高尾山口駅前で9時に待ち合わせた。駅前の公園で支度を整えて出発。四辻を過ぎてベンチのある陽だまりのところまでちょうど30分、準備運動を兼ねてゆっくり歩く。
明るい雑木林の中を行き、ヒノキの樹林帯に入ると、拓大の鉄条網に沿って歩くようになる。またまたちょうど30分で草戸峠に着いた。峠からの高尾山方面の眺望は素晴らしいが、紅葉は始まったばかりだ。
草戸山頂を素通りして階段を下る。以前は、段の一つひとつが、土が雨水に流されてハードルのようになっていたので敬遠していたのだが、きれいに直されてしっかりした階段になっていた。小山さんの意見で、今日は、階段を忠実に上り下りして行くことにした。
草戸山から三沢峠までは観光道路のように整備されていたが、三沢峠を過ぎると山道らしくなった。前回の山行で登ったピークは省略して、登らなかったものはきちんと踏むことにした。
津久井湖を見下ろせる展望台で、コーヒーを楽しみながら富士山を見たいと思ったが、今日も雲の中だ。
中沢山を省略して巻き道を行く。前回、「うかい鳥山」へ下った分岐点中沢峠を右に見て、まっすぐ金毘羅山へ向かう。金毘羅山の頂上は4等三角点が埋められてあり、城山方面の眺めがよい。二人で岩に腰を下ろし、しばし黙して見惚れた。
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