を落とした木々が適度な間隔で立ち、秋らしい良い雰囲気を出していた。
20分位歩いて琵琶滝に到着。6号路へ入る。ミシュラン3ツ星の観光地となったお陰か、登山者が引きも切らずに歩くようになった6号路は、かえってゴミを捨てる機会を失ってしまうのか、ゴミらしいゴミが落ちておらず、それぞれが目を皿のようにして歩く。
40分程で大山橋に着き対岸のベンチで休憩(10分)。ここで食べたミカンの皮とチョコの包み紙が先ずは皆のゴミ袋に納められる。少し傾斜の増した沢沿いの登山道では目が「ゴミ目」になってきたのか見つける数も増えてきて、皆の袋が少しずつ膨らんでくる。(沢に降りてゴミを探す人もいた!)
行き交う人の中には「ゴミ拾いですか?お疲れ様です」とか「ありがとうございます」などと声をかけて下さる方もいて、いつもの「こんにちは〜」の掛け声とは又違う気分を味わう。出発前は、「ゴミ拾いかあ〜!」とちょっと気持ちは引いていたのだが、どうしてどうして実行してみると結構はまってしまうのです。普段なら顔をしかめてしまう、木の根の奥深くおしこめられたチリ紙を見つけて、「あった〜」とうれしそうな声を上げている自分にびっくり!! 又、「あっ!みつけた!」それ私の・・・。まるで宝物探しの気分になっているのです。



大量のゴミに顔もほころぶ



この後、飲み放題のお酒に酔いしれる
皆さんにもチャンスがあったら是非参加して見て下さい。(ゴミ拾い山行は毎年のシリーズ山行にする・・・?かも)
山頂で合流した2班の袋を合わせるとかなりの量になっていました。
この後山頂で軽く昼食。都合で早めに下山した染谷さんを除く8人は「琵琶家」で忘年会を楽しみに琵琶滝への道を下山しました。(おわり)

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