「初日」本隊は浅草10時20分発の電車で出発。自動車組は植木さん運転の車に菅原,土田が同乗し町田を9時に立つ。遠山,喜多さんは,それぞれ車で出発。
自動車組は東北道を西那須野で下りた後、塩原の手前の蕎麦屋で昼食とする。能書きを読むと、辛み大根そばが店のウリのようだ。なにしろこの大根は、この店と黒磯にある本店以外では食べられないという。塩原近辺には蕎麦屋がやたら多いようで食事後のドライブ中でも蕎麦屋の看板を多くみかける。そのいずれも辛み大根とあるのは何故なのか。でもあの蕎麦はうまかった。 すりおろした辛みの強い大根がそばつゆの味をうまく引き立て、そばとうまくからんでいた。
塩原を抜け会津西街道に入り、今日の目的地横川パーキングが近くなった時である。なんと脇道から登山姿の一団が出てくるではないか。男鹿高原駅で下車した本隊とドンピシャで遭った訳だ。 植木さんのパジェロのキャリアにテント・ザック等全てを乗せた次第である。
2時30分横川パーキングに到着。程なく残る2名も着いて全員集合。 横川パーキングには,お土産屋があり従ってビールもある。パーキングに隣接して芝生があり、快適なキャンプができる(会長が事前に関係機関から許可をもらっています)。遠山さん他日帰り組は山王峠までの往復に出かけ、我々はテントの設営。3つのテントを張り終えたのが、3時30分でした。
早速宴会が始まる.今回は、芋焼酎・日本酒・ウイスキー・電気ブランと、種類も豊富な上に量もたっぷりである。誰かの計算によると日本酒換算で1人平均7合のアルコールだそうである。
宴会は植木シェフの豚汁を肴に延々と続く。日帰りグループは7時頃に帰ったようだ。このあたりから、記録係の記録・記憶があやしくなる。9時頃に酔いと眠気でダウンした。
12時過ぎまで続いていたとか、いろいろな逸話とか、噂はきくが定かではない。
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1.AM7:24 957m頂上、松の大木有り
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2.AM8:01 落葉とツツジの稜線にて
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「2日目」昨日は良い天気であったが、予報どおり朝から曇っている。前日の豚汁とご飯で朝食を済ませ6時40分に出発。旧国道(廃道)を歩いて7時5分山王峠。山王峠の先しばらくは、ツツジが満開のなかを歩く。植木さんが要所に赤のマーキングテープを張って行く。
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3.AM8:43 境界杭
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4.AM8:44 境界杭
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8時に地図上の1074m地点に着く。ここまでは明瞭な踏跡がついていたが、この先はほとんど無かった。1212mへの分岐8時45分。県境標識あり。ここまで5分程の小休止3回。9時20分小ピークに着いた。山王峠で較正した時計は、大倉山の高度1188とほぼ同じ数字を示している。しかし三角点は無いし、周りは林で山の頂上らしくないので本当の頂上はこの先であるはずと、さらに登ることにした。小さなピークがつづき、最後のピークで9時40分。時計から判断すると地図上1224m地点である。大倉山は、さきほどの小ピークであった。山王峠からここまでほとんど藪こぎは無かったが,最後のピーク近くで数十bの間だが藪こぎになったのでこの先男鹿岳までは,ある程度藪を覚悟したほうが良さそうである。全体として2箇所のやや急峻な登り・下りを除いて、ゆるやかな登り下りの連続であった。曇っていたこともあるが,木々が密集して視界がきかない地域である。10時5分大倉山に戻る。ここで昼食をとる。まわりはぶな林である。
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5.AM9:02 赤テープと稜線
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6.AM10:08 1,188m大倉山
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10時30分下山開始。途中ぽつぽつと雨が落ちはじめ、最後は雨具を出すことになる。13時山王峠。下りに2時間半掛かったのには訳がある。一つは土田のチョンボである。用たしをして皆に追いつく途中、1212mへの分岐点でルートを間違えたのである。皆さん待たしてしまって申し訳ありませんでした。2つ目は1000m近辺でほぼ90度左折すべき所を、そのまま下り山王峠の標高レベルまで降りてルートをはずしたことに気づき、登り返したことによる。13時30分横川パーキングに戻る。雨の中テントを撤収し、帰りは会津鬼怒川線中三衣駅近くの温泉男鹿の湯でさっぱりと汗を流した。本隊は3時54分の電車で浅草に向い、我々は東北道経由で帰る。東北道は勿論,首都高速も正月元旦並みの車の混みよう。まったく空いていた。ドライブは、ゴールデンウイークの次の週末に限るようだ。
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