10月16日
豊橋駅集合
午前11時にJR豊橋駅西口集合と案内をしたが、地元の「豊橋祭り」と重なり乗降客も多い。心配であったが集合時間前に全員の姿を確認し、ホッとする。JAC旗の出番は不要であった。チャーターしたバス(40人乗り)に乗り込む。
チャーターしたバスに乗り込み、11時前に発車。天候は薄曇で日も射し、暑くも無い。豊橋市から町村合併した田原市に入り、渥美半島の太平洋側に出る。12時を過ぎ、太平洋をバックに赤羽海岸でサーフィンのメッカ・通称、東洋のロングビーチが見えてくると正面に大山のどっしりとした山容が現れる。12時30分、大山トンネルの入り口にある鮎川登山口に到着。軽い体操と登山の行程を説明し準備完了。
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大山
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アサギマダラの渡り
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越戸の大山登山
ウバメガシ等に覆われた薄暗い登山道をスタート。9月の大雨の影響か道が荒れている。所々光がさし、谷筋に水流れる音が聞こえる。漁業、農業の水源としても大切な山であろう。
以前地元の方から「昔(50年前)ははげ山であったが、松などを植樹した結果、常緑樹の山となった。近年、木の成長が早く動物が動き回って困る」と聞いた。周囲の山は自然薯やマツタケも取れるようで、猪の楽園となっているようだ。
13時30分、稜線に出るが、木々に遮られ視界は悪い。ここから急な尾根を登る。所々で海が見えてくる。頂上付近にある自衛隊のヘリポートを通り、14時ごろ一等三角点のある山頂に着く。頂上には鉄塔とアンテナがあり、パノラマの展望とは行かないが、南西に伊良湖岬と軍艦のような神島が見えた。北西の伊勢湾内には大小の船が行き交う。大山直下には、大規模なキャベツ畑が広がっていた。
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遠くに神島がかすんで見える
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大山山頂にて
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下りは、白山比メ神社、越戸運動公園を目指し下山。14時30分、バスが駐車している国道42号線に出ると、メロンの販売所の看板が目に飛び込む。喉も乾いていたので生ジュースや大きく切り分けたメロンに舌鼓を打つ。店先にある新鮮で安い産直野菜やメロンの詰め合わせを黒ネコヤマトの宅急便で自宅に直送する会員もでて、下山後の安堵感もあり、皆満面の笑みでバスに乗り込む。
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神島への高速渡船。
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渡船場にて
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伊良湖港〜神島
伊良湖港16時発の定期船に定刻前に乗船。登山の服装は我々だけで、周りは釣り人でいっぱいであった。夜釣りに向かうのだろうか。70人乗りの船は外海に出ると縦に揺れだす。15分で神島港に到着。と思ったら桟橋の前に防波堤接岸し、釣り人が下船する。安全運転とは言えないが・・・
宿泊先の「山海荘」は桟橋から歩いて5分の距離。明日歩いて上っていく、迷路のようにつながったコンクリートの階段と上部の木々の森を見上げると、孤島の住まいの大変さが伝わってくる。近年は高齢化も進み、空き家が目立つが、愛着があり土地や建物を売却する人は少ないそうだ。
夕焼けを見た後、19時の夕食が待ちきれず、風呂上りの皆さんが持ち込みの「銘酒」自慢が始まる。
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顔より大きい伊勢海老にご満悦
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鯛、鮑、伊勢海老、カワハギに舌鼓み
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灯明山(171m)、神島一周ハイク
7時の朝食後、神島一周ハイクに全員出発。島民の民家に接した石段(214段あるようです)を10分ほど登ると、海の神様「綿津見命」を祀る八代神社に到着、神主さんが伊勢神宮へ出かけ宝物を拝見できなかったのは残念。更に石段を登ると知多半島や伊良湖水道を挟んで伊良湖岬、渥美半島の海岸線が見えてくる。昨日登った大山もすぐ近くに見える。約10分で神島灯台に到着。記念写真を済ませ、最後の石段登りに挑戦し、目的の山灯明山に到着。三等三角点の標石がある。
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まずは石段を登る
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神島灯台
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ここから先は下りとなり、「潮騒」のクライマックスシーンに登場する監的硝、カルスト地形のニワの浜、学校のグラウンドを回って、菅島や鳥羽港が望める海岸線を回り、神島港を見下ろして旅館に戻る。アサギマダラやサシバなど海を越えて渡っていく前の姿も見ることが出来た。何回来ても楽しい、約2時間のハイキングであった。
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藪の中の灯明山頂
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監的硝屋上にて
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神島〜伊良湖港〜JR豊橋駅
出発前に山海荘から「タコ飯」のおにぎりのおみやげをいただき、11時発の定期船で伊良湖港に向かう。昨日と同じチャーターバスに乗車し、途中、昼食を取り15時40分JR豊橋駅西口に到着、解散となる。皆様、遠路ご苦労様でした。
来年も待っとるでなも!!
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