お知らせ山梨支部

■ 2018.08.01

第1回田部祭(山梨支部)

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田部重治碑レリーフ除幕

第1回田部祭

奥秩父をこよなく愛し、世に知らしめた登山家であり英文学者の田部重治の業績を偲び、「第1回田部祭」が田部重治の玄孫(やしゃご)、田部泰一さんや山梨市長ら地元関係者が参加して7月21日に盛大に開催された。

田部重治の業績に対しては、30年ほど前に西沢渓谷入り口の旧西沢山荘前に登山靴をイメージした大きな記念碑が設置されている。

一方、田部と共に奥秩父の山々を登り、その素晴らしさを世に紹介した「木暮理太郎」については、奥秩父の盟主金峰山が見える山梨県金山平(現北杜市須玉町)にこれも立派な記念碑が設置されて、毎年10月の第3日曜日に木暮祭が行われて既に58回を数えている。

田部と木暮理太郎が笛吹川上流、東沢渓谷を初めて遡行(1915年大正4年)して既に100年が経過した。この東沢遡行100周年や長年実施している木暮祭のことなどを勘案して、日本山岳会山梨支部は「田部祭」開催を数年前から地元の山梨市や山梨市観光協会三富支部に働きかけてきた。今回、地元が田部のレリーフを製作して記念碑にはめ込み、その除幕式と第1回田部祭を開催するはこびになった。

式典は約40人が参加。市観光協会三富支部長の雨宮巧さん(NPO法人山梨市観光振興会事務局長)が田部の業績や田部祭開催に至る経過を報告。玄孫の田部泰一さんのお礼の言葉や、高木晴雄山梨市長の祝辞などの後、田部さんらが除幕してレリーフを披露した。この後、参加者が献花・献酒して終了した。田部の盟友・木暮理太郎の生地、群馬県太田市からも「木暮理太郎の業績を語り継ぐ会」の服部佳郎会長らが駆け付けた。

日本山岳会山梨支部は、支部員17人と「やまなし登山基礎講座」(1915年から毎年実施)の受講生数人が参加。碑前で記念撮影をし、記念山行を実施した。記念山行は当初、西沢渓谷と東沢渓谷に挟まれた急峻な鷹見岩(1648m)に登り、石塔尾根を下る予定だったが、式典後の時間や雷雨が予想されたため、西沢渓谷を一周する渓谷道コースに変更した。下山直前に猛烈な雷雨に見舞われた。

西沢渓谷はいつ訪ねても太古から営々と続く渓谷美、特に数多くの滝と豊富な流れでできた巨大な滝壺とその瑠璃色の水。渓谷道にはタマアジサイ、ヤマアジサイ、山吹色のタマガワホトトギスが至る所に咲き競っていた。

(北原孝浩)

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除幕前の田部重治碑 田部重治碑 田部重治レリーフ
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田部碑前で参加支部員記念写真 記念山行の一コマ 七ツ釜五段の滝