わが国全土を約4、000図葉でカバーする基本図が「1:25、000地形図」。
国土地理院のウェブサイト電子国土ポータル(http://porta1.cyberjapan.jp/index..html) から、「電子国土基本図(地図情報)]が平成23年2月1日に正式公開されている。
(従前の地形図から取得基準、表現方法が一部変更されている。)
わが国の位置と標高の基準は[日本経緯度原点]と「日本水準原点」.
日本経緯度原点:東京都港区麻布台2-18-1(旧・東京天文台)
経度東経 139゜ 4y 28″ .8869 緯度北緯 35゜ 3y 29″ .1572
方位角 32° 2(y 46″ .209(つくば超長基線電波干渉計観測点に対する値)
日本水準原点:東京都千代田区永田町1-1-2(国会前庭北地区憲政記念館構内)
東京湾平均海面上24.3900m(平成23年10月21日改定)
東北地方太平洋沖地震の影響による地殻変動が観測されたため、平成23年10月2↓日改定
(経綸度原点は東に0.0110″(276.7mm)移動、水準原点は24mm沈下したということ.)
地形図(電子国土基本図(地図情報))における地形表現
1kmを4cmで表現、1図葉が概ね10km四方を表現
等高線:主曲線:10mごと、計曲線:50mごと、補助曲線:(補助的に)5m又は2.5mごと
上崖、岩崖:原則として、高さ5m以上かつ長さ500m以上のものに適用
雨裂:雨水の流れ二よりできる谷上の地形で概ね25m以上のものを取得
岩:大きさ概ね40mx40m以上のものに適用
砂徨地、湿地:大きさ概ね250mx250m以上のものに適用
滝:概ねの高さが5m以上、落口の幅が20m以上のものに適用
(適用範囲に満たないものでも、特に著名なものについては、落口の幅を20mとして表現)
万年雪:9月期の状態で大きさ概ね250mx250m以上のものに適用(地形図の季節は晩夏?)
磁気図2010.0年値 東京周辺の偏角(真北と磁北のなす角度)は、およそ酉偏7度。
(この40年間で方位磁針の示す向きは、約0.7度西に変化している。伊能忠敬が地図を作
成した200年前は、偏角はほぼO度(真北と磁北がほぼ一致)していた。)