お知らせ東九州支部

■ 2012.03.05

奄美大島の山旅

 

2月の島の山旅は奄美大島だ。今月の参加者は7名、誰も奄美の山には行ったことがない。「奄美大島に登る山があるのか?」と誰もが聞く。今年の月例山行のテーマ「県内と九州の島の山に登ろう」を決め、その中に奄美大島を入れた時に調べたが、高い山はない。それに、ハブが怖い。そのためハブの心配のない寒い季節にここを選んだのだった。冬だからハブは出ないと思うが、やっぱりちょっとヤブは歩きたくない。そこで今回行くにあたって的を絞ったのは、島に4つある1等三角点だ。1等なら道もあるだろう。

2月10日(金)午前11時半、二台の車で大分を発って大分道、九州道を通って鹿児島へ。午後6時の沖縄行きの船に乗る。11日(土)午前5時に名瀬港に着いた。夜は雨が降っていたようで、まだ霧雨模様。予約していたレンタカー会社が早朝から送迎してくれる。借りた車「セレナ」に7名乗り込んで出発。まずは島のほぼ中央部にあり、島の最高峰湯湾岳(694.4m)を目ざす。まだ暗い島の西海岸を南下し、山道に入って行くと次第に明るくなっていく道の両側に赤い花。緋寒サクラのお出迎えだ。フォレストパークで駐車場に立ち寄り、まわりいっぱいに咲き乱れている緋寒サクラをしばし鑑賞。

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フォレストパークの緋寒ざくら

 

湯湾岳へと車が上っていくと次第に深い霧の中となり、当初は宇検村からの展望台コースを予定していたが、大和村からの最短コースに変更。登山口から続く木の階段と木道が雨に濡れてツルツル滑る。20分足らずで木立の中の広い平らな山頂に着く。鳥居と神社がお出迎え。木製の展望台があるが、霧で何も見えない。1等三角点はさらに数分奥に行った、神社よりわずかに高い地点の木立ちの中だ。

 

 

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湯湾岳山頂にて

次は島の南西端近くにある戸倉山(411.0m)だ。山道を下り海岸に出ると、複雑な入り江に沿って曲がりくねった道が続く。アカマツの木が次第に松食い虫に侵されて枯死していってるのが痛々しい。移動時間約1時間40分、戸倉山へのとりつき点に着く。標識もないが、稜線に沿って伐り開きがありこれを登ると35分ほどで山頂に着いた。1等三角点だが2、3等に使う小さな標石だ。この日の目標の山はこれで終わり。時間もあるので宿のある古仁屋の近くにある展望台、油井岳へ立ち寄る。途中の昼食時間も入れて移動時間2時間。油井岳(482.8m)の三角点山頂まで徒歩20分。隣の高知山へも足を伸ばす。展望台からは瀬戸内の海峡を挟んで加計呂麻島や、眼下の古仁屋の展望が素晴らしい。

翌12日(日)は朝8時に古仁屋の宿を出て、国道58号を北上。途中、住用川河口のマングローブの原生林に立ち寄って、今日の最初の目的地、松長山(455.2m)へ。国道から林道へとはいると1.5kmほどのところが工事中で通行止め。そこから林道を歩くしかない。1時間10分の林道歩きで松長山の登山口。さらに荒れた林道を登り、稜線から踏みあと道を10分で山頂だ。木立の中で展望はなく、近くにはマングースを捕獲するための罠が見られた。ここの1等三角点も小さな標石だった。

 

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高岳山頂にて

次はこの島の北端近くにある1等三角点の高岳(183.6m)だ。奄美空港の横を通ってサトウキビ畑の中を走る。島の東海岸から西海岸へ抜ける車道の峠から、アンテナ施設の横を通って、だだっ広い平原状の山頂に至る。ここの標石も2、3等の大きさだった。360度の展望で、東に太平洋、西に東シナ海がどこまでも広がっている。しばし景色を楽しんだあと車に戻り、帰路は観光しながら名瀬へ。そして9時10分の船で鹿児島に向かって発った。翌朝(13日・月曜)鹿児島港着。大分帰着は午後3時であった。