9月山行 上高地山岳研究所泊・徳本峠越え

日程 2002年9月28・29日(土・日)
天候 第1日曇り時々雨、第2日曇り時々晴れ、時々雨
コース 上高地山岳研究所〜明神〜徳本峠〜岩魚止め小屋〜島々宿
参加者 辻橋、平野、保坂、小山、高橋(宏)、山本  6名 永田氏は別グループで参加
係り 辻橋
記録 山本

9月28日
三々五々上高地山岳研究所に集合となる。霧雨が降ったりやんだりした天気の中、一番の到着は山本。山研では木村管理人ご夫妻がまだ準備の段階で荷物を玄関においてそそくさと上高地の散策に出かけた。続いて平野さん保坂さん、高橋さん、急遽欠席となった会長の代役で買出し係となった小山さんが本日のメニューの手巻き寿司の材料、刺身5人前を提げて到着。最後にこれも幹事福原さんの代役食当となった辻橋さんが5時半に到着、既に山研の回りは真っ暗な闇に包まれていた。



山研玄関で


明神分岐
 先着組みは既に風呂に入り、ビールで酒盛りを始めていたが、辻橋さんの到着で一気に食事の支度に取り掛かる。隣のテーブルでは、同宿のインターネット小委員会のメンバーが鍋の支度に取り掛かっていた。永田さんはそちらに参加。辻橋さんの手際の良い料理支度であっという間に本日のメインメニュー手巻き寿司が出来上がって乾杯。今回初参加の平野氏を囲んで自己紹介。平野氏から96年同期会がこんなに活発に活動していたとは知らなかった、岐阜在住なので東京まで出かけるのは無理だが、近くの山行であれば是非参加したいとのコメントが出る。今後の同好会への移行計画等を話して参加を促す。後は皆で明日の山行計画を話し合い、折角だから全員同じ行動を取ろうということで、岳沢コース、焼岳コース、徳本峠コースの中から小山さんの選択にゆだねる事にした。結果、徳本峠を越えて島々宿まで行く事に決定。10時過ぎ就寝。



徳本峠方面の紅葉


徳本峠展望台から明神岳、奥穂高岳

 9月29日
6時45分山研出発。徳本峠目指して明神へ向かう。辻橋さんは残念ながら上高地散策を選び、5人での出発となった。天気はうす曇りながら、空には一部青空が広がってきた。晴れ男平野氏のツキで徳本峠からの明神・穂高の峰峯の大展望を信じて明神を右折、左右の山々の紅葉を眺めながらゆっくり登っていく。途中で後ろを振り返ると明神・穂高の峰峯が雲の切れ間にびっくりするような姿を見せていた。そろそろ峠に差し掛かるころ、したからオーイと呼びかける女性の声が聞こえる。誰かも知れずこちらもオーイと呼びかける。だんだん近くなってくる、するとその声の主が我々に追いつた。なんと辻橋さんではないか。約1時間後に思い直して追いかけてきたとのこと。なんと早いこと。辻橋さんは元エーデルワイスクラブ会員で、この道は何十回となく反対側から登っているとのことで道は知り尽くしている。こちらのグループの足も知っているのでここら辺で追いつくだろう計算して急いだとのこと。昨日のメンバー全員で峠の展望台へ到着。



展望台にて


展望台で乾杯

明神・穂高の峰峯の大展望を前にして、皆で記念撮影と平野氏持参の発泡酒で乾杯。アー、おいしい。皆さんご苦労様でした。ここで岐阜に帰られる平野さんとお別れ。名残は惜しいものの、再会を約して別れる。後は下り一方となり、途中の岩魚止め小屋からは小山さんが先頭を行く。しかし、長い下りの上、木の桟橋が非常に滑りやすく、歩きづらい。岩もツルツルで良く滑る。ほとんど全員が2〜3度滑ってすってんころりん。私は体が完全に宙に浮いて腰からドスンと落ちて、腰に大ダメージを受ける。こんなことは初めての経験で、一気に歩く気力を失っていく。やっと二俣に到着。これから約2時間の林道歩きが続く。お腹がすいて、足が上がらなくなった時に島々宿の登山口に到着。地元のおばさんに「上から来られましたか、ご苦労様でした」とねぎらいの言葉を頂く。16時45分。10時間の山行が終了。全員何度か滑って転んだが、怪我も無く無事に到着。長い行程を皆さんご苦労様でした。お天気男の平野さんありがとうございました。またお会いしましょう。全員の無事を感謝し、それぞれ東京、御代田、上諏訪の自宅に向かった。


会の発展を応援する燃えるような夕焼け(松本駅のレストランから)


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