山行委員会

■ 2012.06.21

平成24年6月奥秩父縦走(西半分)報告

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 日 程:2012年6月2日(土)~5日(火)3泊4日

参加者:12名(リーダー砂田定夫、サブリーダー菊池武昭、会計・共同食糧 植木淑美)

行 程:
6月2日(土)曇・夕立あり 塩山駅(集合)→(タクシー)→雁坂峠入口9:45発→沓切沢
橋(林道終点)→雁坂小屋14:45着(自炊泊)
6月3日(日)曇・夕方より雨 雁坂小屋6:00発→雁坂峠→雁坂嶺→東破風山→西破風
山→木賊山→甲武信小屋13:30着(泊)三宝山往復・小屋帰着15:15
6月4日(月)晴のち曇 甲武信小屋5:30発→甲武信ヶ岳→富士見→東梓→国師ノタル
→国師ヶ岳→北奥千丈岳→大弛小屋15:35着(泊)
6月5日(火)高曇り 大弛小屋5:40発→朝日峠→朝日岳→金峰山→大日岩→富士平
→瑞牆山荘14:35着(解散)→(タクシー)→韮崎駅

 山行概要:
昨年に続くシリーズ第2弾として、奥秩父主脈の西半部を縦走しました。連日雨にたたられた昨年と違って、今年は梅雨の走りともいうべき時期なのに、行動中は幸運にもほとんど降られることもなく、しかも3日目の午前中は快晴に恵まれ、甲武信の頂上では富士山はじめ360度のパノラマを満喫できました。また、予想以上の残雪にもかかわらず参加者の足並みが揃って、昨年のようなリタイヤ者も出さず、全員が揃って元気に予定のコースを踏破できました。最初の宿泊となった雁坂小屋では自炊となりましたが、キムチ鍋など好評だったようであり、最後の大弛小屋での思わぬ「牛鍋」の歓待には皆さん大満足でした。期待のシャクナゲは大部分が未開花でしたが、金峰山で見たキバナシャクナゲ、大日岩付近で見た真紅のアズマシャクナゲのつぼみや、美しい新緑の中にひときわ目を惹くミツバツツジに初夏の山を堪能しました。

なお、昨年と今回の2回で雲取山~金峰山間を完歩されたのは5名(うち2名は集会委員)でした。主脈縦走は終りましたが、参加者の中には奥秩父に魅了され、来年もシリーズを継続してほしいという希望の声も聞かれました。

最後に、参加者の皆様の頑張りに敬意を表し、ご協力に感謝申し上げます。

(文責:砂田定夫)

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(参加者寄稿)

「奥秩父主脈縦走」第2回西部

野口 恒雄

ふと見たJACのホームページに集会委員会による奥秩父縦走の案内が掲載されていた。五月連休の予定が潰れたこともあったので早速参加を申し込んだ。6月2日から3泊4日で、雁坂峠から金峰山の主脈西部を縦走する行程だ。

前夜、京都から夜行バスで甲府に向かい、JRに乗り換えて塩山駅に出る。9時前の特急到着で全員が集合し、タクシーで登山口に移動する。今夜の自炊する食材を分担して出発する。メンバーは関西から参加した私を除いては前年の東部縦走に参加されているようで皆、顔見知りのようだ。ナメラ沢手前から沢沿いの山道になる。井戸ノ沢を渡ると絶妙な勾配のジグザグ道に変わり、草原状の斜面を登るようになると上部に雁坂峠のベンチが見えた。峠では風が強いので集合写真を撮っただけで雁坂小屋に向かった。担ぎあげた食材でキムチ鍋を作って夕食とする。夕食の準備中に雨が降りだした。

寝ながら雨や強い風の音を聞いていたが、明けた3日は高曇りの天候だ。ゆっくりとピッチを切って登ります、とのリーダーの方針に安心する。雁坂嶺から木賊山にかけては雲の中で、幽玄な森林を感じながら歩く。破風山を越えて木賊山へは残雪を踏む。甲武信小屋には昼過ぎに到着。有志で三宝山を往復する。三宝山に向かったあと小屋付近では雨が降り出したが、三宝山登山隊は雨にも遭わずに戻る。しかし、小屋に着いたとたんに雨が降りだした。

4日は朝一番に甲武信岳に登り、遙か西方に本日の目的地・国師ヶ岳を望む。富士山も残雪の模様が美しい。甲武信岳を越えるとまた樹林の山道になる。針葉樹の森は関西の山とは異なった雰囲気を漂わせる。国師ヶ岳の頂稜に上がる手前のジグザグ道は残雪もあって直登する。奥秩父最高峰の北奥千丈岳に寄り道してから立派な木道を大弛峠に下った。本日の行動は10時間を超えたが大弛小屋では特別サービスの牛鍋で疲労も回復。

5日は最終日、朝日岳を越えて前進する。森林限界を抜けて金峰山の頂稜に上がる。露岩地帯が続き頂上はどこにと思っていたら山頂に到着した。五丈岩は眼下に見える。ここに来て初めてキバナシャクナゲが申し訳なさそうに二つ三つ咲いているのを見つけた。見下ろしていた瑞牆山も目線と同じ高さに見えると、もう大日岩だ。大日小屋の横を抜け、富士見平を経てゴールの瑞牆山荘に下った。

すれ違う登山者もわずかで、行動中には雨にも遭わず、静観的登山を満喫した4日間の山旅だった。