医療委員会

■ 2015.12.08

松本フォーラムと御嶽山シンポジウム開かれる-110周年記念事業に医療委員会が参画・主催-

 

医療委員会主催110周年記念事業報告

医療委員会の110周年記念事業は、当初、6月の名古屋の夏山フェスタと11月の松本フォーラムに参画の予定だけであった。しかし、名古屋の御嶽山シンポジウムが好評であり、東京でも開催してほしいとの要望が多く、急遽、東京でのシンポジウムを追加して開催することにした。

1.「第5回岳都・松本山岳フォーラム」に参画

11月28、29 日に、松本市のまつもと市民芸術館にて「第5回岳都・松本山岳フォーラム」(主催:松本市、全国「山の日」協議会、日本山岳会信濃支部、信濃毎日新聞社など)が開催された。後援は林野庁、長野県、マスコミ各社など13組織、協力は山と渓谷社、石岡繁雄の志を伝える会など13組織、出展・協賛は50社だった。フォーラムでは講座、トークショー、パネルディスカッションのほか、「氷壁」上映、ヨ―デル・アルプホルン、フォルクロ―レ演奏などが行われた。日本山岳会110周年記念講演のテーマは、「まずは自分でできること“登山のトラブル回避術”」であり、29日の10:30~11:30に野口いづみ氏が講演した。聴衆は約400人だった。終了後、ロビーで聴衆から分かりやすかったなど、声をかけられた。日本山岳会からは、尾上昇氏、森武昭氏、小林政志氏、浜口欣一氏(医療委員会委員長)ほか、信濃支部の会員も多数参加された。森氏、浜口氏、野口氏はフォーラム後の交流会に参加し、関係者と交流を深めた。

2.「御嶽山噴火について考えるー体験者の声を聞く」を主催

12月4日に、東京の慈恵医大高木2号館南講堂にて、「御嶽山噴火について考えるー体験者の声を聞くー」(18:00~21:00)を開催した。参加者は約140名で、会場はほぼ満席だった。JAC会員は約50名、地方からの参加者は10名程度、女性が6割を占めた。最初に御嶽山被災者へ黙祷をささげた。重廣恒夫監事による開会の挨拶後、野口いづみ氏がシンポジウム開催の経緯を紹介した。まず、福岡孝昭科学委員会委員長が、「火山噴火と安全登山」で火山について基本的な知識を講義した。次に、小川さゆり山岳ガイドが、「御嶽山噴火に対する思い」を講演した。噴火時に山頂にいながら生還できた冷静な判断を示す内容で、感銘を与えた。最後に、噴火の翌日に山頂にて救助活動を行った唯一の医師である上條剛志氏が、「御嶽噴火災害における医療活動」を報告した。示された写真から現場の惨状がうかがえた。最後に活発な質疑応答が行われた。遅れて到着した小林政志会長が感想を述べ、浜口欣一委員長が閉会の挨拶をした。学ぶことの多い熱のこもった講演会で、参加者からも非常に好評だった。模様は12月6日の読売新聞の地域版(都内2)で報道された。

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