4月山行 棒ノ折山(969m)
〜多摩川(東京)‐荒川(埼玉)分水嶺をたどる山旅〜

日程 平成22年4月3日(土)
行先 棒ノ折山
行程 9:22 JR奥多摩線川井駅・集合‐9:27(バス8分)−9:40八桑バス停−11:00名坂峠(740m)−12:50黒山(842m)13:30(昼食)−14:00権次入峠−14:10棒ノ折山(969m)14:40−16:25さわらびの湯(名栗)17:32−(バス40分)−18:10西武池袋線飯能駅・解散
歩行時間 約6時間
(北川橋−1:20−名坂峠−1:50−黒山−0:30−権次入峠(棒ノ折山往復0:20)−1:25−さわらびの湯)
参加者 芦川、永田、大西、染谷、古閑、松島、山本、辻橋、渡辺 以上9名
係り 渡辺
記録 渡辺

 GPSによるルートMAP

 4月なのにまだ少し肌寒い土曜の朝、ホリデー快速奥多摩1号で御嶽駅に着いてみると、全然メンバーが見当たらない。そのうち大西さん、辻橋さんの顔が見え、ほっと一安心。しかしそれもつかの間、なんと永田さんは電車に乗り遅れすでに別コースから合流するというし、染谷さんは寝坊してしまっていてかなり出発が遅れそうなのでやはり別コース(逆コース)から合流するとのこと。3名は次の電車に乗り込み、川井駅にて残りのメンバー4名と合流することができた。
 早速やってきたバスに乗り込み八桑バス停にて降車。最初方向を間違えてうろうろするも土地の人に道を聞き正規ルートへ。同時にGPSの電源をONにする。
植林された林を沢沿いに進み標高550m付近から沢を離れジグザグに林を抜けていくが、ここは450m付近から沢を離れる2万5千分の一の地図のルートと異なっていた。急な斜面を登り尾根に辿りついてしばらく行くと名坂峠に到着である。ここまで約1時間20分、結構汗をかかされた。 そして、大丹波川と成木川にはさまれた高水山から岩茸石山・名坂峠・黒山までの稜線は東京と埼玉の分水嶺でもある。成木川源流は東京都を流れてはいるがそのうち入間川にそそぎ、やがて荒川に合流する。そして黒山から棒ノ折山の稜線は大丹波川と入間川の分水嶺になる。ちなみに入間川の起点はさわらびの湯から下った名栗川の上流、名郷という部落の奥となる山中という地点だ。ここには昔部落があり、比較的最近まで人が住んでいたとのことだ。秩父と名栗を結ぶ主要道であったらしい。峠は妻坂峠という名前で、別れがたい妻がそこまで夫を送りに来たとのことだ。山中はこの幹線の脇にある。よく見ると近くには神社や、崩れかけた石垣などがたくさん残っている。また、山中には年中豊富な水量を持つ湧水があり、私は1.5〜2カ月に一度、20Lのポリタン5個を車に積んでこの湧水を汲みに行く。コーヒーやお茶はもちろん、飯を炊いたりするのにも使っている。甘くておいしい水だ。


名坂峠


棒の折山山頂
 名坂峠からしばらくは気持ちの良い稜線が続く。それほど急な上り下りもない。12時近くになると、永田さんがすでに黒山に到着したとの連絡が入った。黒山では昼食の予定なので先を急ぐ。ところが、そのうち雲行きが怪しくなり、雪がぱらつき始めた。黒山に着いたら、永田さんは寒さに震えていた。とにかく、手早く昼食をとり、酒も少々入れて。もうひと踏ん張りを歩く。権次入峠を経由して、棒ノ折山はもうすぐそこであった。そして山頂で染谷さんと合流。ようやく今日のフルメンバーがそろったところで、記念撮影。
 棒ノ折山山頂は東に大きく視界が開けており、気持のよい場所であった。春霞で視界はいまいちであったが、狭山丘陵の緑の中にかすかに西武ドームも確認できた。 山頂からは最初急な下りが続くが、名栗温泉大松閣への道を分けた後はなだらかとなり、林道を2〜3回横切りながらさわらびの湯には4時20分に到着。早速汗を流し、浴後のビールを飲んで一息ついたのであった。
凡そ1時間後のバスに乗り込み、うつらうつらしながら飯能駅に着いた。反省会は、駅そばの土間土間という店にて。途中合流の方々には大いに反省をしていただきながらしっかりお酒を飲んだのであった。

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