2021年5月アーカイブ

日本山岳会主催 指導者講習会「観天望気」 報告

埼玉支部 東 洋子

pdf版報告はこちら → 「観天望気」報告

4月3日〜4日と日本山岳会主催の指導者講習会として、”観天望気”の学びの機会がありました。

本来は2月13日〜14日でしたが、コロナウィルスで延期となり、少し落ち着いた4月に開催され、埼玉支部からは私を含めて3人で参加しました。

 

以前から、機会があったら学びたいとは思っていましたが、”ヤマテン”などで名前が知れている猪熊隆之氏の講座と実際に八ヶ岳を見ながらの”観展望気”のライブ授業もあるとの事で、楽しみに出掛けました。

 

冊子の”山と渓谷”などでも特集が度々組まれる、読図・ロープワーク・観天望気という三種の神器!の一つで、山に登るなら知識として知らないといけない事。私は山岳部の経験もなく、また、自分から真剣に学ぼうとしたこともなかったので、講座を受けたのは初めて。参加した人:19人の中では高齢な方で、40歳代以下は2人でした。

 

まず、長野県警察山岳救助隊の副隊長の母袋さんの山岳遭難の事故の話があり、それに続いて猪熊さんの講義がありました。

この時の講義は”気象リスクマネジメント”という題でテキストに沿っての話でした。計画段階で登山の成否の半分は決まる。登山計画を立てた時にリスクの想定と対策を練ること。登山ルートにより気象リスクは大きく違ってくる。

気象遭難:①低体温症 ②落雷 ③沢の増水 ④突風による転落死 他に雪崩や熱中症。これは森林限界を超える山でリスクは大きくなっている。これを防ぐには、まずは天気図。そして登山中の雲や風を確認する。

 

天気がどうして崩れるのか?山があるから。海との位置関係。そして等圧線の向き(風向き)等圧線の間隔(風速)について、パワーポイントを使っての講義でした。そして夕飯と風呂。

 

その後、2つのグループに別れて、秋山10月5〜7日に白馬岳に栂池自然園側から登頂するという想定で討議と講義が10時過ぎまでありました。この時の天気図が示されていましたが、太平洋に二つの高気圧。大陸には低気圧。そして日本海には前線。実際に遭難事故が起きた気象状況で、この場合に出発をしてから、どんな気象になるのか?3000m上空ではどんな風が吹いているのか?どこで引き返したら良いのかなどを、グループで討論し、発表して、学び合いました。

 

翌日は、学習にはもってこいの?曇り。これから雨が降り出すという予報の空模様。その中を宿泊していた小諸の安藤百福センターの近くの八ヶ岳パノラマトレイルや蓼科を展望するコースを歩きながら、ライブ授業を受けました。雨予報でしたが時折雨粒を感じるくらいで、降られずに終了。雲を観察しながら、風の通り道を感じたり、学んだり。小諸という地形が盆地で山岳地帯とは大きく違っている事なども体感しました。

 

この講習で、スキー仲間の山岳部員だったおばさま方が言っていた言葉を思い出しました。

”朝日のチャッカリ、姑のニッコリ、油断めさるな”

 

調子の良さそうな時には、後が危ないと!気をつけなさいよと。この日は確かに明るいのだけど、雲が多く、雲の流れもあって、”あれがレンズ雲”などと説明を受けていました。これから荒れてくる前兆の雲。

 

富士山がよく見える山にゆくと、雲をまとった姿をよく見ます。その雲により、これから荒れてくるのか?風が強くて、山の向こう側にゆけないのか?まだ学びが足りないと、学びはじめて知りました。感覚ではなく、きちんと知識が必要だと。

岩トレに参加して

        pdf版はこちら → 岩トレ参加報告

実施日:4月24日(土)

場 所:平戸の岩場

集 合:東吾野駅9:35 解散:15:00

参加者:12名

 

埼玉やま塾2期生から埼玉支部に入会しましたが、コロナ禍の影響で支部の山行になかなか参加できず、今回の岩トレが初めての参加となりました。

これまで岩登りをやろうなんて夢にも思っていませんでしたが、いつか憧れの岩稜帯の山へ行ってみたいとの思いから貴重な機会なので参加申込させていただきました。

東吾野駅に集合後は歩き・車と各々で平戸の岩場へ向かい、岩場には3ヶ所のロープを準備していただきました。

ヘルメット・ハーネスを装着し二人一組でチェック、まずはロープの結び方を教えていただき、皆で揃って8の字結びを繰り返し何度も練習しました。

なんとか8の字結びが出来るようになって、岩登りの見本を見せていただき、3点支持、足は横にはせず真っすぐに置く等を教えていただき、いよいよ3ヶ所に分かれて岩登りの練習開始です。

岩登りをする人は手足をどこに置いたらいいのか試行錯誤しながら、ビレイをしてくれている方や見学している方からの様々なアドバイスに耳を傾けながら登っていきます。

下から見ていると「あの場所に足を置ける」と気付けるのですが、実際に登っている時にはなかなか気付けないため、皆さんからのアドバイスがとっても助かります。

一番上まで行くことができるととても達成感がありました。

岩登りとビレイ(命を預かることになるので重要)の練習は皆で交代しながら全員が3ヶ所の岩場登りを経験するまで続き、その後、緊急時等にスリングでチェストタイプの簡易ハーネスつくるということを教えていただき、何度か結び方の練習をしたところでちょうど終了時間となりました。

岩トレ終了後は参加者全員で平戸の岩場を管理されている大野さんのご自宅にご挨拶に伺い、「ココ(岩場)まで来なくても日頃の生活中でもトレーニングはできるよ」と、色々なことを教えていただいたので、日頃の生活の中で実践していきたいなと思いました。

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ハーネスに8の字結びをきれいに結ぼう

 

 

登山靴で登る

 

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お昼休みにおまけで、シートベントでチェストハーネス作り   ビレイは真剣に!命を預かってます

 

企画いただいた轟さんをはじめ、大山支部長、山学同人/河合さん、小池さんにはご指導いただきありがとうございました。

またご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。

天候に恵まれ、とても貴重な体験ができ、楽しい一日を過ごさせていただきましたこと、感謝致します。

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これまで同様にコロナ対策に気を付けながら、今年は色々な山行に参加してみたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

小林弘美

2021度 第2回支部委員会報告 (5月度) を掲載しました。

  Top → 活動案内 → 総務委員会 → 支部委員会報告をご覧ください。

  こちらからも参照できます。 → 5月度議事録

  ※尚、「支部委員会報告(議事録)」を参照するには「会員ページログイン」用のID、パスワードが必要です。  

                 記: 事務局長 林  (代:稲越)

JAC埼玉支部・2021年6月山行

第二回岩トレ「平戸の岩場」

憧れの岩稜帯へ!「岩トレに参加してみませんか?」

 4月の岩トレは、8人の参加とスタッフ4人で開催されました。

トップロープでたくさん登り、結びは二つ(8の字・シートベント)練習しました。

今回はザックを背負って登ってみたり、懸垂下降が練習できたらと思っています。

初めての参加もOKです!

目標:岩場での3点支持を身に付ける

8の字結びでロープをつなぐ

カラビナとスリングでセルフビレイ(安全確保)を取る

確かな懸垂下降ができるようになる

危険個所をスムーズに通過しリスクを減らす

岩トレを行う東吾野の平戸の岩場は、登山靴でも登れる易しいルートがあり、高さも10m弱で、登山靴やアイゼンで登る練習と、あまり恐怖を抱かずに懸垂下降の練習もできます。基本のロープワークも覚えましょう。

 

1)2021年6月26日土曜日 

2)場所:平戸の岩場

3)集合場所と時間:東吾野駅・9時35分

  ここから、車か徒歩で5分くらいで岩場です

4)解散:15時くらい

5)募集人数:8人

6)持ち物:ヘルメット(必須)・登山靴・あればクライミング用具・食べ物・飲み物

      装具については、申し込み時にお持ちのものをお知らせください。

       ハーネスは、サイズが合えばお貸しできます。

7)参加条件:クライミング対応の山岳保険に加入していること

8)申し込み:6月20日まで

  ※申込時に、会員番号・電話番号・保険の種類・緊急連絡先をお知らせください。

山行委員:轟 涼 080-5455-7216

Email:r-todoroki@mvf.biglobe.ne.jp  ryo-tod817@ezweb.ne.jp

雨予報の場合は、東吾野の大野氏のアルパイン道場か、入間のクライミングジムに希望者で行きたいと思います。前日に参加者に確認いたします。

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