個人山行 新潟/弥彦山・国上山

日程 2005年4月8〜9日(日)
参加者 辻橋、江村
記録 辻橋

 今年もまた、新潟の山へ大好きな花たちに逢いに出かける季節になった。
近年、だいぶ楽になっていた花粉症が今年はひどい症状になって、1週間ほどハワイへ逃げ出したものの、例年なら治まる花粉症が今年は成田に戻った瞬間から再び、目も鼻もグチュグチュになってしまい、山行は恐怖なのだったが、可愛い花たちとの再会が楽しみで、江村ちゃんと出かけてきました。

4月8日、新宿発の夜行列車〔ムーンライト・越後)は全席指定。車掌の話では予約満席のはずが、なぜか?がらがら、1/3も埋まらないまま、新潟へ。
早朝4:51新潟着、駅の待合室で一休みするが、得体の知れないおっさんや酔っ払いのお休み所になっていたので、早々に駅前の、ファミレスに避難。ここで時間調整をして、吉田経由で弥彦まで行く。
今日は、2山掛け持ちの予定なので、弥彦山ののぼりはロープゥエイにする。
始発までには充分時間があったが、コンクリートの道を30〜40分歩く気はしないのでタクシーでロープゥエイ駅へ向かう。
8時40分の始発に乗って弥彦山頂駅へ。天気も良さそう。さあ、いよいよ出発。
雪解け間じかで、ぬかるんだ道をまずは奥社へ。始終ご縁があるようにとの、江村ちゃんの言で45円の半端なお賽銭をあげる! ここから、西生寺への下山路をとる。


ミスミソウ(pink)


ミスミソウ(purple)

 まず初めにあったのは、直径3cmほどの大きなコシノカンアオイ。下るに従い、最初はポチポチ目にしていたお目当てのミスミソウやカタクリが段々に群落となって表れ、数が増えて見渡す限りの花、花、花。
斜面をピンクに染めるカタクリ、薄紫、白、ブルー色とりどりのミスミソウ。
ちょうどぴったりの開花期に出会える喜びは、数多く通っていても、そんなにおおくは味わえない。(地元の方は、2〜3日前が最高だった!と言っていたが)
「気が狂いそ〜〜」と悲鳴にも似た、感激の声を発する江村ちゃん!
そう!私も数年前始めて角田山や国上山で、出会った花たちの中で感動を表現出来ない苛立ちで,怒りにも似た感激の気分にひたったことがあった。
この後もズーっと登山路の両サイド、花たちは途切れることなく下山口まで続いた。


ミスミソウ(white)


ミスミソウ(white_pink)

 西生寺からタクシーを呼んで、国上山の駐車場まで行く。
広場の先の展望台から、目の先間近に佐渡が浮かぶ、日本海を眼下に眺めながらゆっくりと昼食。青空には,数機のハングライダーが悠々と舞っている。なんと言う贅沢な気分でしょう。
昼食後は国上山(くがみやま)へ。蛇崩への分岐まで、カタクリ、ミスミソウを道の両側に見ても、初見えなら充分に、歓声の上がるところなのに人間てなんて贅沢なのでしょう。
午前中の弥彦で、大満足してしまった今、花たちに向ける感動は薄い。ご免ね!
この山でのお目当ては、牧野スミレ。太平洋側ではなかなか出会えない貴重なスミレだ。全長10cmにも満たない可愛いスミレ。濃いピンクと細長い葉が特徴。
残念ながら今年はまだその姿は目に出来なかった。
この山は、標高こそ、3百数十mながら、岩っぽいところもあり変化のある登り甲斐のある山なのだ。ここでも例年通りの場所で、花たちと再会をはたして2山の花旅を終えた。


ミスミソウ(white_pink)


カタクリ

 数年来通って、その変化も目の当たりにしてきた。
最初に尋ねた角田山の花たちは今激減してしまった。国上山の群落の場所も、数年前の面影はない。
自然のままに、柵やロープに阻まれず花たちを愛でることが出来る環境がいつまでも続くことを願っているが、良い株をみつければ、近寄って写真を撮りたくもなるし、傍によって眺めたくもなるのが人情だろう。そうして脇道があちこちに出来、花たちの数が減って行く。
盗掘も、多いのだろう。花たちの自然を守るには、そのエリアに立ち入らぬのが一番。其処へ毎年通いながらそう考える己が矛盾にどう始末をつけようか?
新潟でのお楽しみはもう一つあるのです。毎回山行の締めくくりに、美味しい食事を頂きに通うお店があるのです。
ベルジュダイニング(川の傍の意)・COO(クー)という味も雰囲気も大好きな所で、皆さんにもお勧めです。
機会がある方は、お教えしますのでお一報ください!!


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