東九州支部

■ 2011.11.06

韓国山岳会慶南支部との交流登山

「突然ですが、久住山に登るので一緒に登りませんか?」という旨の手紙が韓国山岳会慶南支部の催支部長から加藤氏部長宛に届いたのが10月中旬。同支部は日本山岳会の秋田支部と交流しており、今年は秋田を訪れて交流登山の予定であったが、震災等の関係で東北地方の訪問を断念し、代わりとして急遽九州の山を選んだとのことであった。

催支部長は今年5月、我が東九州支部が交流している韓国山岳会蔚山支部との交流登山で智異山に登った際、地元の支部長ということでガイドをかってでて、二日間おつきあいしてくれ、何くれとお世話をしてくれた人であった。今回は福岡の宝満山に登り、熊本と阿蘇を観光した後、10月29日に久住山へ登るという計画とのことである。

急なことでもあり、支部員の中で俄な呼びかけに対応できる者は少なかったが29日、3名の支部員が登山口の牧ノ戸峠に待ち合わせた。バスで着いたのは12名で、催支部長以外は初顔を合わせである。登山口で互いに自己紹介などしばしの交歓のひととき。記念写真も撮り、9時半過ぎにスタート。

当日はあいにく朝からの雨もようで、登り始めた時には霧雨であったが、登るにつれて雨足は本格的となり、しのつく雨の中の行軍となった。しかし、韓国の岳人はみな元気で、晩秋の雨の中、ほとんどのメンバーは上はパーカーを羽織ってるものの、下は雨具なしである。

山頂は雨に加えて風もあり、視界も効かない。写真を撮って早々の下山で、途中の久住別の避難小屋で昼食を予定していたが、さすがに「寒い」と言う声が多くなり、急いでそのまま一気に下山することとなる。下りは諏蛾守越を通って長者原へ。午後2時半を回っていたが、下りついたところにある大きな東屋の下でやっと弁当を開く。

食事をとりながらの、しばしの歓談のあと貸し切りバスに乗り込む一行と、一日の友好を喜び合い、別れを惜しんだ。言葉はほとんど通じないが、同じ岳人同志、気持ちは通じ合うものだ。

 

文責 飯田勝之

久住山頂にて 牧ノ戸峠登山口にて
久住山頂にて 牧ノ戸峠登山口にて