昭和54年11月16日当委員会では大きなものから小さなものという趣旨のもとに、日立製作所電力事業部の藤根勲氏と、オプティマス・ジャパンの片野一雄社長並びに伏見源治氏を招き、それぞれ「燃焼工学について」「登山用コンロ最近の進歩」と題する講演と実演をやって頂いた。
燃焼工学の講演では大型ボイラーを含む燃焼全般の物理化学や不完全燃焼、あるいは公害ガスの問題が取り上げられ、燃料として、ガソリンとプロパンの優秀性、ケロシンとブタンの安全性などが論ぜられた。登山用コンロではオプティマス323、123等 今後発売予定の新機種についての実演も行われた。寒冷地使用や火力の調節、燃料の運搬具などになお間題があり、単に液燃よりガス化といった傾向だけで機種を決められないという説明もなされた。
山417 (1980/3月号)