2011年6月アーカイブ

 

・テーマ : 夏山登山の山岳気象 -観天望気と気象遭難-

・講師  : 環境省自然公園指導員・元気象庁山岳部員

       日本山岳会会員 城所邦夫氏

・場所  : 仲町川鍋ビル 8階会議室 (さいたま市大宮区仲町2-60)

20110615Kouenkai-1.jpg   20110615Kouenkai-2.jpg  
講師の城所氏   盛況の会場    
20110615Kouenkai-3.jpg        
スライドによる説明        

 



 

JAC埼玉支部 四季の山「安達太良山・一切経の山登り」に参加して(2011615日 斉藤幹雄)

20110612Adatara-3.JPG
安達太良山頂上で(2011-06-12)

 

小雨の羽生駅で正田さんご夫妻とお会いして鴻巣駅発のチャーターバスに乗り込みました。どなたもが心配したお天気も

山に向かっていくと次第に収まりとうとう福島支部の皆さんとお会いした浄土平では雨が収まり、翌日の安達太良山は全

く素晴らしいお天気に恵まれました。単純に晴れればうれしい山屋ですから本当にありがたいことです。

 

浄土平の観光ロッジでのお昼を済ませ出発、田部井さんには沼尻高原ロッジに5時との話、時間的に一切経は登らずに東

吾妻山の麓を周る鎌沼コースを行く、雪渓が残り雨上がりの冷たい空気が清々しい、福島支部のご長老伊藤さんがガスの

切れた鎌沼のほとりにたたずみ、雪解けの斜面に元気に生きる多くの花を一つ一つ確かめて「生きてて良かった」「ここ

に来これてよかった」と云いました、僕はそれを聞いて胸に迫るものがありました、本当に山を愛されていらっしゃるの

だなと感じたのはもちろんですが、浄土平での「お客様は例年の10%にも行かない、売り上げは5%ほど」と聞いたこ

とと合わさり「国敗れて山河あり」かと、伊藤さんの心境に察しが及びました、思いもよらない放射能の汚染とこの素晴

らしい自然の変わらない佇まいに励まされ今再び実感として国(福島の)の復活を願ったのではないでしょうか。姥が原

の姥神様に福島の皆さんと一緒にご挨拶させていただいたこともうれしいことでした、吾妻連峰を心底愛するこの日のリ

ーダーの佐藤さん(?)にもやはり長老伊藤さんと同じような感慨がきっとあるに違いないでしょう、植物の再生事業がボラ

ンティアによって成果を見せている現場では素敵な湿原を次世代に託する吾妻を大切にする福島市民の気概も伝わって来

ました。

 

沼尻高原ロッジに泊まったのも田部井さんにお会いできたのもうれしいことでした、田部井さんにはご多忙の中を本当に

ありがとうございました、これからもお元気でご活躍をお祈りしたいと思います。そして田部井さんの「東北の山に登ろ

う、東北に元気を」をこのような形(福島支部の皆さんとの交流)で参加実施できたことは埼玉支部のお陰(埼玉支部設

立一周年の両神山に参加できずに失礼いたしました)とありがたく喜ぶことが出来ました。

沼尻高原ロッジの評判のお湯はもちろんですが僕は夕食時(美味しいものだらけ)の特にニシンのさんしょう漬けがとて

も気に入りました、実は僕もニシンのさんしょう漬けを自前でやっていて「こんなうまいもの」といつも思っているので

自信にもなったことでした。

 

素晴らしい宴とお湯でたっぷり睡眠のとれた朝、美味しいおにぎりをもって記念写真、調達のバスで林道を上り沼尻の登

山口を7:15分出発、安達太良山を裏から登る感じ、いつもは登り口としている岳温泉に下るロングコース。 今日はや

はり福島支部の小林さんがリーダー、イワカガミやヤシオつつじの咲く急登をネマガリダケを採り(15本です、熊の大切

なごはんですから遠慮してます、今朝お味噌汁でそれは美味しく頂きました)スケッチポイントを確かめながら一気に登

る、遠くに真っ白な飯豊山と吾妻の主峰西吾妻が次第に大きく高く輝きをます、胸にしたたりつたう大汗が気持ち良い。

変化にとんだ尾根ルートだ、爆裂火口の沼の平を見下ろし荒々しい溶岩岩の船明神を攀じ、吹きさらしの馬の背から安達

太良山頂上へそしてき薬師岳からロープウエィで安達太良スキー場へ下る、14:00行動終了、標高差約600m(1

110mから1700m)を6時間45分の行程、石橋支部長さんも南波さんも全員予定通り無事・見事に走破すること

が出来ました。

一方で痛々しい地震の爪痕(キレツ・尾根を行く左手、沼の平側に緩みが明らか)が走り今回の企画山行がタイミングと

して本当に多くの意味を含んだ実行になったものと実感したことでした。

 

ところで、沼尻から船明神を上がったこのコースを選んだのは良いプランでしたね、バスやケーブルで高いところまで行

ってスタートすることが当たり前のように多く計画されますが、実は登りにこそ大きな喜びあるのですね、大汗をかいて

一呼吸を入れて景色を楽しむ、高度が上がるにつれて花も彩りを加え、遠くの山も一緒に上がって来て迫力を加えます、

ケーブルで上がってしまってはこうは行きませんもったいない話です、帰りの長い下りも事故のもとです。

 

また逸見様の写真集「吾妻連峰」をありがとうございました、特に稜線の朝(7ページ)は胸に迫る臨場感です、この場

所に立ち針葉樹の樹間に山スキーを滑らせることが出来ればどんなに気分が爽快なことでしょう、僕は吾妻をもっともっ

と知りたいと思ました。

 

 

福島支部の皆さまには本計画の交流会をとても楽しみしていただいたとお聞きしましたありがとうございます、本当に3

月11以前にいつになったら戻ることが出来るでしょう、僕もこのとんでもないことへの重い怒りを何処に持っていたらよ

いか解りません、ただ一つ山に登り祈ることが勇気を与えてくれそうに感じたことでした。  以上

20110611Azuma-1.JPG   20110611Azuma-2.JPG
鎌池への登り   姥神様
20110611Azuma-3.JPG   20110611Azuma-4.JPG
鎌沼から東吾妻   一切経
20110611Tabei-2.jpg   20110612Adatara-1.JPG
沼尻高原ロッジで田部井さんを囲んで(2011-06-11)   障子ヶ岩
20110612Adatara-2.JPG   20110611Azuma-Henmi.JPG
牛の背   逸見征勝「吾妻連峰」(平成21年3月29日発行)より「稜線の朝(西吾妻山)」

2019年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
お問い合わせ
〒350-0201
 
埼玉県坂戸市赤尾1910
 
mail:stm-inquiry@jac.or.jp
 
tel:080-2256-4829
 
事務局長:林 信行