東九州支部

■ 2013.03.04

霧島山と椿山公園へ

2月の月例山行は霧島山だ。今年の月例山行テーマ『近県の最高峰に登ろう』で、2月は鹿児島県の番だが、宮之浦岳は昨年の月例山行で登ったばかりなので、九州本土の鹿児島県の最高峰韓国岳となった。しかし今回の月例にはもう一つの隠れたテーマがあった。

2月9日の早朝、今回の参加者7名が二台の車に分乗し一路日向路を南下。昼前にえびの高原に着き、昼食後目的の韓国岳へ登る。新燃岳の活動がなければ縦走するところだが今回はそれを断念。穏やかで素晴らしい快晴のもと、山頂で遠く桜島や九州脊梁の山々を眺めて景色を堪能した後大浪池を回って下山。その夜は白鳥温泉の下の湯キャンプ場で野営。kirisimayama.JPG

韓国岳山頂にて

翌日は高千穂河原から高千穂峰へ登る。この日も快晴の素晴らしい天気で、何度も爆煙を吹き上げる桜島のようすなどを遠望しながら登る。その夜は宮崎市郊外の椿山へ移動して野営。

実は今回の月例山行の隠れたテーマはここにあった。椿山森林公園はヤブツバキがたくさん自生し「椿山」と呼ばれていた地域を、昭和59年から約6年かけて現在の公園に整備したもので、面積41.3haの広大な山地に国内はもちろんのこと、世界各地域から集められた椿が約1千種類、約5万本植栽されているという。この椿山と我々の山行に何のつながりがあるのか?

実は、この椿山森林公園の一角にある「野口秋人記念園」がそれなのだ。野口秋人氏といえば別府市野口病院の院長で、甲状腺疾患の治療においては全国に知られた名医であった(日本医師会最高優功賞や勲5等隻光旭日賞などを受賞)ばかりでなく、登山愛好家として登山界でも名をはせた人であり、我が東九州支部の第2代支部長(1964~1989)でもあった人だ。彼が支部長時代の昭和60年に今西壽雄会長や西堀栄三郎博士を招いて宮崎県高千穂町の五ヶ所高原で行った第一回ウエストン祭はその後も毎年行われ、その後独立した宮崎支部に今日まで引き継がれている。

その彼にはもう一つ隠れた趣味があった。それはツバキのコレクションである。国内はもとより世界のあちこちの旅先で買ったり、世界各地から取り寄せたりしたツバキがたくさんあった。1989年10月突然死去されたが、彼が集めたそのツバキが翌年息子さんから宮崎市に寄付され、記念園として椿山森林公園に残されているのだ。

今回、月例山行で霧島山を訪れるにあたり、せっかく宮崎まで足を延ばしたのだからちょっと寄り道をして、先輩の記念の公園を鑑賞しようということになった。一行は11日早朝にこの森林公園を散策し、野口秋人記念園をたずねた。その後はついでに近くにある双石山に登って午後帰途についた。tubakiyamaniteP2110077.JPG

 椿山公園・野口秋人記念園の記念碑の前にて

 

tubakiyama2.jpg                                  野口秋人記念園碑