お知らせ東九州支部

■ 2014.08.08

今年も雨の「九重・山の安全を祈る日の集い」(東九州支部)

 

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法華院温泉・観音堂での慰霊祭のようす

九州本土の最高峰、九重連山のほぼ中央にある中岳(1791m)の南西、間にある御池を挟んで対峙する丘の上にある石碑。今から84年前の1930(昭和5年)8月、九重山で最初の遭難死亡事故となった二人の若者の慰霊碑である。

長年の風雨で劣化転倒していたこの大きな石碑を、4年前、東九州支部会員とその仲間が機材などを担ぎ上げて3日がかりで修復した。それを記念してその年(平成20年)の8月8日、支部会員を始め一般登山者も交えて、法華院温泉山荘の社長であり法華院白水寺第26台院主でもある弘藏岳久氏の読経で、80年前の二人の若者の慰霊を行って以来、毎年8月第1日曜日を「九重・山の安全を祈る日の集い」として、日本山岳会東九州支部と法華院温泉の共催で、一般登山者にも参加を呼びかけて慰霊祭を実施することとなった。

5回目を迎える今年の8月3日、折りからの台風12号の接近で、朝からの雨と霧と風で、山頂付近は荒れもようが予想されるため、急遽会場を法華院に変更。山荘の対岸にある観音堂に参加者20名が集結し、廣藏院主の読経のもとに参加者全員が焼香して遭難者の慰霊を行うとともに山の安全を祈った。

平成20年の最初の慰霊祭の開始直前に風雨が激しくなり、場所を御池の石室避難小屋に移して行って以来、山で遭難した人やその遺族などの涙を思わせるかのように、この行事は4年続けて雨の天気で慰霊碑前では行えず、避難小屋で実施しており、今年もかくなる次第であった。