2023年2月 定例山行「 飯盛山 」


日 程 2023年2月18日(土)
目的地 飯盛山
コース 清里駅(1280m)10:45 →(0:15)→ 11:00千ヶ滝入口 →(0:25)→ 11:25平沢登山口(舗装路終点) →(0:05)→ 11:30山荘入口(スパッツ装着)11:40 →(0:40)→ 12:20引返し点12:25 →(0:25)→ 12:50東屋(昼食)13:25 →(0:35)→ 14:00稜線 →(0:05)→ 14:05飯盛山(1643m)14:10 →(0:55)→ 15:05獅子岩(1454m) → (0:15)→ 15:20車道15:30 →(0:25)→ 15:55鉄道最高地点(1375m)16:00 →(0:40)→ 16:40野辺山駅    <歩程 6:00(休憩含) 全12.5km>
参加者 辻橋、保坂、大西、渡辺、中臺、(計5名)
担 当 渡辺
記 録 文 / 渡辺   GPSデータ/渡辺   写真 / 渡辺、中臺



  新宿から特急あずさで小淵沢まで約2時間、八王子からだと1時間20分。速いと言えば速いし、遅いと言えば遅い特急あずさ5号で定時に小淵沢到着。
途中のトンネルでは気圧の変化で耳が頻繁におかしくなる。新幹線ではずいぶん昔に改善されているのに、従来特急は何故そのままなのか!小淵沢で4名が合流して直ぐに小海線に乗り換える。
この小海線は本数が少ないのが難点である。我々が乗った小淵沢10:07発の前の列車は、なんと2時間以上前の7:45発である。
ちょうど行動したい時間をわざと外したような、乗客の利便性を無視したダイヤだ。
 それはともかく、10:32に清里に到着し、佐久平から1時間半以上かけて下ってきた保坂さんと合流。清里駅では風が強く、天気は悪くはないのだが何となく不穏な天気模様であった。
ひっそりと静まりかえった駅前通の商店街を直ぐに左折、国道141号線に出ると正面がユースホステルであった。国道を渡ってこの施設を回り込むような道に入って下っていくと、やがて大きな川が見えてきた。大門川である。
橋の手前に千ヶ滝入口の看板があった。この下流に滝があるようだ。橋を渡ると獅子岩方面に向かって登っていく道があり、それを見送って直進する。今度は上りでしばらく行くと平沢集落に出る。正面には木がない薄茶色をした三角の山が見える。どうもそれが飯盛山らしい。「高いね」と誰かが言う。今日は気温が高く、皆着ているものを少しずつ脱いでいく。手袋も不要だ。
牧場が点在する開拓部落の中を抜けると登山口に着いた。登山道は雪が着いており、スパッツを装着、ストックも用意してなだらかな上り道をゆっくり進む。 

全員集合 身支度を整えて!

平沢集落 正面が飯盛山

飯盛山登山口の標識
登山口にて
 
 40分ほど進んだところで辻橋さんが不調を訴え、清里駅に引き返すことに。保坂さんが付き添ってくれた。
残る3名で、少し急になった坂を右の方に巻いて登っていくと間もなく林道に出た。そこには立派な東屋があり、もう昼も回って1時に近くなっていたため昼食タイムとなった。
 食物とアルコール少々が腹に入ってエネルギーが回復したところで出発。林道から登山道への入口は金網を開けるタイプではなく、単にコの字に曲がったものであった。これでは鹿は通ってしまうなあと話しているうち、ここは牧場であったことを思い出した。
鹿除けではなく、牛が通れなくするものであるらしいことがわかった。
 ここからは見晴らしのよい稜線で少しずつ高度を上げていく。飯盛山も右手前方に見えてきた。
遠方の山々にはガスが巻いて山の特定ができないが、晴れていればさぞかし美しい景色であろうと想像できる。夏には数々の植物が咲き乱れるらしい。その時期にも来てみたいものだ。

なだらかな登り

清里の臨時治療院

別れる前の集合写真

下山していく二人

四阿にて昼食 ガソリン補給中
稜線からの眺望

 やがて平沢山と飯盛山を結ぶ稜線に飛び出した。この辺りは積雪が10cm程度で、日の当たる場所は溶けて土が出ていた。そこから1643mの山頂は5分の短距離であった。
確かに天候さえよければ周囲360度の絶景である。直ぐ北側には大盛山、その左に平沢山。東には秩父の小川山に金峰山(五丈岩がよく確認できた)。
そして東南方向に茅ヶ岳。南側には富士山も確認。山頂は隠れているものの裾野は見えた。南アルプスもそれとなく見えている。伊那谷の方向がガスの切れ間に見通せる。遠くの高峰は御嶽山であろうか。
しかし、一番近い八ヶ岳連峰はガスの中で全く見えず、残念であった。

右手に飯盛山を見ながら稜線を歩く

振り返れば八ヶ岳方面?かな

飯盛山山頂は間近

山頂にて(メートルが「米」なのは?)

雲を被った富士山と右が茅ヶ岳

雲に隠れた南アルプス


大盛山、平沢山の山頂は各々パスし巻き道を獅子岩に向かって進んだが、ちょうど南側に面したこの巻き道は、雪が溶けてドロドロの道となっており往生した。
山頂を通っていれば通常の雪道であったと思われる。巻き道が終わってから獅子岩までは、雪が多く残った急な下り道であった。
獅子岩からは林道の脇に登山道があるとの情報を得ていたので探して入る。15分ほど下ってアスファルトの道に着いたのが午後3時半。
 列車の発車時刻まではまだ1時間半ほどあったので、鉄道最高地点に向かうことにする。舗装された農道を歩くこと約30分で、標高1375mの立派な標識が立つ鉄道最高点に到着。
どういう訳か、線路の両側に石の標識と木の標識が各々立っていた。ちなみにこれから向かう野辺山駅はJRで最も高所にある駅であり、標高1346mだそうだ。
 ここから野辺山駅までが長かった。真っ直ぐな舗装道路で歩道もあり、歩きにくくはないのだが見通しがよい分、行けども行けども景色が変わらない。
いい加減ウンザリしながら、40分ほどかかってようやく駅に辿り着いた。
20分ほど待合室で待って列車に乗り込む。薄暗くなった林の中を列車はゴトゴトと坂を下っていき、やがて小淵沢に到着。ここでも30分ほどの待ち時間。
缶ビールを飲みながら、プラットホーム上の暖かい待合室で過ごす。あずさ50号千葉行きに乗り込み、駅に停車する度にどんどん満席になっていく車両で、うつらうつらしているうちに東京に着いた。 。

下山、右が大盛山、左奥が平沢山

下山開始

林道の脇に登山道を行く

標高1375mの鉄道最高点標識

野辺山駅手前の踏切にて

野辺山駅


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