■ 2017.02.06
開催主旨
近年、日本列島の各地で二ホンジカの個体数が急激に増加し、その生息域が高山・亜高山帯にまで拡大し、山岳地の生態系に深刻な影響与えています。二ホンジカの被害として、森林の衰退、希少植物の消失、土壌の浸食などが発生し、わが国の豊かな生物多様性を守る上で、一刻も放置できない問題となっています。登山者も、山岳地域でその状況をつぶさに見ており、山を愛する者として何らかの行動をすべきと考えております。
本セミナーは、国立公園等の被害の現状、捕獲作業の状況、人間との共生、登山者から見た問題点などを紹介し、山岳地における二ホンジカ問題の緊急性を強く訴えるとともに、被害対策の促進をはかることを目的として開催いたします。
日時:2017年3月11日(土) 13:00~17:00 (12:30受付開始)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 102号室
(〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3−1)
小田急線 新宿駅より各駅停車約3分の参宮橋駅 下車 徒歩約7分、又は、地下鉄千代田線、代々木公園駅下車(代々木公園方面4番出口) 徒歩約10分
*参加費(資料代) 500円
○主催団体: 山岳団体自然環境連絡会
構成メンバー:(公社)日本山岳協会、日本勤労者山岳連盟、(公社)日本山岳会、(NPO)日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト、(公社)東京都山岳連盟、(公社)日本山岳ガイド協会、山はみんなの宝クラブ
プログラム
12:30 受付開始
13:10~13:15 開会挨拶
13:15~14:00 基調講演 「国立公園におけるニホンジカの被害と対策」
環境省自然環境局国立公園課・専門官 笹渕紘平
14:00~14:10 休憩
14:10~15:30 パネリストからの報告
14:10~14:30 「登山者から見たシカの問題」
(公社)日本山岳ガイド協会・常務理事 武川俊二
14:30~14:50 「山の恵みとしてのシカと人間との共生について
―林業と狩猟者の視点から―」(株)柳沢林業・代表取締役 原 薫
14:50~15:10 「南アルプス国立公園のシカ対策、現場からの報告」
環境省南アルプス自然保護官事務所・自然保護官 仁田晃司
15:10~15:30 「山岳地におけるシカの捕獲」
(一財)自然環境研究センター・上席研究員 青木 豊
15:30~15:45 休憩
15:45~16:45 パネルディスカッション
テーマ:「山岳地のシカ対策、共生を促進するための課題」
モデレーター 山岳団体自然環境連絡会・代表幹事 花村哲也
16:45~16:50 閉会挨拶
*都合によりプログラムの内容が変更となる場合がございます。
参加申し込み方法
葉書・メール・FAXで下記へお申込みをお願いします。当日参加も歓迎します。
・富澤克禮 〒187-0021小平市上水南町3-4-42
FAX 042-324-4050、tomizawa-katsunori@nifty.com