記念山行開催

●2010/04/11 記念山行開催

 埼玉の県名を冠した支部の記念山行が4月11日の日曜日.馴染みの深い奥武蔵の丸山と決定し実行

された。以下はその記念山行の一日を追ったものである。

 当日は、西武秩父線芦ケ久保駅前に電車、車などで集合した参加者は男女合わせて32名支部長挨

拶に続き担当者から今日の日程の説明を受けた後、一同は2班に分かれ出発した。天候も時々雲間か

ら日のさす、まずまずの山行日和となった。

 国道299号を渡り、舗装された登り道をたどる。目的とする山は.北緯35度59分19秒 東経139

度09分34秒 標高960.3mの丸山である。登るにつれ淡いピンクの花の山桜、スイセンは黄色の花

で我々を迎えてくれた。

 出発して40分もしたころカタクリの自生地の案内板がありこれに導かれ、一寸寄り道をする。山

の傾斜地には力タクリが可憐な花を地に向けひっそりと咲いていた。そんな姿を写真に納める会

員。目に焼き付かせる会員、それぞれ思い思いの一時を過ごし元に戻った。

 再び山道を山頂目指し歩を進める。標高700m程登ったあたりで左手の樹木の間からは秩父の名

峰、両神山その右手には雪をまとった浅聞山の姿が望まれた。さらに山道を登り野外センターの案

内板を見ながら右に登路をとる。展望台のある頂上に到着したのは12時を少々まわっていた。この

ころより雲の切れ間が多くなり.太陽の日差しが強くなって日蔭でないと暑いくらいとなった。参加

者は思い思いの場所に腰を下ろし昼食とした。昼食を終えた会員は展望台に上がり奥秩父の山波、

西上州の山々、赤城の山の右には日光の山と、その前山の安蘇の里山、近くには堂平山、笠山、奥

武蔵の峰々は手の届きそうな目前に、360度の展望を楽しんだ。

 一休みの後全員集合し改めて自己紹介、男女とも多才な埼玉支部の面々.同好の志の集いは楽しさ

いっぱいの昼食タイムとなった。続いて予め用意されていた歌集を手に全員でコーラス、岳人の歌

をはじめ、雪山讃歌、四季の歌など6曲程を四囲の山にこだまさせ、頂上での休息時間は瞬く間に

過ぎた。

 帰路は大野峠経由で林聞の山道を下る。途中沢沿いで一休み、このころより少し風が出てくる。

天候の変化を思わせる風。空も幾分暗くなってきた。まだ雨粒は落ちて来ないが気になる空模様。

駅前に戻るまでは何とかもってほしいと願いながら歩を進める。

 やがて眼下に国道が見え、民家の横を通りぬけると舗装道路に出た。飯能から秩父に通ずる国道

299号線の歩道に出たあたりからぽつぽつと雨が落ちて来た。傘を必要とするほどではない。車に

注意しながら2キロ程の側道を芦ケ久保駅に向かう。全員が駅前に到着したのは午後3時を少し過ぎ

ていた。

 駅前で簡単に解散式をし、今回の記念山行はなんのトラブルもなく無事終了した。

記念山行に想う

 歴史ある日本山岳会。その30番目の支部として発足した『埼玉支部』の第一歩が踏み出された。

その記念すべき最初の山行に参加し、改めて山岳会の会員としての自覚を強くした。

 日本山岳会の名にふさわしい品格と識見、自然に対する謙虚な姿勢、自己の力量を知り足元の山

を大切にする心.などなど多くが想い起こされた一日であった。

 一つの組織が作られこれを維持発展させていくとき、この先に立ち役目を負う方々の御苦労を思

い、一会員として何ができるだろうか、何をすべきかを自己に問うたとき、先ずは行事に出席する

ことではないかとの考えのもとに今回参加したものである。

 そして多くの会員の方々との面識を持つことができた。組織とは有り難いもので、初対面の方で

あってもすぐにうちとけ、会話の中からも人柄を感じ、楽しい思い出で多い一日を過ごす事が出来

た。

 私自身としては.既に後期高齢者となり、能力・体力共に減退の一途をたどる身ではあるが、山歩

きを通じこの減退に少しでもブレーキを掛ける事が出来ればとの思いで今後とも身に相応した山行

を続けて行きたく考えるものである。 (文:藤野欣也会員)

丸山山頂の集い

記念撮影

全員でコーラス

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