埼玉支部における安全登山対策   (最終更新日;2013/09/22)

 2013年7月の二子山登山において転落事故が発生したことにより支部山行を中止しておりましたが、10月より支部の山行を再開いたします。
 また、事故以降、安全登山委員会や山行・集会委員会、および支部委員会において重ねて協議をおこない、安全登山の励行にむけ下記のとおり
「埼玉支部における安全登山対策」をまとめ、今後の支部活動の指針としていきますので、ご理解ご協力をお願いいたします。
 このことは、会員一人ひとりが安全な登山を行う意識と行動を認識し、支部をあげてその徹底に努めていく支部風土の醸成に向けた取組みであ
ります。小さなことの積み重ねが、私たちの命を守ることにつながります。
 また、十分な備えは万が一の場合にも適切な救助活動へとつながることを、今回の事故をとおして学びました。日頃のトレーニング、健康状態
の把握、山岳保険への加入、家族への報告、山行時の携行品の確認や保守点検、集団での登山における行動規範など、当たり前のことですが、
小さな積み重ねの上に私たちの命は守られ、楽しく有意義な登山活動が保たれているのだと思います。
 あらためて、皆様のご理解ご協力をお願いする次第です。


1.登山計画書、家族の情報等
・支部山行への参加者は、事前に山行集会委員会またはリーダーに参加申込みを行う。
 山行集会委員会またはリーダーは登山計画書を作成し、参加者(家族にも計画書のコピーなどを渡してもらう)、地元警察(登山者カードポスト、
 携帯電話による登山届の利用も可)などに送付する。
・参加者の氏名、住所、性別、生年月日(年齢)、保険証、山岳保険、緊急連絡先、持病等を記載した一覧を作成し、リーダーなどが持参する。
 (埼玉支部会員一覧表又は個人別緊急連絡カードを検討中)

2.チーフリーダー(CL)、サブリーダー(SL)の役割
・CL、SLは山行集会委員会で事前に決定し、登山計画書に記載する。
 山行当日は、参加者全員の自己紹介、CLまたはSLが登山コースを紹介、準備体操などを行う。
・事故時の対応はCLの指示で、参加者は決められた役割を分担する。

3.緊急連絡方法、支部及び家族への連絡
・リーダーは家族等(本人以外)への緊急連絡先を事前に把握しておくこと。
・埼玉支部への連絡先をあらかじめ決め計画書に記載するとともに、下山時、緊急時には支部にも連絡する。緊急時の対応は、事故現場と支部とで
 適切に役割を分担する。

4、登山コースの選定と参加者への情報提供
・登山コースを体力(歩行時間や距離)・技術(危険度、難易度)に応じて区分(例えば、☆、 ☆☆、 ☆☆☆、☆☆☆☆等)し、参加者に登山
 コースに関する情報提供を行うと共に、山行への参加条件とする場合もある。

5.適切な登山装備の整備及び使用方法
・装備の適正使用(保守・整備を含む)、ハイキングレスキュー等に関する講習会を計画的に実施する(新入会員への情報提供・教育訓練を含む)。
・山行目的に適合した個人装備を計画書に記載する。
・支部装備としてトランシーバーを携帯する。

6.個人及び共同装備
・個人装備:持病薬、救急絆創膏、救急包帯、三角巾、感染防止対策、非常食、カラビナ(2個)、スリング(60cmと120cm)、レスキューシートなど。
・共同装備:リーダーは共同装備の分担者を確認しておくこと。
ツエルト(全メンバーを収容可能なこと)、補助ロープ(6mm×20m)、医療用水(500ml×2本)、救急医薬品セット(一覧表を作成)等

7.登山時のオーダー
・基本的に、リーダーは最後尾を歩き全メンバーの体調などの行動全般を確認する、サブリーダー(又はコースリーダー)は先頭を歩き、次に登山初心者、
 体調の良くない人、体力的に弱い人等のオーダーを登山開始時(行動中は体調を確認しながら修正)に決めておく。安全登山や事故時の対策として、
 パーティを分散させないこと。

8.事故対応時の注意点
・レスキュー時の二次遭難事故(救助ヘリコプターに接近する場合など)には十分に注意する。

9.ヒヤリ・ハット事例の収集
・埼玉支部の山行で生じたヒヤリ・ハット事例を安全登山委員会で収集する。その結果を定期的に支部委員に提供し、安全登山対策として活用する。


以上の印刷用資料はこちら(Word文書)


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