テーマ |
話題提供 |
実施日 |
|
|
|
■5G(第5世代通信)、ワイドFMとは
|
芳野赳夫 |
2019/5/16 |
5Gは現在使われている4Gに比べると10万倍の信号を高速でやりとりが出来る。しかし、波長が短い
ため直進性が増すので障害物があると、遠方に届きにくい。山での使用には問題がある。
最近経済的理由で、民間のAM放送の閉鎖が予想されている。これは災害等の緊急情報の伝達手段が無く
なることになるので、危惧されている。一方、FMは電波の到達距離が短い欠陥がある。そこで、AMに
近い波長域を利用したワイドFMを利用しての放送が検討されている。
|
|
|
|
■火山マグマはどのようにして生じるのか?
|
福岡孝昭 |
2019/4/18 |
マグマ発生・上昇・噴火のメカニズムについて,岩石融解(マグマの発生)の要因による科学的解説があった. 火山ができる主要な場所:ホットスポット・中央海嶺(減圧融解),沈み込み帯を含むプレート収束境界(加水融解)によってマグマが発生する.
|
|
|
|
■水蒸気噴火のメカニズム、現状の理解
|
福岡孝昭 |
2019/2/21 |
主に水蒸気噴火のメカニズムの解説と水蒸気噴火の予知に有効な観測方法について、説明があった。白根・箱根の噴火事例の解説があった。
|
|
|
|
■日本の山岳景観に関する研究
|
小疇 尚 |
2018/12/ |
平成30年度秩父宮記念山岳賞受賞記念講演 説明
日本と世界の地形の類似場所を抽出、その類似性について、地質、氷河作用、周氷河作用等の影響等により生じていることを説明。日本の氷河地形の説明があった。
|
|
|
|
■旅の印象:ラサからネパールへ
|
松浦祥次郎 |
2018/11/15 |
10月11日〜22日にかけてカワカブ会のメンバー16名での旅行報告。チベット仏教のエネルギーとヒマラヤの高峰を見た時の感激について、地図、写真のコピーを使用しての談話であった。
|
|
|
|
■細密画にみる江戸東京野菜
|
木曽雅昭 |
2018/6/21 |
試験場に残されている900枚の野菜の細密画をもとに、江戸から昭和30年頃まで東京で栽培された在来種について解説された。明治33年に東京府農事試験場誕生以来、品種改良の記録として画が残された。種子は残っていない。野菜議論で盛り上がった。
|
|
|
|
■天災から天啓に
|
松浦祥次郎 |
2018/5/17 |
電気新聞(5月7日)の"ウェーブ時評"欄に委員が書かれた記事の紹介。最近の脳科学の研究成果により、脳内のセロトニン濃度が人間が楽天的か不安症になるかを決めていて、遺伝子を調べるとどちらになるかがわかる。日本人を初めとする東アジアの人々はセロトニンの脳内濃度が低い不安症が圧倒的に多いとのこと。原子力の安全性を東アジアの人々に理解してもらうことが困難であることを説明した。
|
|
|
|
■「何でも質問、解答」
|
全委員 |
2018/4/19 |
委員が日頃思っている疑問について、委員が解答を出し、或いは皆でテーマについて議論を行った。今回のテーマは、
@ ティッシュペーパーとロールペーパーの違い、
A 福島原発事故に関連した地下水凍結壁計画は成功しているのか?
B 使い終わった核燃料の処分法(地層処分、海洋底処分)、
C 陸地を震源とする地震では津波は起こりえないのに、放送は震源の場所にかかわらず津波の有無を放送するのは国民の科学的学習をストップさせている。
D Cに関連して、日本人の脳の構造は事実を正しく認識すること(科学の基本)を重視しないらしい、
E 八ヶ岳での7人の滑落事故の原因、など。
|
|
|
|
■日本列島の狩猟文化通誌―ヒトと野生動物たちとのwith―その1
|
鴨志田隼司 |
2018/2/15 |
■日本列島の狩猟文化通誌―ヒトと野生動物たちとのwith―その2
|
2018/3/15 |
その1 縄文、弥生、江戸の寒冷期の日本人の生活形態(食生活)を遺物の発達、土器に見られる圧痕等から推定する。
その2 江戸時代の人間生活、食生活と野生動物との関係を推定している。
|
|
|
|
■山の年代を測る
|
福岡孝昭 |
2017/11/16 |
山に関係する年代にどんなものがあるかを示し、測定法とその原理を解説した。放射性元素を利用した測定法については、説明が早すぎて、理解されなかった模様。
|
|
|
|
■こんなこと知っていますか?
|
福岡孝昭 |
2017/7/20 |
60℃の熱湯に入ったら大ヤケドするのに、70℃サウナでヤケドしないのは何故か? 海水の濃度、組成は海が誕生した40億年前から変化してないという。なぜか?といった話題が提供され、解説があった。
|
|
|
|
■原子力機構プルトニウム事故内容の解説
|
松浦祥次郎 |
2017/6/15 |
6月6日に日本原子力機構大洗事業所で起こった事故。MOXゴミを集めた物(極低レベ ルmg/ton)を保管・管理する場所で起こった。粉(m?オーダー)入りポリ容器がポリ袋 に入り、ステンレス容器にボルト止めされている状態で、50箱の、30は何事も起こらず、31個目からは状態が分からないままで作業をして事故が生じた。放射線化学の話、癌発生に関連した話を学習。原子力機構のズサンさそのものの事故であった。
|
|
|
|
■<米寿記念セミナー>
地球温暖化の終息について、地球物理学的考察
|
芳野赳夫 |
2017/5/18 |
南半球の温暖化は小さい。垂直方向については対流圏のみに起きている現象。温暖化の原因はCO2、
F(フッ素)、等によるオゾン層の破壊にある。新伝染病の発生も温暖化が原因かもしれない。太陽と地球公転軌道の関係からは地球は低温化しているはずであるが。
|
|
|
|
■秩父山地の地球化学図
|
福岡孝昭 |
2017/4/20 |
秩父地域の山の表面について、化学元素ごとに濃度分布を地図化した場合の話。手法について、江戸時代の金鉱山のあった地域には、金、ヒ素、アンチモンが高濃度で分布している、ゴミの不法投棄の影響もみられるとの説明があった。
|
|
|
|
■フォーラムのスナップ写真映写
3/11のフォーラムのスナップ写真を鑑賞した。
|
大村粛
平野彰 |
2017/3/16 |
|
■山の写真撮影
|
大村粛 |
2016/12/15 |
デジタルカメラでの山の写真撮影について、カメラ・レンズ等の装置の問題、フィルムとデジタルの違い(まだフィルムの方が全体的に勝る)、山の写真と絵画の違い等について、手際よく詳細な解説が行われた。
|
|
|
|
■山のトイレ事情
|
上幸雄(NPO法人日本トイレ研究所) |
2016/11/17 |
山のトイレの現状について、日本全国の山のトイレの改善について、時間経過とともに説明があった。富士山のトイレがバイオトイレになったことにより、女性の登山者が増えたことがわかった。差し迫った問題として、山のトイレ不足を補うために携帯トイレの普及が望まれる。携帯トイレの技術的問題は完成段階にあるが、使用後のものをザック内に入れることの心理的問題と、下山後の回収に問題があるとの説明であった。
|
|
|
|
■山を楽しむ安全の科学
|
松浦祥次郎 |
2016/9/15 |
3月のフォーラムのテーマとして「登山の安全」を提案する立場で、事故の原因、防止について科学的アプローチで解説した。
|
|
|
|
■人間特性と事故・災害発生原因
|
稲垣哲郎 |
2016/6/16 |
労働安全コンサルタントである稲垣委員による産業界の安全衛生に関する仕事の紹介。
どういう場合に事故が起きるのか、事故を起こさないための対策についていくつかの例を挙げて解説した。
|
|
|
|
■年代測定法による時計のスタートの違いについて
―世界一若い花崗岩の年代に寄せて―
|
福岡孝昭 |
2016/5/19 |
上高地ウェストン碑のある岩(滝谷花崗閃緑岩)の年代約100万年が世界で一番若い花崗岩といわれている。この年代の測定法の原理は時計のスタートが岩石の冷却であって、マグマが固化した年代より若い年代となっていること。この年代測定法で測定するとまだ地表に顔を出していない花崗岩ではゼロ年(現在)の年代を示すものもある。
|
|
|
|
■熊本地震放談会
|
2016/4/21 |
16,17日と連続して震度7の地震が生じた熊本地震について、出席委員により自由討議を行った。震源が阿蘇を飛び越して大分へ移動した。火山は山体下が軟らかいため、地殻のひずみが貯まらないと考えられる。等等、活発な議論があった。
|
|
|
|
■修験道と登山
|
松本敏夫 |
2016/3/17 |
定年後、本来の専門とは違う学会に入会しようと「日本修験道学会」に入会し、修験道の勉強を始めた。今回は埼玉にしぼって秩父の三峯山を中心に話された。三峯山は江戸時代より前から登られていた。大峯山が本山で、三峯大権現を祭り、仏教的であるのに神社のように葬式を行わない、という特徴がある。
修験道の山としては立山、富士山等が有名。高尾山は京都の高雄山に由来している。
|
|
|
|
■ジャワ島最高峰スメル―山に登る
|
安間繁樹 |
2016/2/18 |
昨年10月に山岳会創立110周年記念事業の1つ、インドネシアプロジェクトに参加し、ジャワ島最高峰のスメル―山(3,676m)に登山した時の報告。スメル―山は現在も活動中の活火山。山頂から300m先の火口から15〜30分おきに噴煙を吐き出していた。山頂には三角点の標石はなかった。森が少ないので、野生動物は少なかった。バナナリス(ネズミの一種)くらい。下山時には山火事で待機することもあった。スメル―登山報告の前に氏の研究対象であったボルネオ(特に標高ごとの植生)の説明があった。
|
|
|
|
■関東平野における江戸時代以降の河川改修・開発事業と地形条件
−最近の鬼怒川水害との関係−
|
長岡正利 |
2015/12/17 |
はじめに江戸時代からの東京下町の人工的な地形変化について解説。埋め立て地の為水害に見舞われた。今回の鬼怒川水害では常総市役所が水没した。これについても江戸時代の河川改修工事が関係していることを説明。
|
|
|
|
■日本の森列伝
|
米倉久邦 |
2015/10/15 |
■日本の森列伝(続編)
|
2015/11/19 |
演者は近著「日本の森列伝―自然と人が織りなす物語」で森と人との係わり(人の行く森と行かない森)を主題に国内12の森について纏められた。今回、これ等のうち「北限のブナの森」と「上高地の森」を中心に講演。大好評で、11月の例会で続編が講演されることになった。
|
|
|
|
■山の電気設備
|
森 武昭 |
2015/9/17 |
雑誌「OHM」9月号に掲載された森前会長の記事の解説を中心に行われた。山小屋での自然エネルギー利用として@太陽光発電、A小型風力発電、B小規模水力発電が行なわれているが、基本的には今でもディーゼルである。近年は保守・取扱いの点で@が普及しているが天気任せで問題。バッテリーのコストダウン、長寿命化、軽量化等が課題。Aは山小屋での利用は少ない。Bは立地がうまく合えば利用されている。最後に山小屋での電気の効率的な利用法は現在進行中の家庭電力の効率的利用法(スマートハウス)と同様であるとして、その方法が解説された。
|
|
|
|
■原子力災害と山岳遭難 −その防止についての連想的雑感;安全文化と回復機能 −
|
松浦祥次郎 |
2015/6/18 |
これまでに世界で起こった原子力事故について安全文化(safety culture)、回復機能(resilience)という観点からレビュー。山岳遭難の対処法との類似性を指摘した。
|
|
|
|
■南極氷冠上の電波反射特性
|
芳野赳夫 |
2015/5/21 |
第3次南極観測隊(30歳)の時に次のことを発見。
氷の密度が上がると電波の反射率が上がる。雪の状態では電波がもぐる。現在アイスレーダーとして使われている。
|
|
|
|
■ロシア・カムチャッカの自然と登山
−現地の素晴らしい人たち−
|
長岡正利 |
2015/4/16 |
山と花のスライド多数。2013年夏の訪問では連日の好天に恵まれたが、天気はいつも良いとは限らない。
|