8月21日
長野駅からジャンボタクシーに7人乗り込み石の湯温泉へと向かう。
暑い…今年の夏は特に暑い。長野市内から飯縄山を左手に見ながら山之内町から志賀高原へと入っていく、ヤナギランとリンドウがまとめて目にはいってきた。じきに石の湯温泉に着く、ここを流れる岩倉沢には高所に生息する源氏ボタルで有名だそうだ。坊寺山はここが登山口となる。11:40登り始める。
小沢を渡りはっきりとした登山道を行く、しばらくすると「70M沢登り」の標柱があり大きな岩がごろつく沢を上る。流れる水は滴る程度。沢も終わりネマガリ竹の道を上る、風の通る場所で1本立て心地よい風を受けながら頂上直下へと、ここはコメツガの原生林!なんとも涼しく、空気が心地よい。頂上に着いた。ちょうど1時間の行程。
頂上からは北西に焼額山、岩菅山、少し北より奥に鳥甲山が小さく見えた。北東には横手山が見える。1時間ゆっくりお昼と眺望を楽しみ往路を下りた。
志賀喜楽ホテルに電話をし迎えにきていただき、ゆっくりと温泉につかりいつものように乾杯とワイガヤに入った。
|
沢を上る
|
坊寺山山頂
|
8月22日
参加者7名のうち3名が渋峠からラクラクコースへ、4名が志賀山コースへと向かう。ホテル前の前山スキーリフトからスタート。
リフトは8:20分が始発とのことでスキーゲレンデを歩き始める。18分でリフト上につく。ここからは四十八池へと伸びる大沼池歩道を歩き渋池で少休止したあと志賀山分岐へと。左に折れしばらく木道を歩く、岩のある急な上りへと変わり右側には鉢山が大きく立ちはだかり陰をつくる。確か池が右側に見えるはずだが緑が濃くなるこの時期は見つけることができなかった。もうすぐ頂上と思ったらその2分ぐらい先が頂上、三等三角点がある。記念写真を撮ってすぐに出発。急な下りから眼下が広がり気持ちのよい空間となり裏志賀山へ、登り返して裏志賀山への分岐を左に入る、頂上はうっそうとしていて志賀山神社の祠があった。一部開けたところから溶岩で堰き止められてできた志賀高原最大の大沼池が見える。青という色の美しさに感動!大沼池に早く行こう。
|
志賀山山頂
|
志賀山山頂
|
登山者が多くなってきた。が四十八池の分岐地点からは地図に700段の階段と記してあるためか登山者も減り階段の道をひたすらと下る、途中大蛇神社への標識に導かれお昼の場所として行ってみる。大沼池に下りられるのでここで昼食をとる。塗りたての赤い鳥居が池のエメラルドグリーンの青さをさらに惹き立てる。この青さはあの沖縄の海岸を思わせる。透明度は群を抜く。後に聴いた話だが日本で3番目の透明度を誇る池だそうな。美しいはず!
昼食をすませ12:07出発。レイクハウスの回りには昼食をとる5〜6組の家族連れがいた、私はここに残り染谷さん、永田さん、喜多さんは赤石山へと向かう、…が、大沼入り口バス停で渋峠ラクラクコースの3人との集合時間が15:00となっている。時間的にはぎりぎりの赤石山コース、行けるところまでということで出発。私は大沼池の不思議な青の世界を堪能した。説明書きによると「PH4.4という強い酸性のため魚が住めず澄んだ水質がたもたれている」とのこと。
|
久々の好天に喜ぶ保坂さん
|
青い大沼池
|
染谷さん、喜多さんが戻ってきた。時間に追われながらも稜線分岐まで行ってきたとのこと。結構急な道で大変だったらしい。それにしても早かった。
好奇心旺盛な一名は赤石山へ一直線。途中バス停に向かう私達に追いつき赤石山頂上からの眺望を満足げに話してくれた。私も機会をつくって是非行ってみよう!体力をつけなければ。そして無事4人がそろいバス停に着くことができた。
帰りのタクシーでは長野駅まで渋峠組の食の話で大騒ぎだった。食欲なのか…いや食通なのか、とにかくその元気をもらいたいものです!!
長野市内は車が多く暑さが車窓から目に入ってくる。長野駅に着くと帰宅するメンバーとわかれ、いつもの反省会には4人が参加し長野駅に近い蕎麦居酒屋に立ち寄った。今回は幹事の甘さがあり次へのテーマを持ち帰った山行だった。とにかく無事に終えられたことに参加された皆様に感謝感謝です。(記:保坂)
|
リンドウ
|
赤石山から大沼池
|
横手山・四十八池巡り班
志賀高原二日目は登山班4名と行楽班(辻橋・中村・山ア)3名に分かれ、登山班に遅れる事約1時間後ホテルを出発。最初の目的地は渋峠から横手山へ、バスは夏休み中と晴天に恵まれ結構一杯。運転手さんがまめにガイドをしてくれ右左と眺める、途中の見どころ「のぞき」に差しかかると対向車がいないのを幸いにセンターラインを越え谷側へ寄るサービスぶり。
渋峠からはリフトで横手山へ、乗ると風で寒いくらい。リフトを降り横手山山頂ヒュッテにあるパン屋さんへ、10時前だと云うのに行列、ベランダからの眺めが素晴らしい。しかし座れるところが無いので外に出てパクリ、空気もパンも美味しい。そこから歩いて下り渋峠へ戻る、途中りんどう・ヤナギランがきれい。
硯川へのバスが出たばかり、眺めると渋峠ロッジの前で桃が1個100円・150円で売っている。これも安くて美味、これだけではまだまだ時間はたっぷり、ロッジの中へ入りお茶をして時間をつぶす。時刻通りのバスに乗り硯川へ戻る。帰りのバスの運転手さんは若いせいか何のガイドもなくあっという間に硯川。
トイレ休憩後前山リフトに乗り池目巡りに歩きだす。渋池を眺め先へ、志賀山の分岐を過ぎまだ先を目指すが迎えのタクシーが2時半にはホテルに来るので四十八池手前でやむなく引き返す。リフト手前で登山組の保坂さんに電話を入れると永田さん一人が赤石山に向かっていているとのこと。永田さんへ電話を入れるも電波状況が悪く途切れ途切れながら3時の待ち合わせに若干遅れるかもしれないと理解。ホテルに戻り荷物を受け取りタクシーを待つ、タクシーの運転手さんに事情を話すと1時間以内であれば問題ないと言われ一安心。
大沼池入口で待っている間タクシーの運転手さんに近くに名水があると教えられ4分くらいで清水名水公園へ着く。かなり有名らしくポリタンクに何個も詰める人、キャンピングカーを止め補給する人等が絶え間なく来る。我々も喉を潤し登山組の帰りを待つ。遅れるかと思われた登山組は予定通り3時に下山して来て合流し長野へと帰路に就いた。行楽は楽しかったけれど楽するにはお金もかかりました。次回は池巡りと山にも登りたいと強く思いました。(記:山崎)
|