昨年(2011年)12月3日に開催された日本山岳会年次晩餐会の席上、当支部の会員である實川欣伸(じつかわよしのぶ)会員が日本山岳会長特別表彰を受けました。少し遅くなりましたが報告いたします。
この表彰は、實川会員がこの年に達成した富士山1111回登頂の偉業を称えたものです。實川会員は1943年神奈川県生まれです。1985年に初めて富士山に登り、以来回数を重ねて2010年に1000回に達しました。この間、東京駅から歩き始めて山頂に至ったり、4登山口を一筆書きのように連続して上り下りしたり、はたまた富士宮口を不眠不休で8連続登頂したり、と登り方も尋常ではありません。
さらに富士山だけでなく、日本海からスタートして車道も全て歩いて北・中央・南アルプスを踏破して太平洋に至る山旅も行っています。また世界7大陸最高峰にも挑んでいて、残るはエベレストだけとなっています。正に超人です。
今後も實川会員は年200回のペースで富士山に登り続けるつもりとのことです。今年6月現在1230回を越えました。またエベレストにも機会を得て挑む予定でいます。今後の活躍に期待しましょう。
尾上会長からの表彰理由説明
会員である皇太子殿下ご到着前に自民党総裁谷垣会員と歓談する實川会員
偉業を称えた表彰状
著書「富士山に千回登りました」
(報告・諏訪部)