秋田支部

■ 2010.06.20

北東北三支部三県境の四角岳に集う

 佐々木 民 秀

秋田・青森・岩手の県境に四角岳(1003m)があり、この山を取り巻く三県の支部で親睦登山を行おうと秋田支部が提案し、三年ほど前から話し合っていたが、この度、青森支部が主管となり、六月二十日に第一回目を実施した。

四角岳へは、秋田側は不老倉、青森側は花木ダム、岩手側は切通しからの三つのコースがあるが、秋田支部一行は、登り慣れた不老倉コースをとらず、今回全員初めての花木ダムからのコースを選んでみた。

午前五時、三台の車で土崎支所前を出発。103号線を経て花木ダム先の林道を辿って登山口に八時過ぎ到着。

前日から泊り込んでいた高橋青森副支部長一行と合流する。

八時四十分、一足先に出発させていただき、林道跡を進んで山頂から東に延びる尾根に出、太いブナ林の続く尾根を登って、ガス一面の四角岳山頂に十時に到着した。

小休止後、西隣に並ぶ中岳(1024m)へ。秋田と岩手県境の鞍部を経て、一等三角点と猿田彦を祀る中岳山頂に十時三十分到着。記念撮影後、一瞬ガスが流れ、周囲の山々を眺めたのもつかの間、雷が鳴り、雨も降りだしてきたので急いで四角岳に戻る。

山頂では、青森支部の下山支部長一行が肉鍋とビールを担ぎ上げ、同時に岩手側からも内山支部長、菊池前支部長一行が到着。雷と雨降りの中、立食パーテイにて和気藹々と親睦を深め合った。

正午、一足お先に失礼し、取り残したタケノコを採りながら無事に駐車地に戻った。十三時。

四角岳と中岳の直下には、かつて四角鉱山と不老倉鉱山があり、明治、大正期に最盛期を向かえ、特に不老倉は地元大湯より人口も多く賑わっていたという。

私が、昭和四十二年に登山界に知られていないこの両山に初めて登った時は、不老倉では最後の採鉱をしており、四角岳山頂一帯は放牧地跡の面影が残されていた。

以後、両山を岳界に紹介してきたが、特に、十年ほど前に青森側から四角岳への新コースが切り開かれて以来、中岳と結びつけたことなどにより、一般登山者や一等三角点愛好者、タケノコ採りなどで踏み固められ、一般登山コースとして大いに楽しめる様になった。

近年、地元山岳会などによって整備され、益々人気が高まり嬉しい限りである。

最後に、青森支部に大変ご難儀をかけましたことに感謝申し上げ、次回は秋田支部で計画する予定である。

 

中岳山頂にて
中岳山頂にて

 参加者

青森支部 十名

岩手支部 五名

秋田支部 九名

佐々木(民) 鈴木(裕) 鎌田 高橋(忠) 鈴木(美) 伊藤(秀) 熊谷

会員外 畠山(秀) 鈴木(時)