報告記録 松島岳生
香港にハイキングに行く、と云うとたいがいの人が怪訝な顔をする。香港になんで山あるの? それがおおありなのだ。伊豆七島にだって山がある。香港は意外や「ハイキング天国」なのだ。香港は250の島からなり、東京都の半分の面積だが、40%が日本の国立公園にあたる自然公園に指定されていて、四つの代表的なトレイルコースがあるという。われわれが最初に歩く香港最大の島ランタオ島には70キロに及ぶロングコースもあるという。そこで山遊会の10周年記念海外登山の名にふさわしい充実した山行にしなければと、山本、芳村、染谷、江村、松島の5人はこの香港ハイキングツアー企画に勇躍参加した。以下は、その管見。
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鄙びた愛宕神社
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馬頭刈尾根方面を望む
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2013年1月18日(金)曇り
羽田を定刻の10:45に飛び立ったキャセイ・パシフィック機は定刻より30分早く香港空港に着いた。羽田を出てから間もなく機窓からは真白い富士山や白銀の脊梁山脈が眺められ、しばし日本の冬景色を上空から楽しむことが出来た。
香港空港ではこれからの4日間のガイドをつとめてくれるキュウさんが出迎えてくれた。今日の香港の空はどんよりと曇っていて、まるで街全体が厚いスモッグの層で覆われているかのようで暗欝な印象だ。空港から専用の小型バスに乗り込み、早速キュウさんにこの点を質問する。すると、30キロしか離れていない中国側の深の工業地帯から出る排煙が風向きによって香港に流れ込んできているとのこと。さもあらん、納得。キュウさんに車中で両替してもらうと、5千円が430香港ドルに、1香港ドルは12円相当か。
香港の新しい空港はランタオ島にあり(香港ディズニーランドもある)、我々は九龍のホテルに入る前に、早速同じランタオ島にある観光地・寶蓮寺をめざす。東涌バスターミナル近くのケーブルカーの駅からさほど待たずにゴンドラに乗り込み、高速でいっきに海を渡り山をいくつか越え、迫力のある20分の運行で終点へ。しかし車内には冷たい風が容赦なく吹き込み、香港は亜熱帯と思い込んでいるわれわれは空港から着の身着のままで寒いくらい、こんな場合上着を持参するようにとのガイドのアドバイスがあってしかるべきじゃないの、気がきかないガイドだ、とみんなのキツイお言葉が出る。
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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山頂駅からは土産物屋や食堂が両側にのきを連ねた寶蓮寺の参道をあゆみ、まずは中華風に金ぴかで派手派手しい本堂にお参りする。途中で香港市の花だとキュウさんが教えてくれた「洋紫荊」の木に赤い花が咲いている。さすがこの洋紫荊はその後市内のあちこちで見かけるようになる。それから観光客に交じって二百数十段の石段をひと登りして天壇大仏が鎮座する頂へ。鎌倉の大仏さまと同じくらいの大きさか、お顔がやさしい。
帰りはケーブルカーに乗り込むのにしばしの順番待ちをした。この順番待ちに2系統あって、これはいかにとみなさんいぶかったが、1系統はクリスタルカーといって、3台に1台くらいの割合で来る床板が透明になっていて下がまる見えのゴンドラに乗るための列だった。もの好きだなー。
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つるつる温泉で反省会
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ケーブルカーを降りて、バスで九龍側のホテルへ向う。空港エクスプレス電車の線路と平行したハイウエイをぐんぐん走り、ランタオ島と九龍半島とを結ぶ美しいアーチ型の長い橋を渡ると高層ビルが林立する香港らしい風景に突入する。これはここ香港にしかない世界のどこにもない景色ではなかろうか。それにしても車窓から見る香港の第一印象はとてもいい。街には活気があり、しかも人々が落ち着いて暮らしている様子、なによりも若者たちの表情がとても明るいこと。
昔の香港空港近くのリーガルオリエンタル・ホテルに着いて、部屋に荷物を置く間もなくバスで出発、夕食は繁華街の漢京楼で北京料理を食べる。
物価を知りたくて、帰りにコンビニに寄り水とビールを仕込む。輸入品のエビアンが22HK$と高いが、ビールはサンミゲルの缶が7$、ついでに酒屋で紹興酒を22$で買う。香港産の缶ビールは炭酸飲料水と同額か。
9時にホテルへ戻ったが、男性陣の部屋のバスルームのシャワーの操作方法がわからず、この日は使えず仕舞い。翌日、山本さんがフロントに掛け合って係りの人に来てもらって、この旧式のシャワーの操作の仕方をご教授してもらう。蛇口から湯を出しっぱなしにしておかないと切り替えノブが動かない仕組みになっていたなんて、なんだこりゃ。
1月19日(土)晴れ
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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いよいよハイキング初日。テレビでは日中の気温は17度〜19度の予報。昨日よりは空が明るい。予定どおり8時20分にホテルを出発、昨日と同じコースを逆に九龍側からランタオ島に渡って、ケーブルカーの駅近くの東涌バスターミナルで島内専用の小型バスに乗り換えて登山口へ。芸能人が多く住むという高級住宅街を通って島の東側へ回り込み35分ほどでアズマヤや厠のある登山口(350m)に着く。そこでキュウさんが話しかけた通りがかりのハイカーは偶然にも香港在住の日本人で、われわれと同じコースを歩くという。
キュウさんは正直にこのコースは歩いたことがないというが、足回りがスニーカーという出で立ちから見て山のガイドも初めてではなかろうか、とみんなが推測する。このコースは途中に番号をふった標識が500m毎に設置されていて、ハイカーは地図と標識の番号をたよりに歩くことが出来るから何も問題はないだろうが。
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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最初のピーク観音山(434m)は巻いて、やがて額にうっすらと汗をかくころ、459mの羌山のピークへ。さらに靈會山(490m)の山頂へ12時25分着。ここは今日のコースの最高点。眺めのいい山頂で昼食とする。昼食の献立は、サンドイッチと大きなクルミパン、バナナ、みかん、それからウーロン茶と水ですべてキュウさんが仕込んできてくれた物だ。悪いけどクルミパンは大きすぎて持て余してしまった。
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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。25分後に再び出発。ここからはだいだい下りコースだが、靈會山の山麓にある慈興寺を眺めながら再びゆるやかな登りに転じて、お寺のコンクリ製の参道に出る。ここからは海まで下り一方になり、かつての風流人の別荘のいまは廃墟化した龍仔悟園に立ち寄り昔日の栄華をしのぶ。そして15時20分に海辺の南涌村に下山。
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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そこからはマングローブのはえた海辺に突き出た長い遊歩道を歩いて今も水上生活の村がある大澳の港へ。ここへ着いて、ガイドにうながされるまますぐに遊覧船に乗り込んでなんとピンクドルフィン・ウォッチングへ。船は高床式水上家屋の村を一周してから20分ほど湾外をめぐったが、はたしてピンクのイルカはどこにいたのやら。下船してしばし漁師町の海産物を売る店をのぞいて、間もなく迎えのバスに乗って東涌バスターミナルへ。専用バスに乗り換えてリーガル・ホテルへ戻る。
夕食は広東料理で、すでにお腹は満腹なのにキュウさんご贔屓の満記甜品というスイーツ専門店へ連れていかれる。それから香港島に面した尖沙咀へ移動して、香港文化中心そばの桟敷から観光客と共に香港島と九龍半島の間の海峡を挟んで行われる「シンフォニーオブ・ライツ」という音楽とシンクロしてレーザービームが夜空を舞うショウを見学。これは13分でお仕舞い。ホテルへ帰る。
この日のコースは約10キロ、歩程5時間20分。
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賑わう山頂にて
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1月20日(日)曇り
ハイキング2日目は、九龍半島の東側にある西貢半島の清水湾郊野公園を歩く。120mの登山口の棕林苑から南下する縦走路をたどる半日コースである。8時30分、ホテルをバスで発つ。今日はキュウさんの他に道案内のリュウさんが同乗している。やはりキュウさんは山ガイドの経験がないんじゃないの、とみんな思うよ。20分ほどバスに揺られて登山口の棕林苑に着く。丁度そこへ路線バスがやってきて、たくさんの地元のハイカーたちが降りてきた。このコースは地元でも人気コースなのだろう。それに今日は日曜日だ。9時この登山口からにぎやかな彼らと寡黙なわれわれとは相前後してリュウさんの先導で歩きはじめた。
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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ここは昨日の草原状の縦走路とは植生が違って常緑の僑木の樹林帯の中にコースが作られていて昨日とはいささか趣が異なる。この登山道はマウンテンバイクも走るらしく、バイクが登れない石の階段状の道では、なんと脇にマウンテンバイク専用のバイパスが設けられている。
ゆるやかな登りでひと汗かいて、上洋山からかえりみ見すれば、眼下には建設中の高層マンション群がひしめく埋立地と片や静かな入り江との香港らしい対照的な光景が展開している。ほぼ水平ななだらかな道を例のナンバープレートを確認しながらたどると、遠く樹間に見えていたとんがった山頂を持つ釣魚翁(344m)との分岐に着く。山頂までは20分ほどの急登で、ここでようやく手袋を持参するようにというガイド氏の助言のその訳が判明する。岩稜というほどの岩場ではないが、土埃の岩を素手でつかむと手が汚れるから手袋が必要だ、ということのようだった。釣魚翁の狭い山頂からの清水湾の眺めは霞んでいてあいにくで、海からの風も強く、記念写真を撮ってそうそうに下山する。
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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あとは下り一方で、途中で大型犬を連れた西洋人が何組も追い抜いて行く。ここはお犬様の散歩コースでもあるようだ。おだやかな清水湾の海を見ながら急な石段をながながと下って、われわれはこのコースの終点の大廟拗へ向う途中から左に折れてあっけなく車道に出て、今日のハイキングは終了。11時45分。下山地点はラジコン飛行機の愛好家たちのスポットでもあるらしく、何機ものラジコン機が広い清水湾の上の広い空を気持ちよさそうに爆音をあげながら自在に飛び交っている。
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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ここから迎えのバスに乗って案内されたのが入江の漁村・布袋澳にある海鮮料理屋で、店の前には沢山のイケスがあって、魚やイカやエビが泳いでいる。お客はここで魚を選んで調理法も注文してテーブルにつく趣向のようだ。ここで昼食をとったが、中でもメバルの蒸した料理がことのほか美味だった。中国の箸は先が丸いから、魚の骨から身をそぐような繊細な手仕事には向いていない。魚好きな芳村さんとしては日本流にきれいにたいらげられなくてしきりに残念がっておられた。われわれと同じくハイキングを終えて下山して来た地元の人たちもこの海鮮料理屋に立寄るようで、山中で顔見知りになった地元のハイカーとここでも挨拶を交わす。
ホテルへ戻ってから夕食のバスが迎えにくるまで、初めての自由時間となる。ホテルの近所をぶらぶらする。下町風情の街中に日本のイーオンがあったので入ってみる。大規模なショッピングモールの作りで中は休日の人であふれている。その一角にあった雲南料理店に日本語を解するウエイトレスがいたので、写真入りのメニューを見て甘いものを注文してしばし休憩する。帰りにもう一軒スーパーマーケットの品揃えを見て回り、ここでも紹興酒を買う。レジ袋は日本と同じく別売りだった。
夕食は小江南という店で四川料理。その後、観光名所ビクトリアピークに上って香港の有名な夜景を鑑賞してホテルに戻った。
この日のコースは約5キロ、歩程2時間45分。
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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1月21日(月)曇り
今日ははや帰国の日。11時半までは自由時間なので、みんなでタクシーに乗ってペニンシュラ・ホテルの見学にゆく。香港のタクシーは車体の前後に4とか5とか乗車出来る乗客の数が表記されているので便利だ。おのぼりさん気分で豪華なホテル内を見学して、コーヒーラウンジに座っておいしいコーヒーをいただく。ここはアジアに残されたヨーロッパですね。まわりでお茶を飲んでいるのはわれわれと同じような目的のご同胞が多い、とお見受けした。かつて日本軍が1941年英国領香港を占領した時、英軍との降伏交渉はザ・ペニンシュラ香港で行われたというが、同じホテルかどうか。
再びリーガル・ホテルに戻って荷物のパッキングを確認して迎えのバスを待つ。
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賑わう山頂にて
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香港滞在最後の昼食は繁華街の飲茶料理店で点心ものをおいしくいただく。まだ時間はたっぷりあるが、ここから空港に向かい、ガイドのキュウさんと別れ、早々と搭乗手続きと出国審査も済ませたが、金がないので土産物の買い物も出来ず、搭乗時間まで有名ブランドがずらりと並んだ場内をウィンドショッピングしながらぶらぶらする。
搭乗機内は行きも帰りもほぼ満席で、定刻の4時20分に離陸。予定より10分ほど早く午後8時55分に羽田空港に着く。
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感想記 染谷美佐子
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浅草寺とはちょっと雰囲気が違う線香
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香港市花「バウヒニア」
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30数年前にネパールへの旅の途中、香港に給油のため着陸するとき、ビルに翼が触れそでごちゃごちゃとした町中に墜落するのではないかとヒヤヒヤしたことを思いだす。九龍にあった香港国際空港も、1998年にランタオ島に移され6年の歳月と200億ドルの巨費を費やした広く機能的な空港へと様変わりしていた。
街は猛スピードで走る車に加えて、折り重なる横長のネオンや看板をかすめるように二階建てバスが走っている。隙間なく林立するビル群にさらに工事中のビルも数多く、それも足場は竹で組み立てているのには驚いてしまう。高層ビルがにょきにょきと建設され、多彩な歴史と多様な文化、西洋と東洋が交差した風土、700万人が暮らす香港は元気そのもの。街行く人々の溌溂と歩く姿に圧倒される。
ハイキングは「ランタオトレイル」と「ハイジャンクピークトレイル」を歩いたが2コースとも標識が整備されており歩きやすく、なによりも美しい海を見ながら歩けるのが嬉しい。都会の喧騒から離れて豊かな自然を体験できた。香港は40%をカントリーパークがしめ、その間をトレイルが縦横無尽に結んでいるという。またいつか他のコースも歩いてみたいものだ。
ガイドのキュー氏によると、香港の人にとって風水師のアドバイスの影響が多大で、大金をつぎ込みご宣託を仰ぐという。海に面した山の中腹に家をたてるのが風水的には最高らしい。100万ドルの夜景をつくりだす高層ビルと「風水」との取り合わせが不思議な感じがした。
食事は北京料理、広東料理、四川料理、飲茶料理とくまなくコースで食し満足だったが、時間の関係か次々に料理が出てきて落ち着かない。さらにガイドが「まだ、時間大丈夫」といいながら「早くしろ」目線でゆっくりできなかったが、このメンバーで寛いでしまったら香港の夜が更けてしまうかもしれない。
山遊会の周年行事なのに参加者が5名とすくなかったが、山本代表の「山遊会は3人でも行くんだ!」のお言葉にしたがえば、まずまずの人数といえようか。周年行事も無事終了しました。山遊会の11年目に向かって皆で山行を重ねて行きましょう。
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感想記 山本憲一
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賑わう山頂にて
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石尾根方面
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10周年記念事業プロジェクトを立ち上げた一昨年、秋に恒例「愛知味覚の山旅」で奥三河鳳来寺山に出かけた。宿舎のはづ旅館での夜食時に、来る10周年の記念山行について参加者12名が海外・国内を含めてさまざまな提案を出し合い、楽しい一時を過ごしたことが思い出される。
本番の10周年になり、7月には記念山行として山遊会思い出の地、上高地山研に宿泊し、焼岳に登った。残念ながら参加者は少なかったが、梅雨時ながら天候に恵まれたことと、山頂直下での大きな落石があり、ひとつ間違えれば大変な事故につながったことなどがあり、思い出に残る記念山行となった。
10周年記念事業を締めくくる海外山行は「香港トレッキングツアー」と決まり、松島さんに担当していただいた。尖閣列島をめぐる中国との軋轢や、参加者の減少などでご心配とご苦労をお掛けしたが、なんとか5人で催行することができた。
香港訪問は私にとって2回目であるが、一度目は香港が中国に返還される前、時代はバブル景気華やかな頃でナイトクラブのトイレのドアボーイに100香港ドルのチップを気前よく渡したことを思い出す。
今回は英国統治時代にイギリス人が整備したというトレッキングルートを歩くハイキングと中華料理をたっぷり楽しむ山旅である。
ランタオ島にできた新しい空港に降り立つと、思ったほど暖かくない。空気がよどみ、視界が悪い。やはり、大陸の深方面からスモッグがやってくるらしい。ちょっとヤバイ。
初日はランタオ島の大仏観光のロープウェイでちょっと寒いおもいをした。香港もさすがに1月は日本の春浅いの頃の陽気で、ダウンを着込んでいる人もいる。
今晩のお楽しみ中華料理は北京料理で、メインの北京ダックをお腹一杯いただいた。ホテルに紹興酒を持ち込み反省会となったが、汁番の紹興酒とどっちが美味しいかの判定は難しかったが、香港の方が圧倒的に安いのが魅力だ。
2日目がメインの「ランタオトレイル」トレッキング。昨日観光した大仏を遠望しながら、草原状態の山並みを歩いた。周囲が海のため、視界が開け気持ちの良い歩きが楽しめた。今晩は地元の広東料理。珍しい卵白料理を堪能する。全体に量が多く、食べきれずに残す。
3日目は半日の「ハイジャンクピークトレイル」トレッキング。昨日の「ランタオトレイル」とは違って、照葉樹林の中を歩く。このコースのメインピークはマッターフォルンのような釣魚翁。三角形の突起が空に突き出ており、山頂では360度の眺望を楽しんだ。昼食は海に下山し、活き作りの海鮮料理を堪能した。夕食は四川料理。全体にあまり辛くはなかったが、担々麺は辛く美味しかった。
4日目は半日クーロン島のペニンシュラホテルを楽しみ、最後の食事となる飲茶を楽しんだ。
あっという間の4日間であったが、天候に恵まれ、期待通りの美味しい食事と海を眺めながらのトレッキングを楽しむ10周年記念山行「香港ハイキングツアー」を堪能した。改めて、松島さんに感謝するとともに、参加していただいた4名の方にお礼を申し上げたい。
美味しい食事が朝昼晩3食旅行代金に入った贅沢な旅であったが、庶民派の私として言わしていただくと、一度か二度位は自由に食事が選択できる形であっても良かったかなと思うのが唯一残る不満であった。2日間歩いたにもかかわらずかなり体重が増えたのはご愛嬌か。次の15周年記念海外山行はどこに行くか今から楽しみである。
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