西俣の峰~飯豊北股岳 単独13時間で踏破する

1月24日に飯豊連峰の北股岳へと足を運んできた。 

例年であれば暴風と豪雪に閉ざされ、考えることすらもしない場所ではある。しかし、大寒波が過ぎたとたんに三月ではないかと思うほどの気候に変化、前日には頼母木山まで登った登山者もおりトレースも使用でき、このまたとないチャンスを利用した。

早朝とは言えない深夜一時、梅花皮荘駐車場より歩き始める。道路脇の積雪は2メートルは有ろうか。民宿川入より先はかんじきを装着。トレースは信じられないくらいはっきりと頼母木山を指す。
さほど沈み込みも苦労もせずに西俣へ。闇夜に照らし出される樹氷は綺麗だ。この日樹氷をみられたのはこの地点だけである。枯松峰の雪庇は成長続けるも既にクラックが入る。
雲海の中に入ったが頼母木の平原の頃には抜け出し、遠く山形側の明かりが目に飛び込む。晴れはせずとも稜線は歩けるだろう。

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薄暗い地神、二階まで埋まってしまった門内小屋を越え北股岳へ。

ガスが広がってしまい視認できない北股岳だが、それが普通と思う。尻尾の付いた鳥居は年々少しずつ歪んでいる気がする。強い材料できているとのことなのでいつまでもそこには在って欲しい。

帰りに二ツ峰の直下まで足を運んだ。勿論この時期なので雪上のまま歩ける。

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雪の付きが悪く登頂は叶わなかったが、何時訪れても格別の雰囲気があり、私は好きだ。

 

後半は青空が広がり1月の太陽から暖かい恩恵を受ける。

頼母木小屋の屋根から雫が落ちた。

真冬の刹那、開かれたドアに立ち会えたことに感謝したい。

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                                                  移動距離 30km       多田 和広 記

 

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